令和4年6月11日(土)
枇杷の実
バラ科の常緑高木で果樹として栽培、高さ10m
12月頃に地味な黄白色の芳香のある小花を付ける。
果実は約半年後の今頃(6月)に熟する。
倒卵形の黄橙色の実で、表面には綿毛がある。
熟した実は果肉は甘く、皮は薄く手で簡単に向ける。
実の割には種は大きく、黒光りしている。
葉は長楕円形の大型で、厚みのある濃緑色の葉と黄橙
色の熟した実の対比は鮮やかで美しい。
実は食用とし、葉は薬用となり木材は堅く木刀となる。
枇杷の葉を干して煎じ、肉桂や甘茶を加え混ぜたもの
を「枇杷茶湯」といい、江戸時代には京や江戸の街の
店先で、暑気払いのために振る舞ったと伝えられる。
6月に入り、ご近所等から枇杷の実をよく頂く。
その殆どが楕円形の実で、自家の庭に生ったものだが、
中に真ん丸の大きな実を頂いた事がある。
ご近所のお宅が、中元用に届いたものを「御裾分け」
下さったものである。
どれも瑞々しく、甘く美味しい、、、、、
お陰様で、ここ数年は買った事がない。(カミさんの功
徳のお陰か?頂き物が多い。)
枇杷は手で簡単に剥けるが、カミさんが剥いた物を頂く。
平凡な幸せな、一時、、かも知れない。
今日の1句
枇杷を剥く皴の手に在る甘さかな ヤギ爺
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