令和4年6月7日(火)
水 芭 蕉
サトイモ科の多年草
本州中部から以北の山間部、高原の湿地・沼地に群生する。
雪解けを待って5~6月頃に、葉よりも先に高さ20cm
位の薄緑色の肉質棒状の花穂を出し、白帆のような先の尖
った純白の大きな仏焔苞を立て群生する。
花が終わる頃と、芭蕉に似た大きな長楕円形の葉が伸びる
ので、「水芭蕉」の名がある。
葉は淡緑色で長さは1mに達するものもある。
関東地方では尾瀬沼が有名であるが、この地方では白鳥庭園
や徳川園などの庭園にみられる。
私は前回の東京オリンピックの頃に寮生活をしていたが、
その頃、寮の先輩に登山(私のはハイキング程度)に誘われ
丹沢、大山、那須等の近郊へ出かけた。
その頃には歌声喫茶(灯、カチューシャ等)にも出かけて、
山の歌などを歌い、リクエストの多かった歌に「夏の思い出」
があった。
「夏が来れば思い出す、春かな尾瀬、、、」この歌に誘われる
ように、一度だけ尾瀬沼に出掛けた事がある。
この頃はハイキングコースのNo,1に上げられ、挙って出かけ
る。
正に、歌の通りの景が広がり、この頃の一番の思い出である。
夏の思い出
作詞 : 江間 章子、作曲 : 中田 善直
夏が来れば 思い出す
遙かな尾瀬 遠い空
霧の中に 浮かび来る
優しい影 野の小径
水芭蕉の花が咲いている
夢見て咲いている 水の辺り
石楠花色に 黄昏る
遙かな尾瀬 遠い空
1949年(昭和24年)NHKのラジオ歌謡で、石井好子さん
の歌が流れて瞬く間に広まり、その後1962年(昭和37年)
NHK「みんなの歌」でも紹介されて、曲中の「尾瀬沼」は人気
の的となり、ハイキングコースNO,1となった。
尾瀬沼は、私の生涯の思い出の地である、、、、、
今日の1句
水芭蕉旅の思ひを準へる ヤギ爺
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