令和5年1月21日(土)
襟 巻 : マフラー、首 巻
寒さを防ぐ為に首に巻くものであるから「首巻」ともいう。
現代では「マフラー」という語の方が一般的である。
毛織物、絹、毛糸で編んだものや毛皮で作られる物もある。
男女共に色や素材をファッションとして楽しむ。
一時的に、手編みの初歩の教材としてマフラーが選ばれて
女性から男性への贈り物とし、手作りのマフラーがブーム
となったこともあった。
最近では英語の「SCARF」(スカーフ)と呼ぶ事が多い。
元来スカーフは、軍服の飾帯から大きく意味が広まった。
日本でスカーフといえば、婦人が頭等を覆う正方形の布を
指すが、英語では頭を覆う正方形の布「HEAD・SCARF」
(ヘッドスカーフ)といい、区別されている。
日本での襟巻は江戸時代に隠居がするもので、若者の着用
は病人に限られていた。
第二次世界大戦以前には、襟巻は男物のイメージが在った
が、昭和11年頃には女性用マフラーが流行した。
終戦後に上映された映画「君の名は」(昭和27~29年)
が大ヒット、その中でヒロイン真知子の襟巻が大流行した。
当時の女性達は挙って「真知子巻き」を真似たのである。
また、以前は礼装・慶事には白のマフラー、弔事には黒の
マフラーが定番の様になったが、今ではさほどではない。
アニメのキャラクターの「仮面ライダー」「忍者サスケ」
等で、ヒーロー達が首にマフラーを靡かせブームとなる。
マフラーは、時代とともに様々な流行を作る、、、、
私の現役(サラリーマン)の頃に一時期マフラーが流行、
当たり前にマフラーを着用していたが、、、、
その後はマフラーをするのになぜか抵抗があった。
最近、散歩に出る時には必ずマフラーをしている。
江戸時代の隠居達が襟巻をする姿、「TVドラマ剣客商
売で主人公の秋山小兵衛(藤田まこと)が襟巻を身に付
け悪人どもを斬る」堂々とした姿に触発されたか、、?
正直、老齢化と共に冷え性極まり、襟巻は必需品である。
そう言えば、「エリマキトカゲ」ブームが起きた事を
覚えていますか。(いつ頃だったか、、、?)
調べて見ると、パプアニューギニア生息の爬虫類で、
1984年、三菱ミラージュのテレビCMで話題となり、
これをTV「ワクワク動物ランド」で紹介し、ブームと
なる。
その年6月に日本に初上陸、2足走行で動き廻る姿が、
愛くるしく一躍人気者となった。 当時60匹以上が
日本に居たとされ、その半数以上は密輸であった。
「野生動物保護」の問題から国際的に非難を浴びた。
「襟巻」は様々なブームを作るが廃るのも早い様だ。
今日の1句
襟巻を我どうどうと隠居の身 ヤギ爺
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