遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会12月定例会

2016-12-12 14:55:40 | 俳句
平成28年12月12日(月)

潮路句会定例会

日時 : 平成28年12月10日(土)
場所 : 大手コミュニテイセンター
兼題 : 1)枯蓮、2)琵琶の花、3)当季雑詠
出席者 : 10名、1名不在投句

12月に入り気温がグングン下がり、北海道では猛烈
な寒波により、空の便が相次いで欠航となり多くの
乗客が千歳空港に足止め、寒さの中空港内で1夜を
明かしたとの事。  私も数年前の旅行の際に、
名古屋で北海道行の便の欠航を思い出しました。


師走の町(火の用心が見えます、、)

我々句会メンバーは、何もせず、何とはなく師走を
迎えて、、、それでも何やかやと結構用事を見つけ
、あたふたとその日1日を過ごして居ります。

そんな中、今年最後の句会が開催されました。
入院されている方1名(不在投句されました)を
除き10名はいたって元気に参加です。
今月の兼題「枯蓮」「枇杷の花」は共に、地味な
季題で、皆さん苦労された様です、、、。


枯蓮の刈られし跡の水濁る     輝 子
枯蓮のことごとく折れ修羅場かな   勝

隣家より香の贈り物枇杷の花    美保子
主なき庭に咲きたる枇杷の花    和 子

潮路抄


翅ずかい見えず綿虫翔んでをり   玲 子


富有柿の幟に優しき美濃の風    志げお


黄落の一枚土産に友来たる     静


梨を剥く包丁伝ふ甘露かな     勝

 
懐炉して独り昭和を懐かしむ    英 子


湯気躱しおでん弄る迷ひ箸     魚 青
躱す:かわす、 弄る:いじくる


華やかに色の彩なす冬紅葉     美保子


気付かずに素通りされて枇杷の花  和 子


川べりのをちこち石蕗の花清し   輝 子


雨となり舗道に光る落葉かな    政 子


何もせで唯忙しき十二月      ヤギ爺



次回は、平成二十九年度新年初句会です。
1月14日(土)、何時もより30分早めの
11時30分から、毎年恒例の「食事会」を
開催後、句会を行います。
兼題は
1)正月: 正月の行事その他何でも可
2)寒 : 寒稽古等、寒ならばすべて可
3)当季雑詠


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