1位 C.ルクレール フェラーリ
2位 C.サインツ フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
6位 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ
7位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
8位 角田裕毅 アルファタウリ・レッドブル
9位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
10位 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ
2022年シーズンの開幕です。今シーズンは史上最多の23戦、となる筈でしたがロシアGPがキャンセルとなり2021年と同じ全22戦となりました。理由は皆さんご存じの通りロシアのウクライナ侵攻に抗議してのものです。1979年にソ連(当時)がアフガニスタンに侵攻しました。それを受けて西側諸国は1980年のモスクワ五輪をボイコット。構図としてはこれと同じということになるでしょうか。ロシアは2014年にウクライナのクリミア半島を強引に編入。これは軍事戦略的に重要な不凍港を手に入れる為に行ったとみられています。今回のウクライナ侵攻はウクライナのNATO加入を阻止する為とみられていますが、国際社会全てを敵に回してまで行う必要があるのか甚だ疑問と言わざるを得ません。そもそも、侵略行為自体人道的にも許されるものではなく、アジアの安全保障にも影響を及ぼしかねないこの侵略行為の早期終結をただただ願うだけです。FIAの人事ではレースディレクターのマイケル・マシが解任されました。昨シーズン終盤戦、アブダビGPでのセーフティーカー導入時の混乱に対して責任を取らされた格好です。この人事にも各チームとも同情的な意見等賛否両論はありますが、事態の収拾を図るにはこうするしかなかったのでしょう。ただ、ハミルトンは人種差別的な見地からアブダビGPで、あの様な順位操作をされたのではないかと、懐疑的な見方をしている様ですが。さて、バーレーンGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール、以下フェルスタッペン、サインツ、ペレス、ハミルトン、ボッタス、マグヌッセンと続きます。ルクレールが久々のポールポジション。本命と目されていたハミルトンが5番グリッド。アルファロメオに移籍したボッタスが健闘の6番グリッド。そして、2シーズン振りに復帰したマグヌッセンが驚異の7番グリッドと大健闘しております。昨シーズンとは明らかに異なる勢力図を予感させるスターティンググリッド、これは大いに期待できそうですね。スタートはフロントロウのルクレールとフェルスタッペンは順調にスタート。ルクレールは思いっ切りイン側にマシンを寄せて後続を牽制、そのまま1コーナーに侵入しホールショットです。後続のマシンは大きな混乱も無く続いていきます。17周目、メインストレートでルクレールの背後に迫るフェルスタッペン。イン側にマシンを寄せ牽制してくるルクレールの更にイン側に入り込んでオーバーテイク、首位に立ちました。しかし、ルクレールも譲りません。ターン3の立ち上がりの加速に勝るルクレールはターン4手前でアウト側から被せる様にフェルスタッペンをオーバーテイク、首位に返り咲きます。18周目、フェルスタッペンが再びルクレールに襲いかかります。メインストレートで一気に加速したフェルスタッペン、ターン1でルクレールのインに飛び込み再び首位を奪い返します。しかし、先程と同じ様にターン3の加速に勝るルクレールにがターン4でインに入り更に首位を奪い返します。19周目、三度フェルスタッペンが襲いかかります。メインストレートで一気に追いついたフェルスタッペンはターン1でルクレールのインに滑り込みますが、オーバースピードでスモークを上げてアウト側に孕んでしまいます。加速の鈍ったフェルスタッペンの隙を突きルクレールがフェルスタッペンを抜き返してポジションを戻します。高速域で速いレッドブルと中低速域で速いフェラーリというマシン特性の違いが見てとれますね。意地でも抜こうとするフェルスタッペンと、頑として首位を譲らないルクレール。次代を担うであろうこの2人のバトルはとりあえずここで落ち着くことになります。47周目、ガスリーのマシンからオンボードカメラでも確認出来る程の発煙が。マシンをコース脇に停めリタイアとなります。この時、マシンから火の手が上がるまでに状況が悪化していました。ガスリーのリタイアを受けてセーフティーカーの導入。レースは仕切り直しとなります。50周目、スロー走行をしている隊列先頭のルクレールに対してフェルスタッペンが並びかけプレッシャーを与えます。そして、ルクレールが最終コーナーで一気に加速。レースの再開です。出遅れたフェルスタッペン、サインツの猛攻を防ぐのが精一杯で、ルクレールにアタックするまでには至りません。54周目、バックストレートでサインツがフェルスタッペンの後方でトウを充分に使って加速。ターン11でフェルスタッペンのインに入ってオーバーテイク、2番手にジャンプアップです。これでフェラーリのワンツー態勢となります。その直後、ターン13を立ち上がった時点でフェルスタッペンが失速。後続のマシンが次々と抜いていきます。そして、フェルスタッペンはそのままピットイン、リタイアとなります。ファイナルラップ、ペレスがターン1で突如スピン、、ペレスはそのままリタイアとなってしまいます。レッドブルにとっては悪夢の展開。終盤にきて立て続けに2台リタイアとなってしまいました。そして、レースの方はルクレールがトップチェッカー、続いてサインツが入りフェラーリ、ワンツーフィニッシュです。3位はハミルトン、優勝争いに絡むことはありませんでしたが、レッドブルの2台がリタイアしたことで、かろうじて3位表彰台をゲットしました。今回のレースを見る限り、勢力図が大きく変化したのは明らかです。メルセデスが後退し、フェラーリが急浮上。中団のチームではハースの躍進が著しいですね。2シーズン振りに復帰したマグヌッセンが5位入賞。チームメイトのミック・シューマッハも序盤、オコンにぶつけられながらも11位と入賞目前まで挽回しています。アルファロメオも中団で躍進したチームといえるでしょう。メルセデスから移籍したボッタスが6位。そして、中国人初のF1ドライバー、周冠宇が10位とダブル入賞を果たしております。久々に起こった勢力図の大幅な変化、今シーズンは見どころが多そうですね。
2位 C.サインツ フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
6位 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ
7位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
8位 角田裕毅 アルファタウリ・レッドブル
9位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
10位 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ
2022年シーズンの開幕です。今シーズンは史上最多の23戦、となる筈でしたがロシアGPがキャンセルとなり2021年と同じ全22戦となりました。理由は皆さんご存じの通りロシアのウクライナ侵攻に抗議してのものです。1979年にソ連(当時)がアフガニスタンに侵攻しました。それを受けて西側諸国は1980年のモスクワ五輪をボイコット。構図としてはこれと同じということになるでしょうか。ロシアは2014年にウクライナのクリミア半島を強引に編入。これは軍事戦略的に重要な不凍港を手に入れる為に行ったとみられています。今回のウクライナ侵攻はウクライナのNATO加入を阻止する為とみられていますが、国際社会全てを敵に回してまで行う必要があるのか甚だ疑問と言わざるを得ません。そもそも、侵略行為自体人道的にも許されるものではなく、アジアの安全保障にも影響を及ぼしかねないこの侵略行為の早期終結をただただ願うだけです。FIAの人事ではレースディレクターのマイケル・マシが解任されました。昨シーズン終盤戦、アブダビGPでのセーフティーカー導入時の混乱に対して責任を取らされた格好です。この人事にも各チームとも同情的な意見等賛否両論はありますが、事態の収拾を図るにはこうするしかなかったのでしょう。ただ、ハミルトンは人種差別的な見地からアブダビGPで、あの様な順位操作をされたのではないかと、懐疑的な見方をしている様ですが。さて、バーレーンGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール、以下フェルスタッペン、サインツ、ペレス、ハミルトン、ボッタス、マグヌッセンと続きます。ルクレールが久々のポールポジション。本命と目されていたハミルトンが5番グリッド。アルファロメオに移籍したボッタスが健闘の6番グリッド。そして、2シーズン振りに復帰したマグヌッセンが驚異の7番グリッドと大健闘しております。昨シーズンとは明らかに異なる勢力図を予感させるスターティンググリッド、これは大いに期待できそうですね。スタートはフロントロウのルクレールとフェルスタッペンは順調にスタート。ルクレールは思いっ切りイン側にマシンを寄せて後続を牽制、そのまま1コーナーに侵入しホールショットです。後続のマシンは大きな混乱も無く続いていきます。17周目、メインストレートでルクレールの背後に迫るフェルスタッペン。イン側にマシンを寄せ牽制してくるルクレールの更にイン側に入り込んでオーバーテイク、首位に立ちました。しかし、ルクレールも譲りません。ターン3の立ち上がりの加速に勝るルクレールはターン4手前でアウト側から被せる様にフェルスタッペンをオーバーテイク、首位に返り咲きます。18周目、フェルスタッペンが再びルクレールに襲いかかります。メインストレートで一気に加速したフェルスタッペン、ターン1でルクレールのインに飛び込み再び首位を奪い返します。しかし、先程と同じ様にターン3の加速に勝るルクレールにがターン4でインに入り更に首位を奪い返します。19周目、三度フェルスタッペンが襲いかかります。メインストレートで一気に追いついたフェルスタッペンはターン1でルクレールのインに滑り込みますが、オーバースピードでスモークを上げてアウト側に孕んでしまいます。加速の鈍ったフェルスタッペンの隙を突きルクレールがフェルスタッペンを抜き返してポジションを戻します。高速域で速いレッドブルと中低速域で速いフェラーリというマシン特性の違いが見てとれますね。意地でも抜こうとするフェルスタッペンと、頑として首位を譲らないルクレール。次代を担うであろうこの2人のバトルはとりあえずここで落ち着くことになります。47周目、ガスリーのマシンからオンボードカメラでも確認出来る程の発煙が。マシンをコース脇に停めリタイアとなります。この時、マシンから火の手が上がるまでに状況が悪化していました。ガスリーのリタイアを受けてセーフティーカーの導入。レースは仕切り直しとなります。50周目、スロー走行をしている隊列先頭のルクレールに対してフェルスタッペンが並びかけプレッシャーを与えます。そして、ルクレールが最終コーナーで一気に加速。レースの再開です。出遅れたフェルスタッペン、サインツの猛攻を防ぐのが精一杯で、ルクレールにアタックするまでには至りません。54周目、バックストレートでサインツがフェルスタッペンの後方でトウを充分に使って加速。ターン11でフェルスタッペンのインに入ってオーバーテイク、2番手にジャンプアップです。これでフェラーリのワンツー態勢となります。その直後、ターン13を立ち上がった時点でフェルスタッペンが失速。後続のマシンが次々と抜いていきます。そして、フェルスタッペンはそのままピットイン、リタイアとなります。ファイナルラップ、ペレスがターン1で突如スピン、、ペレスはそのままリタイアとなってしまいます。レッドブルにとっては悪夢の展開。終盤にきて立て続けに2台リタイアとなってしまいました。そして、レースの方はルクレールがトップチェッカー、続いてサインツが入りフェラーリ、ワンツーフィニッシュです。3位はハミルトン、優勝争いに絡むことはありませんでしたが、レッドブルの2台がリタイアしたことで、かろうじて3位表彰台をゲットしました。今回のレースを見る限り、勢力図が大きく変化したのは明らかです。メルセデスが後退し、フェラーリが急浮上。中団のチームではハースの躍進が著しいですね。2シーズン振りに復帰したマグヌッセンが5位入賞。チームメイトのミック・シューマッハも序盤、オコンにぶつけられながらも11位と入賞目前まで挽回しています。アルファロメオも中団で躍進したチームといえるでしょう。メルセデスから移籍したボッタスが6位。そして、中国人初のF1ドライバー、周冠宇が10位とダブル入賞を果たしております。久々に起こった勢力図の大幅な変化、今シーズンは見どころが多そうですね。