1位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
2位 R.クビサ BMWザウバー
3位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 J.バトン ブラウン・メルセデス
6位 K.ライコネン フェラーリ
7位 S.ブエミ トロロッソ・フェラーリ
8位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
いよいよタイトル争いも佳境に入ってきましたブラジルGP。優勝はウェーバーです。レッドブルはドイツGP以来優勝から遠ざかっていましたが、終盤にきて急浮上。前回の日本GPに続き2連勝を挙げております。鈴鹿ではベッテルに主役の座を奪われていたウェーバーですが、今回のブラジルGPは先輩としての貫禄を十分感じさせる見事なレース運びでした。続いて2番手はクビサ。今シーズン限りでの撤退が決定しているBMWですが、まだまだイケてます。賭けに出た低ダウンフォースのセッティングがピタリとはまって決勝ではウェーバーに肉薄する走りを披露。エンジンが音を上げなければ(水温計が上がってしまいました)優勝の可能性もあったに違いありません。3番手はハミルトン。何と18番グリッドからここまで上がってきました。予選でのスピンでグリッドが下がってしまった訳ですが、決勝でのペースが良かっただけに、それが無ければと思うと実に惜しいですね。さて、8位入賞はバリチェロです。予選は何とポール・ポジション。地元パワー炸裂!といったところでしょうか。逆転タイトルに最も近いポジションからのスタートです。序盤は先頭をひた走るも徐々に順位を落としていき、終盤ハミルトンと3位争いをしていた際に接触!タイヤがパンクをしてしまい、緊急ピットインを余儀なくされることに。バリチェロにとっては期待も大きかっただけに、実に残念な結果となってしまいました。9位は負傷したグロックの代わりに出走したトヨタの小林可夢偉です。デビュー戦ながらバトンを抑える力走を披露します。途中、一貴に仕掛けられて接触するという後味の悪い(日本人同士ですからね)アクシデントがありましたが、デビュー戦で入賞目前までこぎ着けたのだから、悪い結果ではないと思います。10位はフェラーリのフィジケラです。結果だけ見るとアレですが、最後尾スタートであったことを考慮するとガッカリする様な結果ではないのでしょう。「KERSを使えば」0.2~0.3秒速く走れるという話ですから、フィジケラがKERSを使いこなすことができる様祈るばかりです。せっかく憧れのフェラーリに乗れたのだから、もうひと頑張りして欲しいところですね。さて、5位入賞はバトンです。タイトルのかかるこの1戦、スターティング・グリッドをみると最大のライバル、バリチェロがポール・ポジション、対するバトンは14番グリッド。この結果だけでもかなり気持ちが萎えてしまう要素が満載ですが、しかし、バトンは腐りませんでした。オープニング・ラップで接触が多数発生し、バトンはその間隙を縫ってジャンプアップ!その後もジワジワと順位を上げていき、暫定的ながら2位にまで登り詰めました。終盤、ベッテルに抜かれて5位に落ちてしまいますが、ポイントはこれで十分。優勝戦線から脱落したバリチェロとのポイント差により悲願のワールド・チャンピオンが決定!コンストラクターズとも合わせてダブル・タイトルを決めました。バトンの成績をシーズンを通してみますと、前半圧倒的だった連勝街道とは裏腹に中盤戦以降は忍耐のレースを強いられることになります。前半戦あれだけ快調だったマシンが、突如として思う様なスピードで走れなくなるのですから、相当なフラストレーションがあったことは想像に難くありません。実際、バトンは連勝していた時でも、セッティングに迷いながら走っていたといいますから、中盤以降に入ってからは尚更でしょう。しかし!しかし、バトンは不調ながらも、持てる手の内でベストの走りを続けていきます。スタートの混乱に巻き込まれたベルギーGP以外、全てのレースでポイントを獲得しているというのは驚異的という他ありません。前半戦、圧倒的なレース運びで連勝をしていた時もそうですが、中盤戦以降、思う様なスピードが得られない中でも、しぶとくポイントを重ねていったしたたかな走りは十分チャンピオンに値するものだったと思います。次は初開催となるアブダビGP。タイトルの行方も決まったことで消化レースとなり、お祭り気分でみんな浮き足立っているに違いありません。そんな間隙を縫って、スーティルあたりが優勝してくれたりすると面白いと思うのですが、どうでしょう?
2位 R.クビサ BMWザウバー
3位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 J.バトン ブラウン・メルセデス
6位 K.ライコネン フェラーリ
7位 S.ブエミ トロロッソ・フェラーリ
8位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
いよいよタイトル争いも佳境に入ってきましたブラジルGP。優勝はウェーバーです。レッドブルはドイツGP以来優勝から遠ざかっていましたが、終盤にきて急浮上。前回の日本GPに続き2連勝を挙げております。鈴鹿ではベッテルに主役の座を奪われていたウェーバーですが、今回のブラジルGPは先輩としての貫禄を十分感じさせる見事なレース運びでした。続いて2番手はクビサ。今シーズン限りでの撤退が決定しているBMWですが、まだまだイケてます。賭けに出た低ダウンフォースのセッティングがピタリとはまって決勝ではウェーバーに肉薄する走りを披露。エンジンが音を上げなければ(水温計が上がってしまいました)優勝の可能性もあったに違いありません。3番手はハミルトン。何と18番グリッドからここまで上がってきました。予選でのスピンでグリッドが下がってしまった訳ですが、決勝でのペースが良かっただけに、それが無ければと思うと実に惜しいですね。さて、8位入賞はバリチェロです。予選は何とポール・ポジション。地元パワー炸裂!といったところでしょうか。逆転タイトルに最も近いポジションからのスタートです。序盤は先頭をひた走るも徐々に順位を落としていき、終盤ハミルトンと3位争いをしていた際に接触!タイヤがパンクをしてしまい、緊急ピットインを余儀なくされることに。バリチェロにとっては期待も大きかっただけに、実に残念な結果となってしまいました。9位は負傷したグロックの代わりに出走したトヨタの小林可夢偉です。デビュー戦ながらバトンを抑える力走を披露します。途中、一貴に仕掛けられて接触するという後味の悪い(日本人同士ですからね)アクシデントがありましたが、デビュー戦で入賞目前までこぎ着けたのだから、悪い結果ではないと思います。10位はフェラーリのフィジケラです。結果だけ見るとアレですが、最後尾スタートであったことを考慮するとガッカリする様な結果ではないのでしょう。「KERSを使えば」0.2~0.3秒速く走れるという話ですから、フィジケラがKERSを使いこなすことができる様祈るばかりです。せっかく憧れのフェラーリに乗れたのだから、もうひと頑張りして欲しいところですね。さて、5位入賞はバトンです。タイトルのかかるこの1戦、スターティング・グリッドをみると最大のライバル、バリチェロがポール・ポジション、対するバトンは14番グリッド。この結果だけでもかなり気持ちが萎えてしまう要素が満載ですが、しかし、バトンは腐りませんでした。オープニング・ラップで接触が多数発生し、バトンはその間隙を縫ってジャンプアップ!その後もジワジワと順位を上げていき、暫定的ながら2位にまで登り詰めました。終盤、ベッテルに抜かれて5位に落ちてしまいますが、ポイントはこれで十分。優勝戦線から脱落したバリチェロとのポイント差により悲願のワールド・チャンピオンが決定!コンストラクターズとも合わせてダブル・タイトルを決めました。バトンの成績をシーズンを通してみますと、前半圧倒的だった連勝街道とは裏腹に中盤戦以降は忍耐のレースを強いられることになります。前半戦あれだけ快調だったマシンが、突如として思う様なスピードで走れなくなるのですから、相当なフラストレーションがあったことは想像に難くありません。実際、バトンは連勝していた時でも、セッティングに迷いながら走っていたといいますから、中盤以降に入ってからは尚更でしょう。しかし!しかし、バトンは不調ながらも、持てる手の内でベストの走りを続けていきます。スタートの混乱に巻き込まれたベルギーGP以外、全てのレースでポイントを獲得しているというのは驚異的という他ありません。前半戦、圧倒的なレース運びで連勝をしていた時もそうですが、中盤戦以降、思う様なスピードが得られない中でも、しぶとくポイントを重ねていったしたたかな走りは十分チャンピオンに値するものだったと思います。次は初開催となるアブダビGP。タイトルの行方も決まったことで消化レースとなり、お祭り気分でみんな浮き足立っているに違いありません。そんな間隙を縫って、スーティルあたりが優勝してくれたりすると面白いと思うのですが、どうでしょう?