1位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 F.マッサ フェラーリ
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
6位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
7位 M.シューマッハ メルセデスAMG
8位 J.ベルニュ トロロッソ・フェラーリ
9位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
10位 K.ライコネン ロータス・ルノー
ブラジルGPです。タイトル争いが最終戦までもつれこんだ今シーズン、勿論注目はベッテルとアロンソの動向です。スターティンググリッドはポールがハミルトン、以下バトン、ウェーバー、ベッテルとマクラーレン、レッドブルのチームメイト同士が並んでいます。そしてフェラーリのマッサ、フォースインディアのヒュルケンベルグ、そしてアロンソと続きます。好調のヒュルケンベルグ、3強の間に入ってきました。スタートですが、ベッテルが直後に起きた多重接触の混乱に巻き込まれスピン。いきなり最後尾にまで下がってしまいます。一方スタートダッシュで3番手に上がったアロンソにとっては願ってもない状況です。この時点でベッテル終わっています(汗)が、ここから執念の追い上げを展開します。マシンにダメージを負いつつも何と9周目には6位まで挽回。ベッテルの下位転落でほくそ笑んでいた(はず)のアロンソは「どゆことー?」と思ったに違いありません(汗)。優勝以外にタイトルの道が無くなってしまい、逆に追い詰められるという状況に陥りました。天候は雨が降ったり止んだりという微妙なコンディション。ヒュルケンベルグとの接触によるハミルトンのリタイアやセーフティーカーの導入などチャンスはありましたが、荒れたレースに強いバトンを攻略することはできず2位でフィニッシュ。ベッテルが手堅く6位フィニッシュしたことでベッテル3連覇、3度目のタイトルが決定しました。3回タイトルを獲得したドライバーは多数いますが、3連覇はシューマッハとファンジオのみ。若くしてまたも偉業を達成しました。さて、2012年シーズン、振り返ってみれば近年稀にみる波乱のシーズンだった様に思います。開幕から7戦連続でウィナーが入れ替わるという混戦、そしてそこから一歩抜け出してランキングトップに躍り出たアロンソ。最後の波乱は、シーズン中盤まで絶不調だったレッドブルが息を吹き返し、終盤ベッテルが4連勝を飾り、そのままの勢いでタイトル獲得まで登り詰めたことですね。ロズベルグとマルドナドという新しいウィナーが誕生したことも印象的でしたね。また、今シーズンはクラッシュが多いという問題もありました。シューマッハがベテランらしくないクラッシュを起こしたり、まあそれよりもやはりグロジャンが引き起こしたベルギーGPでの多重クラッシュが最もインパクトがありましたね。宙を舞うグロジャンのロータスが恐ろしいものに見えました。もしもの話になってしまいますが、アロンソがこの時のクラッシュに巻き込まれていなければ(もしくはグロジャンがクラッシュを引き起こしていなければ)タイトル争いはまた別の様相を呈していたでしょうね。クラッシュが多い原因として、GP2出身のドライバーはドライビングが荒いということが指摘されています(グロジャンは2011年シーズンのGP2王者)。その理由はGP2が接触の多いレース展開、というかぶつけ合いながらレースをしているというところに原因があります。そう、まるでレーシングカートの様に。その流儀をそのままF1に持ち込んでしまっている様に思われます。しかし、F1マシンはGP2よりもはるかに大きい金額、多数の人員が動員されてマシンが造られるのであり、そのことを理解していれば携わっている人々の努力をフイにする様な軽率な行動に出るということは到底理解し難いのですが………。何よりF1はよりスピードが出るので深刻なアクシデントに発展する可能性があります。今までラッキーであっただけで、そういった事態に発展していなかったという見方もできますからね。先にも述べたベルギーGPでの多重クラッシュで、宙を舞ったグロジャンのマシンがアロンソのヘルメットのすぐ脇をかすめるという、寒気のするシーンを忘れる訳にはいかないでしょう。さて、可夢偉ですが念願の表彰台を願ってもない母国、鈴鹿の晴れ舞台で成し遂げたもののザウバーとの来シーズンの契約更新がなされませんでした。可夢偉は間違いなく今までの日本人ドライバーの中で最高レベルなのは明らかです。このまま表舞台から姿を消すのは実にもったいない。下位チームでもいいから何としてもF1の世界に踏みとどまってもらいたいですね。そうすれば、次に繋げていつか必ず大輪の花を咲かせると信じていますから。
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 F.マッサ フェラーリ
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
6位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
7位 M.シューマッハ メルセデスAMG
8位 J.ベルニュ トロロッソ・フェラーリ
9位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
10位 K.ライコネン ロータス・ルノー
ブラジルGPです。タイトル争いが最終戦までもつれこんだ今シーズン、勿論注目はベッテルとアロンソの動向です。スターティンググリッドはポールがハミルトン、以下バトン、ウェーバー、ベッテルとマクラーレン、レッドブルのチームメイト同士が並んでいます。そしてフェラーリのマッサ、フォースインディアのヒュルケンベルグ、そしてアロンソと続きます。好調のヒュルケンベルグ、3強の間に入ってきました。スタートですが、ベッテルが直後に起きた多重接触の混乱に巻き込まれスピン。いきなり最後尾にまで下がってしまいます。一方スタートダッシュで3番手に上がったアロンソにとっては願ってもない状況です。この時点でベッテル終わっています(汗)が、ここから執念の追い上げを展開します。マシンにダメージを負いつつも何と9周目には6位まで挽回。ベッテルの下位転落でほくそ笑んでいた(はず)のアロンソは「どゆことー?」と思ったに違いありません(汗)。優勝以外にタイトルの道が無くなってしまい、逆に追い詰められるという状況に陥りました。天候は雨が降ったり止んだりという微妙なコンディション。ヒュルケンベルグとの接触によるハミルトンのリタイアやセーフティーカーの導入などチャンスはありましたが、荒れたレースに強いバトンを攻略することはできず2位でフィニッシュ。ベッテルが手堅く6位フィニッシュしたことでベッテル3連覇、3度目のタイトルが決定しました。3回タイトルを獲得したドライバーは多数いますが、3連覇はシューマッハとファンジオのみ。若くしてまたも偉業を達成しました。さて、2012年シーズン、振り返ってみれば近年稀にみる波乱のシーズンだった様に思います。開幕から7戦連続でウィナーが入れ替わるという混戦、そしてそこから一歩抜け出してランキングトップに躍り出たアロンソ。最後の波乱は、シーズン中盤まで絶不調だったレッドブルが息を吹き返し、終盤ベッテルが4連勝を飾り、そのままの勢いでタイトル獲得まで登り詰めたことですね。ロズベルグとマルドナドという新しいウィナーが誕生したことも印象的でしたね。また、今シーズンはクラッシュが多いという問題もありました。シューマッハがベテランらしくないクラッシュを起こしたり、まあそれよりもやはりグロジャンが引き起こしたベルギーGPでの多重クラッシュが最もインパクトがありましたね。宙を舞うグロジャンのロータスが恐ろしいものに見えました。もしもの話になってしまいますが、アロンソがこの時のクラッシュに巻き込まれていなければ(もしくはグロジャンがクラッシュを引き起こしていなければ)タイトル争いはまた別の様相を呈していたでしょうね。クラッシュが多い原因として、GP2出身のドライバーはドライビングが荒いということが指摘されています(グロジャンは2011年シーズンのGP2王者)。その理由はGP2が接触の多いレース展開、というかぶつけ合いながらレースをしているというところに原因があります。そう、まるでレーシングカートの様に。その流儀をそのままF1に持ち込んでしまっている様に思われます。しかし、F1マシンはGP2よりもはるかに大きい金額、多数の人員が動員されてマシンが造られるのであり、そのことを理解していれば携わっている人々の努力をフイにする様な軽率な行動に出るということは到底理解し難いのですが………。何よりF1はよりスピードが出るので深刻なアクシデントに発展する可能性があります。今までラッキーであっただけで、そういった事態に発展していなかったという見方もできますからね。先にも述べたベルギーGPでの多重クラッシュで、宙を舞ったグロジャンのマシンがアロンソのヘルメットのすぐ脇をかすめるという、寒気のするシーンを忘れる訳にはいかないでしょう。さて、可夢偉ですが念願の表彰台を願ってもない母国、鈴鹿の晴れ舞台で成し遂げたもののザウバーとの来シーズンの契約更新がなされませんでした。可夢偉は間違いなく今までの日本人ドライバーの中で最高レベルなのは明らかです。このまま表舞台から姿を消すのは実にもったいない。下位チームでもいいから何としてもF1の世界に踏みとどまってもらいたいですね。そうすれば、次に繋げていつか必ず大輪の花を咲かせると信じていますから。