1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
4位 S.ベッテル フェラーリ
5位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
6位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
7位 C.サインツ ルノー
8位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
9位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
10位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ
スペインGPです。スターティンググリッドはポールがハミルトン、以下ボッタス、ベッテル、ライコネン、フェルスタッペン、リチャルドのオーダー。前列からメルセデス、フェラーリ、レッドブルの順に綺麗に並んでおります。スタートはハミルトンがホールショット。続いてベッテルの加速が良く、ボッタスをアウト側から被せて1コーナーでオーバーテイク。先頭のハミルトン、後続を引き離しにかかろうかというところですがターン3でアクシデントが発生。グロジャンがスピンした模様です。前を走っていたマグヌッセンに接触しそうになったグロジャン。慌てたのかコントロールを失いアウト側に膨らんでいきます。カウンターを当てますが態勢を立て直すことは出来ずにイン側に戻ってきました。ズバリこの動きが混乱の元ですね。後方を走っていたアロンソは縁石の外側にラインを取ることでアクシデントを回避。イン側に逃げたヒュルケンベルグですが僅かにタイミングが遅れて左リアタイヤが接触。左リアを軸に回転する様にアウト側に飛ばされてリタイアです。ガスリーもアロンソを避ける流れでヒュルケンベルグの後ろの位置でイン側に入ってしまい、左フロントタイヤが接触。サスペンションアームを破損してこちらもリタイアです。”I cannot believe”。スタート直後のリタイアに困惑の表情を隠せません。ちなみにガスリー、前回のアゼルバイジャンの予選では320km/hで走行中にパンクでスロー走行しているハートレーとニアミス、そして決勝ではマグヌッセンに320km/hで走行中に幅寄せをされて接触するという、あわやの場面に連続して遭遇しています。災難続きですが、気を取り直して次は好成績を残せるといいですね(汗)。さて、好調なのとは裏腹にハース勢、ここのところすこぶる評判が悪いです。特にマグヌッセンのアグレッシブなドライビングに批判の声が高まっています。前述しましたが、アゼルバイジャンでは320km/hで走行中にガスリーにマシンをぶつけ、ウォールに追い込むという様なことをしていました。かつて、シューマッハも、かなりダーティーなドライビングをしていました。2010年ハンガリーGPでのバリチェロに対する幅寄せは特に酷かったですね。ですが、ぶつけてない分だけマグヌッセンよりはまだマシだと思ってしまいましたよ。とはいえ、リプレイを観る限りシューマッハはぶつける気満々でしたけどね(汗)。バリチェロの逃げた先が、丁度ウォールのエンドになっていましたから。今回、スタート直後の混乱の元となったグロジャンのスピンは単なるレーシングアクシデントですが、マグヌッセンには最低限のバトルの流儀だけは守って欲しいものです。尚、グロジャンはスタート直後の混乱を招いた過度により、次戦モナコGPで3グリッド降格のペナルティです。さて、7周目にレース再開です。まずは先頭からハミルトン、ベッテル、ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、リチャルドのオーダーとなりました。リスタート直後の3コーナーでアロンソがオコンをアウト側から豪快にオーバーテイク。立ち上がった後4コーナーの入り口でイン側をブロックしてキッチリまとめます。アロンソ10番手にジャンプアップ。”What a lovely move!”。国際映像の実況アナウンサーが叫んでいましたが、見事なオーバーテイクでしたね。さて、ここで解説です。”lovely”という単語が出てきますが、ここでの使い方は日本人が一般的に連想する様な意味ではありません。「素晴らしい」という様な意味になります。ドライバーが好成績を出した時に、スタッフがこの”lovely”という単語を使って、ねぎらいの言葉を掛けることもあります。自分は最初に聞いた時に、どういうつもりで言っているのかサッパリ判らなかったので混乱してしまいましたよ(汗)。英語って本当に難しいですね!さて、先頭のハミルトンですが、ペースを上げて2番手ベッテルとのギャップを拡げて独走態勢を築きつつあります。17周目、ベッテルがピットイン。続いて目下のライバルであるボッタスは20周目にピットイン。コースイン時に後方からベッテルがストレートを立ち上がってきました。そして、前方のマグヌッセンをパスするのと同時にコースインしてくるボッタスの前に出るという妙技を披露。ボッタスのアンダーカットを阻止し、ポジションキープに成功しました。25周目、2番手を走行していたライコネンが最終コーナー手前で突如スローダウン。フェルスタッペンとリチャルドがかわしていきます。マシンを止める様ピットから促されるライコネン。エンジントラブルでリタイアです。26周目、先頭のハミルトンがピットイン。この時点では戦略を決めておらず、2回ストップも視野に入れていましたが、後にメルセデス勢は1回ストップを選択することになります。40周目にオコンがエンジントラブルでコースサイドにマシンを止めました。これによりバーチャルセーフティカーが出動。ベッテルはここで2回目のピットインを行います。結果的にこのピットインの選択が、ベッテルとメルセデス勢の明暗を分けることになります。42周目、フェルスタッペンはウイリアムズと接触。ウイリアムズのマシンは急にスピードを落とした様にも見え、そこにフェルスタッペンが避け切れずに接触。フロントウイングを破損してしまいました。フェルスタッペンは「彼が急にブレーキを踏んだ」と無線で訴えていましたが、まさにその様な不自然な挙動をみせていました。フェルスタッペンが最終コーナーを立ち上がる時に、フロントウイングの破片が飛び散ります。ベッテルは素早く避けましたが、ペレスは思いっきり踏んでしまいました。とはいえ、9位入賞で完走しているのでマシンに対するダメージは無かったと思われます。さて、先頭を行くハミルトン。ボッタスに20秒もの大差をつけフィニッシュ。前回のアゼルバイジャンのタナボタとは違い、自力で掴んだ勝利なので本当に嬉しそうですね。2位にはボッタスが入り、メルセデス久々のワンツーフィニッシュです。フィニッシュ後にニキ・ラウダをはさんでトト・ヴォルフとディーター・ツェッチェ(ダイムラー会長)が喜びを分かち合っておりました。ヴォルフとしてもお偉いさんの前で、最高の結果を出せたのでホッとしたことでしょう(ヤな言い方)。余談になりますが、2006年のアメリカGP。当時マクラーレン・メルセデスのドライバーだったモントーヤがチームメイトのライコネンにスタート直後に接触、リタイアするというアクシデントが起こりました。その直後、シーズン途中でモントーヤはチームを離脱してしまったのです。どうやらこれは、アメリカGPを観戦していたメルセデス首脳の前で、同士討ちという失態を犯した責任を取らされたと言われています。メルセデスの政治力、恐るべしですね(汗)。そして、3位はフェルスタッペンが入りました。追いすがるベッテルを振り切っての入賞です。今シーズン初のポディウム。接触のダメージが予想外に小さかったのはラッキーでしたね。続いて、4位はベッテル。1回ストップのメルセデス勢に対して2回ストップのベッテルは完全に後れをとってしまいました。これは明らかにチームの戦略ミス。適切な戦略をとっていれば、絶好調のハミルトンを捉えるのは無理だったとしても、ワンツーフィニッシュを阻止することは出来たでしょうから。ベッテルが焦って空回りしている間に、ハミルトンが復活してきました。この流れだとハミルトンがタイトルをさらっていくということになりそうですが………。ベッテル復活なるのか?今後にこうご期待です(汗)。
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
4位 S.ベッテル フェラーリ
5位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
6位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
7位 C.サインツ ルノー
8位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
9位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
10位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ
スペインGPです。スターティンググリッドはポールがハミルトン、以下ボッタス、ベッテル、ライコネン、フェルスタッペン、リチャルドのオーダー。前列からメルセデス、フェラーリ、レッドブルの順に綺麗に並んでおります。スタートはハミルトンがホールショット。続いてベッテルの加速が良く、ボッタスをアウト側から被せて1コーナーでオーバーテイク。先頭のハミルトン、後続を引き離しにかかろうかというところですがターン3でアクシデントが発生。グロジャンがスピンした模様です。前を走っていたマグヌッセンに接触しそうになったグロジャン。慌てたのかコントロールを失いアウト側に膨らんでいきます。カウンターを当てますが態勢を立て直すことは出来ずにイン側に戻ってきました。ズバリこの動きが混乱の元ですね。後方を走っていたアロンソは縁石の外側にラインを取ることでアクシデントを回避。イン側に逃げたヒュルケンベルグですが僅かにタイミングが遅れて左リアタイヤが接触。左リアを軸に回転する様にアウト側に飛ばされてリタイアです。ガスリーもアロンソを避ける流れでヒュルケンベルグの後ろの位置でイン側に入ってしまい、左フロントタイヤが接触。サスペンションアームを破損してこちらもリタイアです。”I cannot believe”。スタート直後のリタイアに困惑の表情を隠せません。ちなみにガスリー、前回のアゼルバイジャンの予選では320km/hで走行中にパンクでスロー走行しているハートレーとニアミス、そして決勝ではマグヌッセンに320km/hで走行中に幅寄せをされて接触するという、あわやの場面に連続して遭遇しています。災難続きですが、気を取り直して次は好成績を残せるといいですね(汗)。さて、好調なのとは裏腹にハース勢、ここのところすこぶる評判が悪いです。特にマグヌッセンのアグレッシブなドライビングに批判の声が高まっています。前述しましたが、アゼルバイジャンでは320km/hで走行中にガスリーにマシンをぶつけ、ウォールに追い込むという様なことをしていました。かつて、シューマッハも、かなりダーティーなドライビングをしていました。2010年ハンガリーGPでのバリチェロに対する幅寄せは特に酷かったですね。ですが、ぶつけてない分だけマグヌッセンよりはまだマシだと思ってしまいましたよ。とはいえ、リプレイを観る限りシューマッハはぶつける気満々でしたけどね(汗)。バリチェロの逃げた先が、丁度ウォールのエンドになっていましたから。今回、スタート直後の混乱の元となったグロジャンのスピンは単なるレーシングアクシデントですが、マグヌッセンには最低限のバトルの流儀だけは守って欲しいものです。尚、グロジャンはスタート直後の混乱を招いた過度により、次戦モナコGPで3グリッド降格のペナルティです。さて、7周目にレース再開です。まずは先頭からハミルトン、ベッテル、ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、リチャルドのオーダーとなりました。リスタート直後の3コーナーでアロンソがオコンをアウト側から豪快にオーバーテイク。立ち上がった後4コーナーの入り口でイン側をブロックしてキッチリまとめます。アロンソ10番手にジャンプアップ。”What a lovely move!”。国際映像の実況アナウンサーが叫んでいましたが、見事なオーバーテイクでしたね。さて、ここで解説です。”lovely”という単語が出てきますが、ここでの使い方は日本人が一般的に連想する様な意味ではありません。「素晴らしい」という様な意味になります。ドライバーが好成績を出した時に、スタッフがこの”lovely”という単語を使って、ねぎらいの言葉を掛けることもあります。自分は最初に聞いた時に、どういうつもりで言っているのかサッパリ判らなかったので混乱してしまいましたよ(汗)。英語って本当に難しいですね!さて、先頭のハミルトンですが、ペースを上げて2番手ベッテルとのギャップを拡げて独走態勢を築きつつあります。17周目、ベッテルがピットイン。続いて目下のライバルであるボッタスは20周目にピットイン。コースイン時に後方からベッテルがストレートを立ち上がってきました。そして、前方のマグヌッセンをパスするのと同時にコースインしてくるボッタスの前に出るという妙技を披露。ボッタスのアンダーカットを阻止し、ポジションキープに成功しました。25周目、2番手を走行していたライコネンが最終コーナー手前で突如スローダウン。フェルスタッペンとリチャルドがかわしていきます。マシンを止める様ピットから促されるライコネン。エンジントラブルでリタイアです。26周目、先頭のハミルトンがピットイン。この時点では戦略を決めておらず、2回ストップも視野に入れていましたが、後にメルセデス勢は1回ストップを選択することになります。40周目にオコンがエンジントラブルでコースサイドにマシンを止めました。これによりバーチャルセーフティカーが出動。ベッテルはここで2回目のピットインを行います。結果的にこのピットインの選択が、ベッテルとメルセデス勢の明暗を分けることになります。42周目、フェルスタッペンはウイリアムズと接触。ウイリアムズのマシンは急にスピードを落とした様にも見え、そこにフェルスタッペンが避け切れずに接触。フロントウイングを破損してしまいました。フェルスタッペンは「彼が急にブレーキを踏んだ」と無線で訴えていましたが、まさにその様な不自然な挙動をみせていました。フェルスタッペンが最終コーナーを立ち上がる時に、フロントウイングの破片が飛び散ります。ベッテルは素早く避けましたが、ペレスは思いっきり踏んでしまいました。とはいえ、9位入賞で完走しているのでマシンに対するダメージは無かったと思われます。さて、先頭を行くハミルトン。ボッタスに20秒もの大差をつけフィニッシュ。前回のアゼルバイジャンのタナボタとは違い、自力で掴んだ勝利なので本当に嬉しそうですね。2位にはボッタスが入り、メルセデス久々のワンツーフィニッシュです。フィニッシュ後にニキ・ラウダをはさんでトト・ヴォルフとディーター・ツェッチェ(ダイムラー会長)が喜びを分かち合っておりました。ヴォルフとしてもお偉いさんの前で、最高の結果を出せたのでホッとしたことでしょう(ヤな言い方)。余談になりますが、2006年のアメリカGP。当時マクラーレン・メルセデスのドライバーだったモントーヤがチームメイトのライコネンにスタート直後に接触、リタイアするというアクシデントが起こりました。その直後、シーズン途中でモントーヤはチームを離脱してしまったのです。どうやらこれは、アメリカGPを観戦していたメルセデス首脳の前で、同士討ちという失態を犯した責任を取らされたと言われています。メルセデスの政治力、恐るべしですね(汗)。そして、3位はフェルスタッペンが入りました。追いすがるベッテルを振り切っての入賞です。今シーズン初のポディウム。接触のダメージが予想外に小さかったのはラッキーでしたね。続いて、4位はベッテル。1回ストップのメルセデス勢に対して2回ストップのベッテルは完全に後れをとってしまいました。これは明らかにチームの戦略ミス。適切な戦略をとっていれば、絶好調のハミルトンを捉えるのは無理だったとしても、ワンツーフィニッシュを阻止することは出来たでしょうから。ベッテルが焦って空回りしている間に、ハミルトンが復活してきました。この流れだとハミルトンがタイトルをさらっていくということになりそうですが………。ベッテル復活なるのか?今後にこうご期待です(汗)。