1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
6位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
7位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
8位 E.オコン ルノー
9位 D.リチャルド ルノー
10位 S.ベッテル フェラーリ
ポルトガルGPです。久々の開催となる訳ですが、何と24年振りですよ?お隣のスペインでは毎年開催していたので、そんな長期間空いていたという感覚は無かったですね。以前開催していたエストリルはゲルハルト・ベルガーが得意としていて、ターン1を全開で駆け抜けていく姿が印象的でした。今回の舞台、アルガルベは初開催。最終コーナーからターン1に向かう区間、テクニカルセクションの感じ等にエストリルの面影を感じるのは気のせいでしょうか。ポルトガルって地理的にも日本から遠いので、あまりピンとこないかも知れませんが、以前は日本と深い関りがあったのですよ。かつて、戦国時代には南蛮貿易が行われていました。「タバコ」や「金平糖」はポルトガル語が語源になっています。さて、スターティンググリッドですが、ポールはハミルトン、以下ボッタス、フェルスタッペン、ルクレール、ペレス、アルボン、サインツ、ノリスと続きます。メルセデスがフロントロウ独占。相変わらず強いですね。4番グリッドは復調著しいルクレール。チームメイトのベッテルに大きく水を開けています。一方のベッテルは15番手。フェラーリのマシンはルクレールが中心となって開発されているので、ベッテルのドライビングスタイルには合っていないと言われています。ベッテルの余りの不振に、ルクレールと違うマシンではないのかという疑惑が持たれていましたが、逆に同じマシンなのでベッテルが不振をかこっているとも言えます。移籍2年目の若手にイニシアチブをとられているベテランのベッテル、立場的にもかなり苦しそうです。スタートはハミルトンがホールショット。一方ボッタスは出遅れ、フェルスタッペンの先行を許します。ペレスも横に並びかけますが、ここは抑えました。そして、ターン3。ボッタスはフェルスタッペンのインに入りポジションを奪い返します。ターン4、更に後続のペレスもこれに続こうとしますが接触。一旦アウトに弾き出されるもスピンしながらコースを横断してイン側のエスケープゾーンに戻されます。このアクシデントでペレスは最後尾まで後退することになりました。好グリッドだっただけに勿体なかったですね。小雨がパラついているせいか、ターン5の侵入では多くのマシンがブレーキをロックさせて白煙を上げています。このトリッキーなコンディションの中、ターン8でボッタスがハミルトンをオーバーテイク。ペースダウンしたハミルトンはサインツにも先行され3番手に後退します。2周目、ターン5の立ち上がりでサインツが鋭い加速を見せボッタスをオーバーテイク、首位に躍り出ます。サインツがラップリーダーになるのは、おそらくキャリア初ではないでしょうか?先のイタリアGPで優勝争いを繰り広げたこともあり、上位で走ることに慣れてきた感がありますね。さて、そんなサインツですが、しかし6周目、ターン1でボッタスがサインツをアウト側からオーバーテイク、ポジションを奪い返します。サインツ、首位陥落です。7周目、ハミルトンはホームストレートでサインツに並びかけ一気に前に出ます。これで再びメルセデスのワンツー体制となりました。そして、8周目にはフェルスタッペンがホームストレートでサインツをオーバーテイク、サインツは4番手に後退です。20周目、ホームストレートでボッタスがインにマシンを寄せてブロック態勢に入ります。一方のハミルトン、これをものともせずターン1でアウト側からボッタスを豪快にオーバーテイク、これで首位に返り咲き、ポジションを奪い返しました。20周目、ガスリーがターン1でサインツをオーバーテイク。これで9位にジャンプアップです。34周目、ターン1でペレスはアウト側からオコンの前に出ますが、立ち上がりでオコンが再び前に出ます。ターン5のヘアピンに向けてオコンはイン側にブロックラインを採りますが、ペレスはアウト側からオーバーテイク。一時は最後尾まで転落したペレスですが何とこのポジション迄這い上がってきました。45周目、ガスリーがリチャルドをターン1でオーバーテイク。着々を順位を上げています。今回のガスリー、乗れている感じで果敢に攻め立ててますね。64周目、やはりというか遂にというか出会ってしまったこの2台(汗)。ターン1でガスリーがペレスに迫りますが、ペレスのトリッキーなブロックに遭い攻略ならず。続いて65周目、満を持してというかホームストレートで充分に加速したガスリーは、アウト側から一気にペレスの前に出ます。ペレスは成す術も無くガスリーの先行を許すしかありません。中団グループの頂上決戦ともいえるこのバトル、今回絶好調のガスリーが見事に制しました。さて、レースの方はというと”GET IN THERE LEWIS!”ハミルトンがブッチギリでトップチェッカー、ミハエル・シューマッハの持つ通算優勝記録の91を超える92勝目を記録しました。これで、単独歴代1位。ライバルがいない現状を考えると、今後もこの記録は伸びていきそうです。4位は”CONGRATULATIONS GUYS.P4,NICE.”ルクレールです。メルセデスとレッドブルには及ばなかったものの、中団グループに埋もれていたこれまでよりは明らかに速くなったこともありルクレールは上機嫌。一方のベッテルが10位という渋いリザルトなのは気になりますが………。5位は”FANTASTIC JOB,PIERRE.”ガスリーです。ガスリーは現在在籍しているアルファタウリの居心地が良さそうですね。レッドブルにいる時は、周囲からのプレッシャーと違和感のあるマシンに四苦八苦している感じでした。事実、レッドブル在籍時よりも好成績を残している訳ですから、アルファタウリで走り続けるのがガスリーにとって最良の選択肢なのではないでしょうか。11位はライコネン。16番グリッドスタートながら、スタート直後の混乱で一時は6位までのし上がる奮闘を見せました。しかし、路面が乾いていくに従って順位を落とし、ポイント圏外でフィニッシュという結果に。しかしながら、現役最年長の41歳。今回の走りで「まだやれるぞ」ともいうべき、モチベーションと実力を垣間見せてくれました。来シーズンもアルファロメオ残留ということで、その雄姿がまだ見られるというのは嬉しい限りですね。
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
6位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
7位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
8位 E.オコン ルノー
9位 D.リチャルド ルノー
10位 S.ベッテル フェラーリ
ポルトガルGPです。久々の開催となる訳ですが、何と24年振りですよ?お隣のスペインでは毎年開催していたので、そんな長期間空いていたという感覚は無かったですね。以前開催していたエストリルはゲルハルト・ベルガーが得意としていて、ターン1を全開で駆け抜けていく姿が印象的でした。今回の舞台、アルガルベは初開催。最終コーナーからターン1に向かう区間、テクニカルセクションの感じ等にエストリルの面影を感じるのは気のせいでしょうか。ポルトガルって地理的にも日本から遠いので、あまりピンとこないかも知れませんが、以前は日本と深い関りがあったのですよ。かつて、戦国時代には南蛮貿易が行われていました。「タバコ」や「金平糖」はポルトガル語が語源になっています。さて、スターティンググリッドですが、ポールはハミルトン、以下ボッタス、フェルスタッペン、ルクレール、ペレス、アルボン、サインツ、ノリスと続きます。メルセデスがフロントロウ独占。相変わらず強いですね。4番グリッドは復調著しいルクレール。チームメイトのベッテルに大きく水を開けています。一方のベッテルは15番手。フェラーリのマシンはルクレールが中心となって開発されているので、ベッテルのドライビングスタイルには合っていないと言われています。ベッテルの余りの不振に、ルクレールと違うマシンではないのかという疑惑が持たれていましたが、逆に同じマシンなのでベッテルが不振をかこっているとも言えます。移籍2年目の若手にイニシアチブをとられているベテランのベッテル、立場的にもかなり苦しそうです。スタートはハミルトンがホールショット。一方ボッタスは出遅れ、フェルスタッペンの先行を許します。ペレスも横に並びかけますが、ここは抑えました。そして、ターン3。ボッタスはフェルスタッペンのインに入りポジションを奪い返します。ターン4、更に後続のペレスもこれに続こうとしますが接触。一旦アウトに弾き出されるもスピンしながらコースを横断してイン側のエスケープゾーンに戻されます。このアクシデントでペレスは最後尾まで後退することになりました。好グリッドだっただけに勿体なかったですね。小雨がパラついているせいか、ターン5の侵入では多くのマシンがブレーキをロックさせて白煙を上げています。このトリッキーなコンディションの中、ターン8でボッタスがハミルトンをオーバーテイク。ペースダウンしたハミルトンはサインツにも先行され3番手に後退します。2周目、ターン5の立ち上がりでサインツが鋭い加速を見せボッタスをオーバーテイク、首位に躍り出ます。サインツがラップリーダーになるのは、おそらくキャリア初ではないでしょうか?先のイタリアGPで優勝争いを繰り広げたこともあり、上位で走ることに慣れてきた感がありますね。さて、そんなサインツですが、しかし6周目、ターン1でボッタスがサインツをアウト側からオーバーテイク、ポジションを奪い返します。サインツ、首位陥落です。7周目、ハミルトンはホームストレートでサインツに並びかけ一気に前に出ます。これで再びメルセデスのワンツー体制となりました。そして、8周目にはフェルスタッペンがホームストレートでサインツをオーバーテイク、サインツは4番手に後退です。20周目、ホームストレートでボッタスがインにマシンを寄せてブロック態勢に入ります。一方のハミルトン、これをものともせずターン1でアウト側からボッタスを豪快にオーバーテイク、これで首位に返り咲き、ポジションを奪い返しました。20周目、ガスリーがターン1でサインツをオーバーテイク。これで9位にジャンプアップです。34周目、ターン1でペレスはアウト側からオコンの前に出ますが、立ち上がりでオコンが再び前に出ます。ターン5のヘアピンに向けてオコンはイン側にブロックラインを採りますが、ペレスはアウト側からオーバーテイク。一時は最後尾まで転落したペレスですが何とこのポジション迄這い上がってきました。45周目、ガスリーがリチャルドをターン1でオーバーテイク。着々を順位を上げています。今回のガスリー、乗れている感じで果敢に攻め立ててますね。64周目、やはりというか遂にというか出会ってしまったこの2台(汗)。ターン1でガスリーがペレスに迫りますが、ペレスのトリッキーなブロックに遭い攻略ならず。続いて65周目、満を持してというかホームストレートで充分に加速したガスリーは、アウト側から一気にペレスの前に出ます。ペレスは成す術も無くガスリーの先行を許すしかありません。中団グループの頂上決戦ともいえるこのバトル、今回絶好調のガスリーが見事に制しました。さて、レースの方はというと”GET IN THERE LEWIS!”ハミルトンがブッチギリでトップチェッカー、ミハエル・シューマッハの持つ通算優勝記録の91を超える92勝目を記録しました。これで、単独歴代1位。ライバルがいない現状を考えると、今後もこの記録は伸びていきそうです。4位は”CONGRATULATIONS GUYS.P4,NICE.”ルクレールです。メルセデスとレッドブルには及ばなかったものの、中団グループに埋もれていたこれまでよりは明らかに速くなったこともありルクレールは上機嫌。一方のベッテルが10位という渋いリザルトなのは気になりますが………。5位は”FANTASTIC JOB,PIERRE.”ガスリーです。ガスリーは現在在籍しているアルファタウリの居心地が良さそうですね。レッドブルにいる時は、周囲からのプレッシャーと違和感のあるマシンに四苦八苦している感じでした。事実、レッドブル在籍時よりも好成績を残している訳ですから、アルファタウリで走り続けるのがガスリーにとって最良の選択肢なのではないでしょうか。11位はライコネン。16番グリッドスタートながら、スタート直後の混乱で一時は6位までのし上がる奮闘を見せました。しかし、路面が乾いていくに従って順位を落とし、ポイント圏外でフィニッシュという結果に。しかしながら、現役最年長の41歳。今回の走りで「まだやれるぞ」ともいうべき、モチベーションと実力を垣間見せてくれました。来シーズンもアルファロメオ残留ということで、その雄姿がまだ見られるというのは嬉しい限りですね。