F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 21 SAO PAULO GP

2024年11月10日 04時47分46秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
3位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
4位 G.ラッセル メルセデスAMG
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
7位 角田裕毅 RB・ホンダ
8位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
9位 L.ローソン RB・ホンダ
10位 L.ハミルトン メルセデスAMG

 ブラジルGPです。スターティンググリッドはポールがノリス。以下、ラッセル、角田裕毅、オコン、ローソン、ルクレール、アルボン、ピアストリ、アロンソ、ストロールと続きます。何と、角田裕毅が自己ベストの3番グリッド。フェラーリの2台よりも速いです。これはもう、初ポディウムを期待するなという方が無理というものでしょう。スタートは2番グリッドのラッセルの伸びが良くホールショット。角田裕毅はオコンにインに割り込まれますが、踏ん張ってポジションキープ。後方では11番グリッドのペレスがスピン、コースアウト。最後尾までポジションダウンしてしまいます。これは痛い。レースの方はラッセル、ノリス、角田裕毅、オコン、ルクレール、ローソンのオーダーで進んでいきます。そして、レースの方はフェルスタッペンがトップチェッカー。スペインGP以来、10戦振りの勝利となります。17蕃グリッドスタートながら、怒涛の追い上げで首位にまで上り詰めました。予選で下位グリッドに沈んだ訳ですが、かえってこのことが、フェルスタッペンのドライバーとしての秀でた能力を証明する結果になった様に思います。2位はオコン、3位はガスリー。何とアルピーヌ勢ダブル表彰台です。不仲が取り沙汰されていたチームメイトのこの2人ですが、今回のポディウムを機に仲直りをすることができた様です。レース終了後、パルクフェルメで抱き合って互いの健闘を称え合っていました。この2人は少年時代にカートで争っていたライバル同士。そして、カート時代にあった同様のシチュエーションに今回のレースを重ね合わせて、思い出を語り合った様です。それにしても、少年時代にカートでライバルだった者同士が、頂点であるF1に上り詰めてチームメイトになっているというのもスゴい話ですね。これは桑田真澄と清原和博との関係にも似ているんじゃないでしょうか(突然の野球ネタで申し訳ありません。汗)PL学園で一緒にプレイしてきた桑田と清原ですが、清原が熱望していた巨人に入れず、桑田がその巨人に入ったことで2人の中は決裂。紆余曲折あったものの、最終的に2人は巨人で一緒にプレイしています。さて今回のレース、32周目にコラピントのクラッシュが原因による赤旗が出たことがリザルトに大いに影響したのではないでしょうか。赤旗中断中はタイヤ交換が認められる為、ピットインせずにコースに残っていた上位3人は大きなアドバンテージを得ることになりました。こうなると、赤旗中断を見越してタイヤ交換を遅らせるという、極端な戦略を生むことにもなりかねません。ていうか、ラッセルは実際にレース中、この事をチームに懸命に訴えていました。タイヤ交換の指示を出すスタッフに対して、「どうせこの雨だ。赤旗が出る筈だからタイヤ交換はしない方がいい」と。仕方なくチームの指示に従ってタイヤ交換をしたラッセルは、赤旗提示後スタッフに向かって「俺言ったよね?ステイアウトした方が良いって!」と不満をこぼしています。もし、ラッセルがステイアウトしていたならば、フェルスタッペンではなくラッセルが優勝していたことでしょう。セーフティーカー導入のタイミングで割を食うドライバーがいたレースは過去にもありました。オコンとガスリーの友情に水を差すつもりはありませんが、今回の赤旗中断がリザルトに与えた影響はかなり大きかった様に思います。

2024 ROUND 20 MEXICO CITY GP

2024年11月03日 07時22分35秒 | Weblog
1位 C.サインツ フェラーリ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 C.ルクレール フェラーリ
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 G.ラッセル メルセデスAMG
6位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
7位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
8位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
9位 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ
10位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー


 メキシコGPです。スターティンググリッドですが、ポールはサインツ。以下、フェルスタッペン、ノリス、ルクレール、ラッセル、ハミルトン、マグヌッセン、ガスリー、アルボン、ヒュルケンベルグと続きます。スタートは、2番グリッドのフェルスタッペンの伸びが良く、ポールのサインツと横並びのままターン1に向かいます。逃げ場を失ったサインツはシケインをショートカットしてコースに復帰。大幅にアドバンテージを築きますが、このままでは明らかにペナルティを食らうのでフェルスタッペンにポジションを譲ります。レースはフェルスタッペン、サインツ、ノリス、ルクレール、ハミルトン、ラッセル、マグヌッセン、ヒュルケンベルグのオーダーで進んでいきます。しかし、後方ではスタート直後のストレートでアクシデントが発生。角田裕毅がアルボンをアウト側からかわそうとしますが接触。弾かれた角田裕毅のマシンはウォールにヒットしエスケープゾーンに向かって一直線に滑っていきます。スタート直後のターン1付近ということもあり、かなり派手なアクシデントとなりました。角田裕毅、アルボン共々リタイアです。9周目、ターン1でサインツがイン側からフェルスタッペンをオーバーテイク。首位に返り咲きます。フェルスタッペンは何の抵抗をすることも無くサインツを前に出しました。10周目、ターン4からターン7にかけてフェルスタッペンとノリスのバトルが展開されますが、その隙を突いてルクレールが2台まとめてオーバーテイク。2番手に浮上しフェラーリのワンツー体制となります。71周目、最終ターンでルクレールが挙動を乱しコースアウト。ウォールにかなり接近し、あわやクラッシュという場面でしたがルクレール、何とか態勢を立て直します。エスケープゾーンのターマックになっている部分のギリギリで持ちこたえてコースに復帰しますが、しかし、この隙にノリスに前に出られてしまいます。”GRACIAS MEXICO.”そして、レースの方はサインツがトップチェッカー。今シーズン2勝目です。来シーズンはウイリアムズに移籍する訳ですが「移籍前に1度勝ちたかった」と語っていた通り、見事念願が叶いました。メキシコはスペイン語圏でもありスペイン人であるサインツにも親しみのある国でしょう。スペイン語の声援に囲まれて格別な勝利の余韻に浸れたのではないでしょうか。しかし、これだけチームに貢献しているサインツが大人の事情とはいえ、今シーズン限りでチームからいなくなってしまうのは何とも残念な限りですね。サインツを押し出す形でハミルトンがフェラーリにやってくる訳ですが、赤いレーシングスーツを着ているハミルトン…、何とも想像がつきません(汗)。フェラーリで勝利を掴むことは、殆ど全てのドライバーの夢だといえるでしょう。そういうチームが残っているということは、F1もまだまだ捨てたもんじゃないということでしょうか。6位はフェルスタッペン。2回連続でノリスをコース外に押しやり10秒×2のペナルティを食らっております。タイトル防衛の為に、なり振り構わずポジションを守りたくなる心情はわからなくもないですが、やはりバトルの際はマシン1台分のスペースを残すのが暗黙の了解となっている筈。危険なドライビングをしていると批判を受けているフェルスタッペンは、ポイント以上のものを失っているんじゃないでしょうか。