1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
3位 S.ベッテル フェラーリ
4位 V.ボッタス メルセデスAMG
5位 K.ライコネン フェラーリ
6位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
7位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
8位 C.サインツ ルノー
9位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ
10位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
シンガポールGPです。スターティンググリッドは、ポールがハミルトン、以下フェルスタッペン、ベッテル、ボッタス、ライコネン、リチャルドと続きます。ポールのハミルトン以外はいつもとちょっと違う感じ。フロントロウにはフェルスタッペンが久々に並びましたね。フェラーリ勢はイマイチ振るいません。スタートはハミルトンがホールショット。ベッテルはフェルスタッペンに並べ掛け一瞬前に出ますがフェルスタッペン、ここはイン側をガッチリキープします。ターン5を立ち上がったベッテル、ターン6からターン7へ向かって加速。ターン7の手前でアウト側がら前に出てそのままオーバーテイク。と、そこでイエローフラッグが降られます。正確には、ベッテルがターン5を通過した時点で出てましたが。って、これ大丈夫なんですか?イエロー出てからベッテルがフェルスタッペンをオーバーテイクしたことになりますけど?まあ、その後順位を戻す等の措置は取られなかったので大丈夫だったのでしょう。さて、そのイエローの原因となったのはオコンとペレスの2台。何だってー!?またもこの2人、同士討ちしてしまいましたよ。まあ、今回の場合は意地の張り合いというよりは、意表を突かれたペレスが対応できずに起こしたミス、という気がしますが。スタート直後のターン2でペレスが前の車に詰まった隙に右側からスルッと出てペレスの横に並んだオコン。しかし、急に出てきてよく見えなかったのか、ペレスはターン3の立ち上がりで徐々にアウト側に膨らんできてオコンと接触。オコンはその衝撃で弾き飛ばされウォールに激突。マシンの右半分を大破し、そのままリタイアとなりました。さて、18周目。ピットアウトしてきたフェルスタッペンがコースに復帰してきます。そして、そこには丁度ベッテルがやって来ました(汗)。ターン2からターン3にかけてフェルスタッペンと並走して前に出ようとしますが、一歩及ばず。折角オーバーテイクしたフェルスタッペンの先行を許すことになりました。”YES!”ベッテルの前に出て、してやったりのフェルスタッペン、ペースを上げてベッテルを引き離しにかかります。さて27周目、ガスリーとルクレール、注目の若手同士のバトルです。恐らくターン10~12にかけてのシケインを立ち上がってきたガスリー。後ろのルクレールを意識してイン側のブロックラインでターン13に侵入。ルクレールは立ち上がりでラインをクロスさせてターン14でアウト側からガスリーをオーバーテイク。ルクレールは必死に抵抗するガスリーを意に介さず、教科書通りのキレイなライン取りでガスリーを攻略しました。続いて34周目、今度はペレスとシロトキンのバトルが勃発。ターン16からターン17にかけて並走しながら通過していきます。そしてターン17の立ち上がり、ペレスが不意にイン側に寄って行きシロトキンと接触!両者ともマシンが弾かれ、パーツが飛び散りました。さて、この接触で割を食ったのはペレス。左リアタイヤをパンクさせ、結局シロトキンに先行されたばかりかスローダウンして次々と順位を落としていきます。更にはドライブスルーペナルティまで課せられて踏んだり蹴ったりです。ペレスは序盤、チームメイトのオコンと接触してリタイアに追い込んでおり、自身も入賞が絶望的という状況。フォースインディア、ここ最近では最悪の展開となってしまいました。さて、まだまだバトルは続きます。ターン5を立ち上がって緩いターン6で横に並びターン7の左直角コーナーでグロジャンがアウト側から仕掛けますがシロトキンが抑え込みます。しかし、次のターン8の右に鋭角なコーナーでグロジャンがインに潜り込みオーバーテイク。立ち上がりでシロトキンがあがきますがグロジャンは抑え込み、ここで勝負ありですね。と、言いたいところですが、このバトルをすぐ後ろでイライラしながら見ていた人がいました(汗)。それは先頭を走っていたハミルトンです。この2台に足止めを食らっている隙に、後方からフェルスタッペンが迫って来て、5秒あったリードがチャラになってしまいました。ブルーフラッグを無視して延々とバトルを続ける彼らに対して「こいつら狂ってるぜ」(ハミルトン)、「こいつらは何をやっているんだ?」(フェルスタッペン)と辛辣なコメント。フェルスタッペンに至っては「ピー音」付きでしたよ(笑)。フェルスタッペンにとって、彼らはハミルトンに追いつく手助け(結果的に)をしてくれた訳ですが、そのフェルスタッペンですら呆れていたのですから相当ですね。ターン10でハミルトンがやっとシロトキンをオーバーテイク。その際にも後方のフェルスタッペンに対するブロックはキッチリ行ったりと本当に忙しいですね(汗)。尚、グロジャンはブルーフラッグ無視の過度で5秒加算のペナルティを食らっております。一方のシロトキンですが、今シーズンF1デビュー。今まであまり国際映像に映ることが少なかったのですが、今回は長時間に亘ってバッチリ露出しました。それだけ、カメラが食いつきそうなバトルに絡んでいたということでしょう(ペレスとグロジャンとのバトル)。入賞した時よりも目立ってたんじゃないですか?イヤな目立ち方ではありますが(汗)。さて、その後のハミルトンはフェルスタッペン以下、後続を引き離してトップチェッカー、ベッテルとのポイント差を更に広げて40としています。一方のベッテルは3位。30秒以上引き離されハミルトンはおろかフェルスタッペンにも遥かに及びませんでした、完敗です。ポディウムでも憮然とした表情のベッテル。さすがに今回のレース内容でははしゃぐ気分にはなれないでしょう。2016年のシーズンオフにロズベルグが引退して以来、タイトル争いはハミルトン対ベッテルという構図になっていますが、ベッテルのミスや戦略ミスによってチャンスを逃しています。レッドブル在籍時のベッテルはプレッシャーに滅法強く、不可能な状況からでも逆転でタイトルをもぎ取ったこともありました。今のベッテルはとても神経質で、4連続でタイトルを獲った時の強さが感じられません。これは、本人の言う様にミハエル・シューマッハという相談相手がいないのが原因かも知れませんね。シューマッハは2013年のスキー事故により療養生活が続いています。ベッテルの状態を鑑みるに、その通りと思って間違いないでしょう。どんな絶望的な状況になっても何とかしてしまうハミルトンは本当に手強いです。このまま5回目のタイトルを獲るのでしょうか………。
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
3位 S.ベッテル フェラーリ
4位 V.ボッタス メルセデスAMG
5位 K.ライコネン フェラーリ
6位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
7位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
8位 C.サインツ ルノー
9位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ
10位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
シンガポールGPです。スターティンググリッドは、ポールがハミルトン、以下フェルスタッペン、ベッテル、ボッタス、ライコネン、リチャルドと続きます。ポールのハミルトン以外はいつもとちょっと違う感じ。フロントロウにはフェルスタッペンが久々に並びましたね。フェラーリ勢はイマイチ振るいません。スタートはハミルトンがホールショット。ベッテルはフェルスタッペンに並べ掛け一瞬前に出ますがフェルスタッペン、ここはイン側をガッチリキープします。ターン5を立ち上がったベッテル、ターン6からターン7へ向かって加速。ターン7の手前でアウト側がら前に出てそのままオーバーテイク。と、そこでイエローフラッグが降られます。正確には、ベッテルがターン5を通過した時点で出てましたが。って、これ大丈夫なんですか?イエロー出てからベッテルがフェルスタッペンをオーバーテイクしたことになりますけど?まあ、その後順位を戻す等の措置は取られなかったので大丈夫だったのでしょう。さて、そのイエローの原因となったのはオコンとペレスの2台。何だってー!?またもこの2人、同士討ちしてしまいましたよ。まあ、今回の場合は意地の張り合いというよりは、意表を突かれたペレスが対応できずに起こしたミス、という気がしますが。スタート直後のターン2でペレスが前の車に詰まった隙に右側からスルッと出てペレスの横に並んだオコン。しかし、急に出てきてよく見えなかったのか、ペレスはターン3の立ち上がりで徐々にアウト側に膨らんできてオコンと接触。オコンはその衝撃で弾き飛ばされウォールに激突。マシンの右半分を大破し、そのままリタイアとなりました。さて、18周目。ピットアウトしてきたフェルスタッペンがコースに復帰してきます。そして、そこには丁度ベッテルがやって来ました(汗)。ターン2からターン3にかけてフェルスタッペンと並走して前に出ようとしますが、一歩及ばず。折角オーバーテイクしたフェルスタッペンの先行を許すことになりました。”YES!”ベッテルの前に出て、してやったりのフェルスタッペン、ペースを上げてベッテルを引き離しにかかります。さて27周目、ガスリーとルクレール、注目の若手同士のバトルです。恐らくターン10~12にかけてのシケインを立ち上がってきたガスリー。後ろのルクレールを意識してイン側のブロックラインでターン13に侵入。ルクレールは立ち上がりでラインをクロスさせてターン14でアウト側からガスリーをオーバーテイク。ルクレールは必死に抵抗するガスリーを意に介さず、教科書通りのキレイなライン取りでガスリーを攻略しました。続いて34周目、今度はペレスとシロトキンのバトルが勃発。ターン16からターン17にかけて並走しながら通過していきます。そしてターン17の立ち上がり、ペレスが不意にイン側に寄って行きシロトキンと接触!両者ともマシンが弾かれ、パーツが飛び散りました。さて、この接触で割を食ったのはペレス。左リアタイヤをパンクさせ、結局シロトキンに先行されたばかりかスローダウンして次々と順位を落としていきます。更にはドライブスルーペナルティまで課せられて踏んだり蹴ったりです。ペレスは序盤、チームメイトのオコンと接触してリタイアに追い込んでおり、自身も入賞が絶望的という状況。フォースインディア、ここ最近では最悪の展開となってしまいました。さて、まだまだバトルは続きます。ターン5を立ち上がって緩いターン6で横に並びターン7の左直角コーナーでグロジャンがアウト側から仕掛けますがシロトキンが抑え込みます。しかし、次のターン8の右に鋭角なコーナーでグロジャンがインに潜り込みオーバーテイク。立ち上がりでシロトキンがあがきますがグロジャンは抑え込み、ここで勝負ありですね。と、言いたいところですが、このバトルをすぐ後ろでイライラしながら見ていた人がいました(汗)。それは先頭を走っていたハミルトンです。この2台に足止めを食らっている隙に、後方からフェルスタッペンが迫って来て、5秒あったリードがチャラになってしまいました。ブルーフラッグを無視して延々とバトルを続ける彼らに対して「こいつら狂ってるぜ」(ハミルトン)、「こいつらは何をやっているんだ?」(フェルスタッペン)と辛辣なコメント。フェルスタッペンに至っては「ピー音」付きでしたよ(笑)。フェルスタッペンにとって、彼らはハミルトンに追いつく手助け(結果的に)をしてくれた訳ですが、そのフェルスタッペンですら呆れていたのですから相当ですね。ターン10でハミルトンがやっとシロトキンをオーバーテイク。その際にも後方のフェルスタッペンに対するブロックはキッチリ行ったりと本当に忙しいですね(汗)。尚、グロジャンはブルーフラッグ無視の過度で5秒加算のペナルティを食らっております。一方のシロトキンですが、今シーズンF1デビュー。今まであまり国際映像に映ることが少なかったのですが、今回は長時間に亘ってバッチリ露出しました。それだけ、カメラが食いつきそうなバトルに絡んでいたということでしょう(ペレスとグロジャンとのバトル)。入賞した時よりも目立ってたんじゃないですか?イヤな目立ち方ではありますが(汗)。さて、その後のハミルトンはフェルスタッペン以下、後続を引き離してトップチェッカー、ベッテルとのポイント差を更に広げて40としています。一方のベッテルは3位。30秒以上引き離されハミルトンはおろかフェルスタッペンにも遥かに及びませんでした、完敗です。ポディウムでも憮然とした表情のベッテル。さすがに今回のレース内容でははしゃぐ気分にはなれないでしょう。2016年のシーズンオフにロズベルグが引退して以来、タイトル争いはハミルトン対ベッテルという構図になっていますが、ベッテルのミスや戦略ミスによってチャンスを逃しています。レッドブル在籍時のベッテルはプレッシャーに滅法強く、不可能な状況からでも逆転でタイトルをもぎ取ったこともありました。今のベッテルはとても神経質で、4連続でタイトルを獲った時の強さが感じられません。これは、本人の言う様にミハエル・シューマッハという相談相手がいないのが原因かも知れませんね。シューマッハは2013年のスキー事故により療養生活が続いています。ベッテルの状態を鑑みるに、その通りと思って間違いないでしょう。どんな絶望的な状況になっても何とかしてしまうハミルトンは本当に手強いです。このまま5回目のタイトルを獲るのでしょうか………。