1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
5位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
6位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
7位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
8位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
9位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ
10位 B.ハートレー トロロッソ・ホンダ
ドイツGPです。スターティンググリッドはポールがベッテル、以下ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、マグヌッセン、グロジャン、ヒュルケンベルグ、サインツと続きます。ってアレッ?ハミルトンどこー?何とハミルトン、予選Q1のマシントラブルで14番グリッドです。この位置からのスタートではさすがに苦戦を強いられそうですが大丈夫、この後復活しますから。って前回からそればっかりですね(汗)。まあ、原因はマシントラブルなので、ハミルトン自体のスピードには問題無いでしょうから這い上がっていくのは目に見えてるんじゃないでしょうか?最後尾とかではなくて、こんな中途半端なポジションにいられると周りの中段グループは、やりずらくてしょうがないでしょうが(笑)。何しろ、いつもは前列に陣取っているマシンが、こんな後方に並んでいるのですからね。ハミルトンの周りだけ、空気がピリピリしてるんじゃないですか?さて、スタートは、ポールのベッテルがホールショット。上位陣は大きな混乱も無く、ほぼグリッドの順にマシンが通過していきます。25周目、先頭のベッテルがピットイン。ソフトタイヤでプッシュしていたライコネンの後方1.5秒の位置に復帰します。ライコネン、ベッテルのオーダーでフェラーリがワンツーで走行を続けます。このままライコネン、久々に優勝か?といきたいところですが、残念ながらライコネンの優勝は今回もおあずけ。この後、順位が二転三転することになります。ワンツーで走行を続けるフェラーリ勢ですが、次第にライコネンのペースが落ちていきます。ベッテルはライコネンに抑え込まれる形となり、無線でチームに訴えます。チームはなかなか動きませんでしたが遂にチームオーダー発令。「直接言いなよ。俺に何をして欲しいんだい?要するにベッテルを先に行かせればいいんだろ?」39周目、ライコネンは渋々ながら指示に応じベッテルを先に行かせました。これでベッテルが先頭に復帰です。そして、44周目このレースの行く末を決定的にする出来事が起こります。雨です!雨が降ってきました!けっこう前から怪しい雲が空を覆っていましたが、遂に雲が泣き出しました。最初に足を掬われたのはルクレール。おそらくターン1だとは思いますが、立ち上がったところでスピン。360°回転して何事もなかった様にそのまま走り去りました。往年のマンセルを思い出しますね(汗)。続いてウェットに履き替えたガスリーが何故かコースアウト。サンドトラップの上を延々と走り続けます。51周目、ライコネンは周回遅れのハースをアウト側からオーバーテイクしようとしましたがコースアウト。「あの周回遅れがカンペキにブロックしやがった」と、悔しがるライコネン。このミスが響いてボッタスにオーバーテイクを許すことになります。そして、このレース最大のアクシデント。先頭を走っていたベッテル、ターン13を曲がり切れずにコースアウトです。「カンベンしてくれ」と叫び、ステアリングを両手でバシバシ叩きつます。地元凱旋が目前だっただけに、悔しがるのも無理はあません。まあ、悔しがった最大の理由は、ハミルトンにランキングで逆転されてしまうことだったとは思いますが。これでセーフティーカーの導入です。各車ピットイン。ここでちょっとしたハプニングが起こります。「ボックス、ボックス」(ピットのことをボックスと呼びます)チームからの指示に従い、ピットロードに侵入するハミルトン。「キミはステイアウトしてるのかい?」「ノー!ステイアウトしてくれ!」ここで、芝生を横切って、ピットロードからコースに戻ります。「IN IN IN IN IN IN IN !」「おまえなあ………、俺はピットに入るところだったんだぞ?」「ああ、ゴメンよ!そまま行ってくれ!」この時、芝生をショートカットした行為が問題となり、レース後スチュワードに呼び出されることになります。結果、懲戒処分のみで、ペナルティを受けることはありませんでした。さて、各チーム共ピット作業がひと段落しレース再開となりますが、ここで、ある意味このレース最大の事件が起こります。セーフティーカー先導でタイヤが冷えてしまい、ペースが上がらないハミルトンに、なんとボッタスが襲い掛かったのです。ターン6のヘアピンでアウトから揺さぶりをかけるボッタス。続くターン7、ターン8でも揺さぶりをかけ続けます。しかしここで緊急連絡(業務連絡?)、チームから無線が入ります。「ヴァルテッリ、ジェイムズだ。ポジションは、そのままでいてもらえるかな?申し訳無いが」「了解、ジェイムズ」テクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンに諭されボッタスは矛を収めました。ボッタスとしても、ここで謀反を起こしても得るものは大してありませんからね、さて、その後ハミルトンはペースアップし、ボッタスに4秒以上の差をつけてトップチェッカー。ランキングトップに返り咲きです。しかし、ハミルトン凄いですね~。14番グリッドから優勝ですよ!雨という幸運が味方したとはいえ、キッチリ結果を出してしまう。どんな不利な状況になっても諦めない。このしぶとさがハミルトンの一番怖いとこじゃないでしょうか。まるで、運まで味方につけてしまったかの様な勝ちっぷりでしたね。逆に運に見放されてしまったのがベッテル。序盤から中盤にかけてレースを支配。チームオーダーを発動させ、ライコネンにポジションを譲らせてまで先頭の座に返り咲きますが、雨に足を掬われてコースアウト。ステアリングを叩いて、全力で悔しがるベッテルの気持ちが痛い程わかりますね。さて、予選終了後にベッテルがハミルトンに語ったコメントを覚えていますか?「彼には気の毒に思う」といったことを言っていましたが、まさか!同情を向けた相手に優勝をかっさらわれることになるとは、思いもよらなかったでしょう。これがレースの怖いところですね。ベッテルは、やることなすこと全てが空回りしてしまっている様で、見ていて本当に気の毒になってしまいます(汗)。そして、やはり注目すべきは、このレース最大の事件ですね。セーフティーカーの導入のスロー走行でタイヤが冷えてしまったハミルトン。そのペースの上がらないハミルトンを攻め立てるボッタス。一瞬、何が起こっているのか理解できませんでしたね、マジで。さながら、織田信長に反旗を翻した明智光秀といった感じでしょうか(爆)。ジェイムズ・アリソンの介入が無かったら、そのままバトルは続いていたんじゃないですかね。「ヒヤヒヤさせんなよ」といった感じのトト・ヴォルフの表情が印象的でした(汗)。今回のボッタスの一連の行動が、ちょっとしたイタズラ心なのか、それとも隠し持っていた野心の現れなのかはわかりません。まあ、ボッタスとしても千載一遇のチャンスで、せっかく手に入れたメルセデスのシートですから、そうそう安易にチームの反感を買う様なことはしないでしょう。とはいえ、メルセデスとしては新たな火種ができない様、やきもきしているところだとは思いますが(汗)。
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
5位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
6位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
7位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
8位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
9位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ
10位 B.ハートレー トロロッソ・ホンダ
ドイツGPです。スターティンググリッドはポールがベッテル、以下ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、マグヌッセン、グロジャン、ヒュルケンベルグ、サインツと続きます。ってアレッ?ハミルトンどこー?何とハミルトン、予選Q1のマシントラブルで14番グリッドです。この位置からのスタートではさすがに苦戦を強いられそうですが大丈夫、この後復活しますから。って前回からそればっかりですね(汗)。まあ、原因はマシントラブルなので、ハミルトン自体のスピードには問題無いでしょうから這い上がっていくのは目に見えてるんじゃないでしょうか?最後尾とかではなくて、こんな中途半端なポジションにいられると周りの中段グループは、やりずらくてしょうがないでしょうが(笑)。何しろ、いつもは前列に陣取っているマシンが、こんな後方に並んでいるのですからね。ハミルトンの周りだけ、空気がピリピリしてるんじゃないですか?さて、スタートは、ポールのベッテルがホールショット。上位陣は大きな混乱も無く、ほぼグリッドの順にマシンが通過していきます。25周目、先頭のベッテルがピットイン。ソフトタイヤでプッシュしていたライコネンの後方1.5秒の位置に復帰します。ライコネン、ベッテルのオーダーでフェラーリがワンツーで走行を続けます。このままライコネン、久々に優勝か?といきたいところですが、残念ながらライコネンの優勝は今回もおあずけ。この後、順位が二転三転することになります。ワンツーで走行を続けるフェラーリ勢ですが、次第にライコネンのペースが落ちていきます。ベッテルはライコネンに抑え込まれる形となり、無線でチームに訴えます。チームはなかなか動きませんでしたが遂にチームオーダー発令。「直接言いなよ。俺に何をして欲しいんだい?要するにベッテルを先に行かせればいいんだろ?」39周目、ライコネンは渋々ながら指示に応じベッテルを先に行かせました。これでベッテルが先頭に復帰です。そして、44周目このレースの行く末を決定的にする出来事が起こります。雨です!雨が降ってきました!けっこう前から怪しい雲が空を覆っていましたが、遂に雲が泣き出しました。最初に足を掬われたのはルクレール。おそらくターン1だとは思いますが、立ち上がったところでスピン。360°回転して何事もなかった様にそのまま走り去りました。往年のマンセルを思い出しますね(汗)。続いてウェットに履き替えたガスリーが何故かコースアウト。サンドトラップの上を延々と走り続けます。51周目、ライコネンは周回遅れのハースをアウト側からオーバーテイクしようとしましたがコースアウト。「あの周回遅れがカンペキにブロックしやがった」と、悔しがるライコネン。このミスが響いてボッタスにオーバーテイクを許すことになります。そして、このレース最大のアクシデント。先頭を走っていたベッテル、ターン13を曲がり切れずにコースアウトです。「カンベンしてくれ」と叫び、ステアリングを両手でバシバシ叩きつます。地元凱旋が目前だっただけに、悔しがるのも無理はあません。まあ、悔しがった最大の理由は、ハミルトンにランキングで逆転されてしまうことだったとは思いますが。これでセーフティーカーの導入です。各車ピットイン。ここでちょっとしたハプニングが起こります。「ボックス、ボックス」(ピットのことをボックスと呼びます)チームからの指示に従い、ピットロードに侵入するハミルトン。「キミはステイアウトしてるのかい?」「ノー!ステイアウトしてくれ!」ここで、芝生を横切って、ピットロードからコースに戻ります。「IN IN IN IN IN IN IN !」「おまえなあ………、俺はピットに入るところだったんだぞ?」「ああ、ゴメンよ!そまま行ってくれ!」この時、芝生をショートカットした行為が問題となり、レース後スチュワードに呼び出されることになります。結果、懲戒処分のみで、ペナルティを受けることはありませんでした。さて、各チーム共ピット作業がひと段落しレース再開となりますが、ここで、ある意味このレース最大の事件が起こります。セーフティーカー先導でタイヤが冷えてしまい、ペースが上がらないハミルトンに、なんとボッタスが襲い掛かったのです。ターン6のヘアピンでアウトから揺さぶりをかけるボッタス。続くターン7、ターン8でも揺さぶりをかけ続けます。しかしここで緊急連絡(業務連絡?)、チームから無線が入ります。「ヴァルテッリ、ジェイムズだ。ポジションは、そのままでいてもらえるかな?申し訳無いが」「了解、ジェイムズ」テクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンに諭されボッタスは矛を収めました。ボッタスとしても、ここで謀反を起こしても得るものは大してありませんからね、さて、その後ハミルトンはペースアップし、ボッタスに4秒以上の差をつけてトップチェッカー。ランキングトップに返り咲きです。しかし、ハミルトン凄いですね~。14番グリッドから優勝ですよ!雨という幸運が味方したとはいえ、キッチリ結果を出してしまう。どんな不利な状況になっても諦めない。このしぶとさがハミルトンの一番怖いとこじゃないでしょうか。まるで、運まで味方につけてしまったかの様な勝ちっぷりでしたね。逆に運に見放されてしまったのがベッテル。序盤から中盤にかけてレースを支配。チームオーダーを発動させ、ライコネンにポジションを譲らせてまで先頭の座に返り咲きますが、雨に足を掬われてコースアウト。ステアリングを叩いて、全力で悔しがるベッテルの気持ちが痛い程わかりますね。さて、予選終了後にベッテルがハミルトンに語ったコメントを覚えていますか?「彼には気の毒に思う」といったことを言っていましたが、まさか!同情を向けた相手に優勝をかっさらわれることになるとは、思いもよらなかったでしょう。これがレースの怖いところですね。ベッテルは、やることなすこと全てが空回りしてしまっている様で、見ていて本当に気の毒になってしまいます(汗)。そして、やはり注目すべきは、このレース最大の事件ですね。セーフティーカーの導入のスロー走行でタイヤが冷えてしまったハミルトン。そのペースの上がらないハミルトンを攻め立てるボッタス。一瞬、何が起こっているのか理解できませんでしたね、マジで。さながら、織田信長に反旗を翻した明智光秀といった感じでしょうか(爆)。ジェイムズ・アリソンの介入が無かったら、そのままバトルは続いていたんじゃないですかね。「ヒヤヒヤさせんなよ」といった感じのトト・ヴォルフの表情が印象的でした(汗)。今回のボッタスの一連の行動が、ちょっとしたイタズラ心なのか、それとも隠し持っていた野心の現れなのかはわかりません。まあ、ボッタスとしても千載一遇のチャンスで、せっかく手に入れたメルセデスのシートですから、そうそう安易にチームの反感を買う様なことはしないでしょう。とはいえ、メルセデスとしては新たな火種ができない様、やきもきしているところだとは思いますが(汗)。