トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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日田バス 最近の話題

2012-11-30 21:57:00 | バス
日田バスの最近の話題を。

1・急行用車両置換えとさらなるダイヤ改正。



10月1日のダイヤ改正で急行朝倉街道線、久留米線はそれぞれ杷木線、浮羽線へと短縮されたが、以前の記事で紹介したように車両は以前のトップドア車で運行されていた。しかし、遅くとも11月13日以降は、西鉄より転属した271で運行されている。271は車内の運転士氏名札を入れるケースに、「久留米200か・172」の旧登録番号が残されており、旧社番は5664と判明した。この車両、車内外のどこにも「日田バス」の表記がない。
なお、早くも11月21日にダイヤ改正が行われ、浮羽発着所15:35発日田行、日田16:16発浮羽行が廃止された。また、杷木~高塚往復のダイヤが時刻修正され、従来よりも30分長く高塚地蔵尊へ参拝できるようになっている。

2・271導入に伴う在来車の動向
271導入に伴う在来車の動向であるが、従来急行用に使用されていた199が運用から外れ、行方不明となっている。ただ、経年からして廃車とは考えにくい。他社へ転属か、共栄車体にでも入場しているのだろうか。202は専ら日田~杖立線で使用されているようである。玉突きで杖立線に使用されていた206が主に森町線へ、玖珠常駐だった207が日田へ戻り、一部部品を外され留置中。208はそのまま玖珠常駐で使用されているが、日田にもう1台スマートループ車が整備中で、今後の動向が注目される。



中型の「赤バス」は3台が在籍。上から206・207・208。旧社番は上から2909、2910、2914。微妙に塗装に差異がある。208は前面に「日田バス」表記、中扉右側にサボ使用。


小型車は627が夏以降同行不明である。また、画像の626は時折ひたはしり号の代走として使用される。

なお、久大本線代行バスとして使用されていた1000と1001は本体に復帰し、教習所に戻っている。

【簡易版】戦前期の日田バス沿線のバス概況

2012-11-28 19:58:00 | バス
大正14年4月
湯平駅~森町間に長野終治氏経営で所要2時間半、運賃3円30銭、森町8:30発、湯平駅15:00発で1日1往復、乗客皆無の場合運行休止。
参考 時刻表(全国版)50銭であるから現在の中型時刻表を750円と考えると、5250円に相当する。
昭和5年9月
いずれも事業者不明であるが、
久留米-日田間75km、1円48銭(3170円)、2時間(おそらく誤植、あまりに早すぎる)
筑後吉井駅-日田間21km、68銭(1456円)、1時間。
豊後森駅-日田間27.5km、2円20銭(4712円)、2時間。
豊後森駅-森町間2km、10銭(214円)、5分。
カッコ内は運賃を2142倍したもの。時刻表35銭を750円に換算。

昭和9年12月
事業者不明であるが、
久留米-日田間75km、1円48銭(4440円)、2時間(同様に誤植と思われる)。
夜明駅-日田間8km、30銭(900円)、25分
日田駅-天ヶ瀬駅間16km、50銭(1500円)、50分。
日田駅-杖立温泉間26km、80銭(2400円)、1時間20分。
日田駅-鯛生間46km、1円60銭(4800円)、2時間半。
豊後森駅-森町間2km、10銭(300円)、5分。
時刻表25銭を750円に換算し、運賃を3000倍したものを括弧内に記載。

昭和11年、石井自動車、小国石井自動車、旭自動車の合併で日田自動車設立。
杖立線の仙丈橋バス停に、「乗合自動車待合所 鯛生杖立方面行 石井自動車商会」と書かれた看板が残っているらしい。

バスターミナル54 上椎葉

2012-11-09 19:23:00 | バス
宮崎県東臼杵郡椎葉村の「上椎葉」。九州山地の真ん中、深い山奥にある山村で、平家の落人伝説で有名である。「上椎葉」バス停は、国の重要文化財である鶴富屋敷(那須家住宅)や役場もある村の中心地にある。


古びたバス車庫を併設する。日向から1日4本、2時間半をかけてやってくる宮崎交通の終点であり、村内各所へ路線網を展開する村営バスの車庫を兼ねる。


村営バスと宮崎交通のバス停が並ぶ。村営バスの停留所はHPで見ると「バス車庫」とされている。どちらが正式なのか、そもそも正式名称の概念があるのかは不明。




村営バス、宮崎交通ともに本数は僅かである。

◎基礎データ
所在地 宮崎県東臼杵郡椎葉村
乗り入れ事業者 宮崎交通 椎葉村営バス
乗車券類 発売なし
連絡鉄道路線 なし
類型 地域拠点 バス営業所(車庫)
訪問日 2012年11月9日

バスターミナル53 馬見原

2012-11-09 19:00:00 | バス
熊本県上益城郡山都町(旧・蘇陽町)の馬見原にある熊本バス「馬見原」。熊本バス馬見原出張所を併設する。


旧・日向往還の宿場町であった馬見原。周辺には白壁の建物が立ち並び、景観は美しい。同じ宿場町であった吉井を彷彿とさせる。建物には馬見原「営業所」とあるが現在は格下げされ「出張所」になった。ここから1キロほど行くと宮崎県五ヶ瀬町である。


奥には古びた車庫があり、バスが待機している。


出札口がかつて鉄道駅と並ぶ拠点であったことを物語る。中は鍵がかかっており入れなかった。


ガラス越しに建物内を見る。壁に掲げられた運賃表、熊本までは1690円。


壁に掲げられた古めかしい路線図。かつては宮崎交通バスも乗り入れていて、延岡、宮崎まで乗り継ぐことが可能であったようだ。


平日は8本、土休日は7本、1本を除き熊本交通センターまで乗り入れる。

◎基礎データ
所在地 熊本県上益城郡山都町馬見原387番地
乗り入れ事業者 熊本バス
乗車券類 発売状況不明
連絡鉄道路線 なし
類型 地域拠点 バス営業所
訪問日 2012年11月9日

駅と駅前風景12 蘭留

2012-11-08 21:41:00 | 
宗谷本線の蘭留駅。以前紹介した南比布からさらに3駅北に進む。ここも国道40号線沿いにあり、旭川からの距離は22キロである。



駅舎はJR発足後の1988年改築。1986年に無人化された。ホームは2面2線。


駅前は40号線との間に少ないながらも住宅が立ち並ぶ。


国道40号線には道北バスのバス停がある。40号線沿いには郵便局や商店もあるが、集落自体は小さく、学校も存在しない。

○基礎データ
所在地 北海道上川郡比布町北9線14号
路線 北海道旅客鉄道 宗谷本線
開業 1898年11月25日
乗り入れバス路線 道北バス(やや距離有り)
乗降客数 不明
無人駅
訪問日 2012年10月11日