熊本電鉄の藤崎線・菊池線が接続する拠点駅、北熊本駅。1949年の開業である。
まるで木造校舎のような外観。右側の青い部分はテナントの八百屋。
左側には鉄道部が入居する。なんと窓枠が木製。
左側は窓口だが、普通乗車券の販売は一切行わず、回数券、定期券の販売と運賃の受け取りを行う。乗車時は正面の整理券発行機から整理券を取って乗車する。2000年頃までは入場券の販売も行われていて、券面が10円であったが130円に訂正して販売していた。
木の香り漂う改札周り。
駅全景を見る。車両基地が併設。架線柱は殆どが木製で、ローカルムードが漂う。
熊本電鉄の輸送人員は、ここ数年微減傾向にある。しかしながら、減少率は小さく、非常に検討している部類に入るといえる。古いデータながら、
1986年 107万人
1990年 153万人
1994年 169万人
1997年 174万人
2000年 162万人
2004年 151万人
1986年と2004年を比較しても、1.5倍の輸送人員となっていることは特筆される。この間、地方民鉄(大手、準大手、大都市圏小私鉄を除く)の輸送人員合計が320百万人から270百万人に減少していることを見ると、健闘ぶりがお分りいただけよう。ただ、沿線の都市化ぶりを見ると、2005年の輸送密度が上田電鉄や万葉線、えちぜん鉄道とほぼ同じ1400人に過ぎないことが、意外に思えてくる。国鉄であれば特定地方交通線に指定され、第1次廃止対象路線にも選ばれ得る程の惨状である。結論としては、沿線のロケーションを生かし切れていない、この一言に尽きる。
なお、北熊本駅の1994年の1日平均乗降人員は474人で、当時の17駅中8位である。
参考文献
『鉄路 Vol.17』九州大学鉄道研究会 1995年
『熊本電鉄の利用促進とまちづくりを考える交通社会実験』熊本大学大学院教授 溝上章志 2007年
『地方民鉄の現状と課題』(社)日本民営鉄道協会 2006年
まるで木造校舎のような外観。右側の青い部分はテナントの八百屋。
左側には鉄道部が入居する。なんと窓枠が木製。
左側は窓口だが、普通乗車券の販売は一切行わず、回数券、定期券の販売と運賃の受け取りを行う。乗車時は正面の整理券発行機から整理券を取って乗車する。2000年頃までは入場券の販売も行われていて、券面が10円であったが130円に訂正して販売していた。
木の香り漂う改札周り。
駅全景を見る。車両基地が併設。架線柱は殆どが木製で、ローカルムードが漂う。
熊本電鉄の輸送人員は、ここ数年微減傾向にある。しかしながら、減少率は小さく、非常に検討している部類に入るといえる。古いデータながら、
1986年 107万人
1990年 153万人
1994年 169万人
1997年 174万人
2000年 162万人
2004年 151万人
1986年と2004年を比較しても、1.5倍の輸送人員となっていることは特筆される。この間、地方民鉄(大手、準大手、大都市圏小私鉄を除く)の輸送人員合計が320百万人から270百万人に減少していることを見ると、健闘ぶりがお分りいただけよう。ただ、沿線の都市化ぶりを見ると、2005年の輸送密度が上田電鉄や万葉線、えちぜん鉄道とほぼ同じ1400人に過ぎないことが、意外に思えてくる。国鉄であれば特定地方交通線に指定され、第1次廃止対象路線にも選ばれ得る程の惨状である。結論としては、沿線のロケーションを生かし切れていない、この一言に尽きる。
なお、北熊本駅の1994年の1日平均乗降人員は474人で、当時の17駅中8位である。
参考文献
『鉄路 Vol.17』九州大学鉄道研究会 1995年
『熊本電鉄の利用促進とまちづくりを考える交通社会実験』熊本大学大学院教授 溝上章志 2007年
『地方民鉄の現状と課題』(社)日本民営鉄道協会 2006年