トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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バスターミナル21 西鉄小郡駅

2011-09-30 22:02:00 | バス
以前も述べたが、西鉄大牟田線の急行停車駅で電車・バスの乗り換え駅として機能しているのは事実上朝倉街道までであり、その後の筑紫、小郡、宮の陣に関してははバス路線網は脆弱で、乗換機能はほぼ失われているといっても過言ではなかろう。

西鉄小郡駅は、筑紫駅と比べるとおおよそ2倍の乗降人員であるが、バス連絡に関しては筑紫よりも更に存在感が薄いといえる。

それでも1999年の時点では、西鉄8・9西鉄鳥栖・鳥栖駅・太刀洗駅前・甘木バスセンター方面、鳥栖交通5福岡女学院大学・基山駅・けやき3丁目、鳥栖交通21松崎・乙隈、南筑交通22北野・久留米方面と、それなりの都市間ネットワークが存在していた。

しかしながらこれらの路線も廃止、区間短縮が進み、最後まで残った8西鉄鳥栖~鳥栖駅~小郡駅系統も、2009年頃に廃止となり、現在は鳥栖プレミアム・アウトレット線と小郡市コミュニティバスのうち2路線のみが発着する。



現在は1番乗り場のみの使用となっている。


見にくいが、左奥に2番乗り場が見える。少し前(少なくとも今年の3月までは)丸山病院の無料送迎バス(西鉄バス佐賀のローザ)が発着していた。


現在は何に使われているか定かではないが、「8西鉄鳥栖」「22JR鳥栖駅」の表示が未だに残っている。


寂しい時刻表。鳥栖プレミアム・アウトレット線は土休日はおよそ30分間隔、平日は1時間間隔、コミュニティバスは平日のみで14本にすぎない。
プレミアム・アウトレット線は一部JR鳥栖駅に直通する系統もあるが、途中の停留所はかなり絞られている上に大周りをするので、都市間連絡機能は無いに等しい。


バス結節点としての機能はほぼ失われたが、1986年に転換開業した甘木鉄道は小郡駅を西鉄小郡駅から徒歩1~2分の地点へ移設、その為JR鹿児島線連絡と甘木方面へは事実上の代替交通機関として機能している。

◎基礎データ
所在地 福岡県小郡市祇園一丁目
乗り入れ会社 西鉄バス佐賀
接続鉄道路線 西鉄天神大牟田線
乗車券…定期券、nimocaを隣接の鉄道駅で発売 
類型 鉄道接続型、
取材日 2011年9月28日

バスターミナル20 阿寒バス羅臼営業所

2011-09-28 10:55:00 | バス
前回の斜里町は知床半島の北半分を構成する自治体であったが、知床峠を越えた知床の南半分を占める自治体は、羅臼町である。

羅臼町は鉄道とは無縁の自治体であり、公共交通は今も昔も専らバスなのだが、本数は少ない。

阿寒バスは釧路市愛国(愛国から幸福までの記念きっぷで有名になった)に本社を置くが、釧路市内はくしろバスが中心で、道東のローカル路線が主体となる。


営業所と待合室が一体となっている。乗車券も発売し、観光地らしく記念スタンプもある。


敷地にはバスが待機、かなりの経年車のよう。俗に「丹頂カラー」と呼ばれる。


道路を挟んだ向かい側にも、バスの駐車場がある。

路線は長距離系統である釧路羅臼線、ウトロ線(夏季のみ、斜里バスと共同運行)、「羅臼町有バス 町内循環バス」である春日線、知円別線、湯ノ沢延長線があるがどれも1日4~5往復と、少ない。

◎基礎データ
所在地 北海道目梨郡羅臼町栄町100番地78
乗り入れ会社 阿寒バス、斜里バス
接続鉄道路線 無し
乗車券発売。
売店 無し
スタンプ有り 
類型 バス路線接続型、地域拠点、営業所併設
取材日 2011年9月15日


◎追記
阿寒バスの本社がある釧路市愛国と、旧広尾線愛国駅は全く関係がありません。
広尾線の愛国は、帯広市でした。
釧路人様の指摘を受け、10月2日に訂正。

バスターミナル19 斜里バスウトロターミナル

2011-09-27 23:29:00 | バス
知床半島の北側、斜里町にある斜里バスウトロターミナル。斜里バスの運行拠点は斜里町中心部にある斜里バスターミナルで、本社も併設しているが、ここは同じ町内といっても斜里から40キロは離れており、途中に集落も無く、事実上別の街の拠点ターミナルとなっている。
なお、2009年までは東急グループに属していた。



真ん中が事務所、待合室で、両側に乗降ホームがある。


路線車は比較的経年の新しいものが多い。

行き先は斜里、女満別空港、知床自然センター、知床大橋、羅臼等で、ウトロ温泉-羅臼間は阿寒バスと相互乗り入れする。

◎基礎データ
所在地 北海道斜里郡斜里町ウトロ西170
乗り入れ会社 斜里バス、阿寒バス
接続鉄道路線 無し
乗車券発売。
売店 無し
スタンプ有り 
類型 バス路線接続型、地域拠点
取材日 2011年9月14日

バスターミナル18 朝倉街道

2011-09-24 21:25:00 | バス
西鉄福岡(天神)駅から急行でおよそ20分、西鉄二日市の次が朝倉街道である。
古くから博多より日田へ続く交通の要所であり、ここから少し東へ行くと国道386号線と合流し、甘木、日田方面へと続いている。
1968年に急行停車駅となったが、それ以前から朝倉軌道(戦前に廃止)と、その後の代替バスへの乗換拠点として賑わった。

路線は40・41で、JR二日市駅、甘木、杷木に日田バス急行の日田、高塚行が加わる。かつては40博多駅行、24上西山行も存在したが、博多行は1990年頃、上西山行は2010年に廃止された。


バスセンター外観。停留所としては「朝倉街道」が正式名称である。知人から頂いた85年頃撮影の写真を見ると改築前のバスセンターが写っており、85~90年頃に改築された模様。かつては西鉄ストアの1号店が入居していた。


定期券売り場、テナントも入居。


甘木方面からここで終点となるバスは、バスセンターの裏側で降車取り扱いを行う。


JR二日市駅行は、バスセンターに入らず道路向かい側の停留所に停車する。


乗り場は1~3まであるが、現在は1のみの使用。甘木鉄道の開業、西鉄バス400番の開設などで、甘木までの需要は減少傾向にあるようだ。

◎基礎データ
所在地 福岡県筑紫野市筑紫野市大字針摺315-4
乗り入れ会社 西日本鉄道・日田バス
接続鉄道路線 西鉄天神大牟田線、
定期券・nimoca発売。
売店 無し
類型 鉄道接続型・鉄道駅代替(朝倉軌道)
取材日 2011年9月6日

バスターミナル17 常呂町交通ターミナル

2011-09-20 22:12:00 | バス
カーリングで有名な北海道の常呂町。かつてJR湧網線が走っていたが、特定地方交通線に指定され廃止。常呂駅の跡地に作られたのが「常呂町交通ターミナル」である。



北海道らしく、敷地は広い。1階は待合所と出札窓口、2階は湧網線資料館になっている。


北海道北見バスの北見行が停車する。網走バス、北見市営バスも乗り入れる。
常呂町は合併により、北見市の一部になった。



ターミナルの裏はオホーツク海が広がる。

◎基礎データ
所在地 北海道北見市常呂町字常呂
乗り入れ会社 網走バス・北海道北見バス・北見市営バス
接続鉄道路線 無し
乗車券類発売
売店 無し
類型 鉄道駅代替(湧網線)、バス路線接続型、地域拠点
取材日 2011年9月18日