トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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くま川鉄道 新車2両導入

2014-12-30 21:24:00 | 私鉄
前回の記事では、廃車となる3両を紹介したが、その3両に代わって導入された車両が


KT-504(青)


KT-505(白)

の2両。現地到着は23日、運行開始は28日である。

当面の車両置き換え計画はこれで完了し、「KUMA」改造車2両と合わせて7両体制となる。


甲種はDE10 1614[門]が牽引。私は甲種の日程を知らず、「度名人の九州満喫きっぷ」で人吉へ到着したらJR人吉駅にこの機関車がいて驚いた。



くま川鉄道 終焉迫る開業時の車両

2014-12-25 00:12:00 | 私鉄
くま川鉄道では今年3月の「田園シンフォニー」KT500形導入に伴い、開業時から運行されているKT-201 、202とJR九州から購入したKT-311を廃車にしたが、この度増備車2両の導入に伴い、残るKT-101、102、104の3両も12月28日で運行を終了することとなった。

この3両には12月初めから貫通扉にヘッドマーク風の記念ステッカーを貼りつけ、同社HPで運行を公開している。



この日は朝の4連で使用され、入庫していたKT-101.4連運行も12月26日を以て終了の予定。



夕方の運用に就いた人吉方から102-104.


104の側面にはイラストが描かれている。


車内は軽快気動車らしいクロスシートとロングシートの組み合わせ。

KT-100・200形は103と203がリニューアル車の「KUMA」として残るが、開業以来の様相を残す車両はこれで全廃となる。

筑豊電気鉄道 5000形

2014-12-10 19:53:00 | 私鉄
中小私鉄でも、中古のタネ車が豊富な電化普通鉄道とは異なり、タネ車に恵まれない非電化私鉄は新車導入の傾向が強いのだが、ここ筑豊電鉄は電化普通鉄道とはいえ開業の経緯から西鉄北九州線の支線的性格を脱することが出来ず、車輌面では事実上の路面戦車となっている。設備的には穴生の高架線等は将来の本格的高速鉄道移行を考慮した設計となっているらしい。しかしながら穴生高架から30年を経た現在、将来にわたって「準・路面電車」として生きていくことが今更ながら確定したようで、全線専用軌道であるにもかかわらずホームかさ上げによるバリアフリーではなく、超低床電車を導入する道を選んだのである。

今年度導入される5000形は筑豊電鉄としては1988年の機器流用車3000形以来26年ぶりの新形式、平成初、更に21世紀初、そして初の完全新造車、初のカルダン駆動車と、まさに「初」尽くしとなる。


車両の塗装は福岡県の花である梅、北九州市の花つつじ、中間市の花コスモス、直方市の花チューリップをイメージさせるピンク。しかしながら4編成導入となるので、2000形のようにレインボーカラーになる可能性もある。西鉄大牟田線の特急形が1000~20008000とその都度イメージを一新させていったように、連接車王国初代の1000形筑豊2000形から2代目の筑豊3000形の流れのようにイメージの連続性、というものは西鉄グループにおいては無縁のようである。


「アルナ車両 2014」長崎電気軌道5000形や札幌市電A1200形と同じリトルダンサーU2だと思われ、、その中でも外観は豊橋のほっトラム、富山地鉄のサントラム、阪堺の堺トラムに似ている。


完全にメーカー主導の設計とはいえ西鉄グループロゴが連接車王国の血統を辛うじて繋いでいる。とは言い過ぎか?



なお、以前お伝えしたワンマン化であるが、5000形運行開始時にはまだ実施されない模様である。

主要諸元
定員 87名(うち座席34名)
全長 17600mm
全高 3970mm(パンタ折り畳み時)
全幅 2380㎜
IGBT-VVVFインバータ制御



参考・富山地鉄の「サントラム」

参考・豊橋鉄道の「ほっトラム」