乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

扇山 1661m

2013-10-14 | 登山
10/14(月)全行程19kmの霧立越





昔、馬の背で物資を運んだ「駄賃付け道」といわれる古道

五ヶ瀬町側のゴボウ畑から椎葉村側の扇山山頂まで
霧立山地の稜線伝いを辿るコース

五ヶ瀬ハイランドスキー場のパーキングセンターから
荒れた林道を約1k上がり
9:07 霧立越ゴボウ畑登山口からスタート
目指す扇山まで9500mの長丁場をピストン....

では.... 長い道中のはじまりはじまり



杉越分岐まで20分のウッドチップ舗装の歩道を
ウォーミングアップ
白岩山往復の登山者一人と行き交う



紅葉が始まった日肥峠
日向の国(椎葉)と肥後の国(熊本県馬見原)を結ぶ峠



その昔、馬見原から馬を引いてこの峠に向かった



色づいた空を見上げ



九州では最も標高の高い石灰岩地帯の
白岩山を左に巻いて



水呑の頭への分岐を過ぎる



緩やかな歩き易い縦走路は
ブナの原生林に覆われて



左手正面に扇山?
「わー、あんな遠いところまで歩くのかあ~」・・・



緩いアップダウンを繰り返し
時折見える遠望の山に癒される



見晴しの岩に上ってみよう!



向霧立山系の展望



五勇山(1662)、烏帽子岳(1692)、時雨岳(1546)、白鳥山(1639)
遠くに江代山(1607)、市房山(1721)などの
雲一つないパノラマ



中間地点を過ぎ「馬つなぎ場」の広い尾根に着く
昔、ここで馬を休めたらしく
辺りは霧立越の最低鞍部にあたり
憩いの場であったようだ、、、




ここから扇山小屋までは緩やかな登りが続く



やっとこさで1500mまで到達
スズタケの枯死が多く鹿の食痕が見られ
尾根は西側、東側を交互に連なり
暑くなったり、涼しくなったりする



途中、平家ブナを過ぎ



右手に見晴らしの丘





眼前に扇山山小屋が現れる
中は囲炉裏がありきれいでかなり広くいい感じ
泊まってみたいような雰囲気である



直進すれば松木登山口に
ここは小屋から分岐を左へ



見上げれば



岩場を越えて5分の表示にほっとして



山頂直下に息を弾ませて



小屋から15分で12:10 扇山山頂!!!
いや~、長い道程だったね、、、



見渡す限りの



稜線が果てしない



九州の脊梁山地



山頂から直進すれば内の八重への登山道



貸切のピークでおにぎりを頬張り



そそくさと下り
復路もピッチを上げ


 
平家ブナ



馬つなぎ場と



順調に通過



でもないか?



水呑の頭の分岐まで戻ると一安心



白岩山周辺はフェンスで囲まれ
鹿の進入を防ぐ鹿防護ネットを開けたら締める



天然記念物に指定されている「白岩山石灰岩峰植物群落地」
植物群落の保護が図られている



15:15 杉越から
出発地点に無事下山 15:30
お疲れさまでした~~



高低差が少なく歩き易い登山道
ゴボウ畑からの扇山ピストンは長時間を要するが
特に危険な箇所もなく道迷いの心配もない快適なコースであり
これから本番の紅葉は見逃せない。。。



道中の白岩山から先は登山者もなく貸切の
静かな初秋の山旅を満喫して

帰路にある
祇園山からのミネラル豊富な『水の駅』に立ち寄り



迸る湧水で渇水した身体を潤す。。。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お天気

<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://feed.tenki.jp/feed/blog/script/parts/point_clock/?map_point_id=682&color=0&size=large"></script>