みなさんこんばんは。
クレストスピードウェイでの1/12月例ナイトレースはいつも
第一土曜日開催なのですが、8月はJMRCAツーリング全日本
があり、店長さんが岡山に出張されていたため第2週の10日
開催となりました。
お陰様で、当初はあきらめていた8月のナイトレースにワタシ
も参戦できることとなりました。
とはいえ、この日は気温が40℃近くとなる酷暑日でしたので、
冷却対策を事前に考えてレース参戦すべく群馬に向かいました。
この日は夏休みの帰省が始まる日でもあったので、関越大渋滞
を想定して、到着はお昼過ぎを覚悟しての朝6時過ぎの出発では
ありましたが、思ったより渋滞はひどくなくいつもの土曜日という
感じで、8時半ごろには前橋南ICに到着できました。
今回、ワタシは自分のクルマが使えなかったので、無理を言って
連れてきてくれた友人とマックで朝食を摂ってからのクレスト
入りとなりました。
到着して荷物を搬入しようとしたところ、店長さんからVIPルーム
が空いてるので使ってくださいとのありがたいお言葉を頂いて、
サーキット内に設置された小部屋であるVIPルームに荷物を
搬入しました。このVIPルーム、大体6人くらいがピットを設営
できるサイズの小部屋でして、エアコン完備のため暑い酷暑日
でも常時28℃前後ととても快適に過ごせるエリアなんですねえ。
もちろん、レース日だけでなく通常練習の日も空いていれば
使えるようですので、クレストに練習される際は事前に電話
やメール等で確認されるのが良いと思います。
さて、ワタシは初のVIPルーム入りでしたが、当日コース自体
は42℃くらいまで気温上昇しつつ、湿度は30%くらいととても
日本とは思えない気候でして、路面状態もこれまで経験した
覚えのない状況になっておりました。
そのせいか、7月末の関東選手権で使ったタイヤはどれも
イマイチで、グリップ感が得られません。そこで、最近人気
らしいヨコモ製のSラバーダブルピンクを前後に装着して
練習走行してみたところ、特にリアのグリップ感がとても
良く、これならばレースも行けそうと判ったのでショップに
入荷したダブルピンクを買い込んで、練習走行もそこそこ
にタイヤ作成に勤しみました。
しかし、タイヤを貼ってすぐに削って練習走行したところ、
急にアンダーが酷くなったと思ったらこんなことになってしまい
ました。ワタシはリアタイヤに関しては瞬間接着剤で貼るのですが、
フロントは大量に手元にある厚手の両面テープを消化する意味合い
もあって、両面テープ貼りとしています。しかし、接着前のクリーナ
の量が少なかったり、接着時間が少ないと接着力が十分に発揮
されずに上記の写真のような結果となったようです。
もしかしたら、当日の酷暑の熱影響カモしれませんですけどね。
更に練習中にフロントサスのねじが緩んで取れるなんて整備不良も
起こしつつ、練習中のベストは9秒4とイマイチながら、この日の路面
状況からはやむなしかもしれません。
今回、タイヤはヨコモ製Sラバーダブルピンク前後決め打ちでレース
チョイスとしつつ、セットはチーム切磋琢磨でいろいろ情報交換しつつ、
なんとかレース準備を整えることができました。
偶数月は早めにレース終了(午後10時過ぎには終了予定)するため、
レース開始が午後5時からとなっております。遠方からの遠征組には
助かる制度ですが、午後5時時点ではコースの気温は未だ38℃くらい
はあったと思いますのでまだまだ暑い時間帯です。
今月はこの酷暑の影響か、ストッククラスの参加者が少なかったようで、
モディクラスのみのレース開催となりました。参加者はそれでも16人です。
予選はいつも通り3ラウンドを4ヒートに分けて戦い、AおよびBメインに
8名ずつで分けられるという形式で決勝が1ラウンド設定されました。
予選第1ラウンド、ワタシは第2ヒートにて早々に準備をします。
予選スタートしてすぐはそこそこグリップ感が高くて曲がりもあるものの、
タイムが全く上がらずベストは9秒8しか出ていない模様です。
それでも淡々とペースを掴んだかに見えた4分過ぎ、左アンダーが
急に酷くなってブレーキをかけても曲がれなくなってしまいピットイン。
なんと、レース中に再発してしまいました。とりあえず手でタイヤ位置
を無理やり修正してコース復帰。8分完走するも結果は41周と全然
です。
予選第2ラウンド、今度も予選第1ラウンドと同じセットで臨みました。
やはりベストラップは9秒8しかでないものの、淡々と刻んで途中で
トップ争いもできるものの4分過ぎからアンダーが強くなり”またか?”
と思ったものの今回のは制御範囲内でなんとか完走して47周と
なりました。全然の成績ではありますが、これでも予選第2ラウンド
終了時には総合10位です。それほど路面が悪いということでしょう。
予選第3ラウンド、このままでは埒が明かず、4分過ぎからのアンダー
が強まるのはマシンセットではなくフロントタイヤのグリップダウンと
想定して、関東選手権で使って良かった無双組の硬タイヤを前後
に装着して臨むこととしました。
しかしこの路面状態は無双組のタイヤをもってしても全体のグリップ
感が足りずに走行不能状態となり途中自主リタイヤしました。
結局、予選13位/16人となりましたが、いつものBメということで、
決勝に向けて今一度タイヤセットを考え直しました。
リアタイヤはヨコモのダブルピンクがとても良いのは間違いなく、
フロントが4分過ぎからグリップダウンする状況からして、フロント
タイヤのみ変更が良いと推定しました。
そこで、レース後半のグリップ感が良い京商製Vソフトをフロントに
選定しました。
決勝Bメイン、ワタシは5番グリッドからのスタートです。
スタートはいつも通り良くて混乱を潜り抜けて2位に浮上しました。
そのままトップを追っていく間もマシン状況は悪くなく、ベストも9秒5
まで改善して3分過ぎにはトップに立った模様でした。
そのまま単独トップで5分過ぎまでは経過できたものの、ちょっと前半
にラインを外しすぎたせいか今度はリアグリップが若干怪しくなって
ペースが少し落ちてきます。ここで2位のマシンが猛追してきて一旦
2位に後退しますが、また気が付くとトップに立っていて、このまま
逃げ切りと思いきやミスしてフェンスに張り付いてしまいました。
しかし、マーシャルの素晴らしい頑張りでギリギリトップのまま
再スタート、もう一度抜き返されたあとワタシがインからトップの
マシンに接触してしまい弾き飛ばしてしまいました。これはとそこで
ストップしたのですが、トップだった方もいったん止まって早く行って、
とのことで二人とも再スタート、残り1周半だったのでそのまま
ゴールしてワタシの優勝となりました。
スピード的にもレース展開的にもワタシは2位だったレースだと
思いますが、譲って戴いた勝利をありがたく頂くことにしました。
ちなみにワタシのクレストでのBメ優勝はこれまた自己ベスト
ということで、思わぬ結果で満足の一日を過ごせました。
これもVIPルーム効果でしょうかね。