みなさんこんばんは。
全日本参戦から1か月以上たった8月6日の土曜日に、1/12ナイトレース参戦のためクレストスピードウェイに行ってきました。
実に2か月ぶり位のクレストでしたが、やはり落ち着いて1/12ができる実に良い環境ですね。
今回のクレストナイトレースでは、全日本選手権でようやく本来の実力を発揮しつつある、百戦錬磨WXを投入することで、
全日本でのセットの方向性がクレストでも良い方向に結果を出してくれるかがとても楽しみでした。
そして、今回は上の画像にあるとおり、モーターのセンサー固定リングをノーマルの鉄製からオリジナルのアルミ製のもの
に交換してみました。このアルミリングを装着することで、事前にイーグル製MD2での測定によりフライホイール装着状態
にて回転数がノーマルリングに比較して+900rpmと約4%向上することを確認できました。
MD2計測は無負荷状態ではなく、ほぼ1/12相当のフライホイールイナーシャが設定されているので、MD2での計測結果
は実走行でも効果が見られると期待できます。
さて、クレストには午前10時ごろに到着してすぐに練習用タイヤで曲がらない状態からスタートします。
この状態からサスセットでマシンを曲げる方向に持っていくようにセット出しを進めるのが最近ワタシのいつものパターンと
なりつつあります。こうすることで、レース時に曲がらずタイムが出ないという状態を回避しつつ、曲がりすぎた場合は朝一
の状態に近づけるよう変更したセットを元に戻していけばよいので、短時間で比較的ミスの少ないセット出しかなと思って
おります。
午前中は曲がらない状態で2パックのバッテリーを使って何度も数周走らせてはピットでセットを変更し、また走らせると
いう感じで過ごしました。まあ、いじるのはキャンバー、リアのロールスプリング、フロントばねとシムの調整が主ですね。
午後になるとタイヤセットをレースに近い状態に変更して、更にセットの微修正を進めます。その中で、ワタシの走りを
見てくれたほりっちょ師匠から少しアドバイスを頂いて、リア回りの小変更を施したところ大幅にリアのスタビリティが向上
しました。そこで更にパワーオン時の曲がりを求めて、フロントのキャスターブロックをこれまで5°としていたのを10°に
変更しました。この変更は効果大で、左セクションのエスカレータ前の左→右と180°曲がりこむ連続ターンでインをキープ
できるようになり、また右セクションのストレート前の3連シケイン入口の右タイトターンでこれまたインをキープできる
ようになりました。
また、センターショックのオイルを全日本時の#1000から#600に変更したところ、ギャップへの追従性が向上しつつ、
マシンの挙動が非常にマイルドになり、とても難しいコースレイアウトのクレストでも安心して攻め込んでいける状態に
なりました。
レース2時間前の午後4時ごろからはレースシミュレーションとして、レース投入タイヤと同じ銘柄である、フロント正確無比、
リア臨機応変を投入して、ベストタイムと8分間のタイヤグリップ変化を確認しました。
まあ、練習中はそれでも9秒3しか出ませんでしたが、当日の暑い気温での路面状態からして、悪くはないタイムと割り切る
こととしました。
上の画像がレースに投入したマシンである、百戦錬磨WXですね。
レースにはモディクラス12人、ストッククラス7人、F1ナローラバークラスが4人の参加者が集まりました。
因みにワタシは1/12モディクラスと、なぜかF1ナロークラスにも参戦することとなりました。ワタシはF1ナローマシン
持っていないのですが、参加者少ないので出ませんかとお友達からCRCのF1を託され、モディのセット出しの傍ら
メカ積み&一部修理を経て数パックの試走を施して臨んだ次第です。
1/12モディ予選1回目、マシンはとても好調で同じヒートでご一緒したお友達のmatsさんとの熱いバトルとなりました。
レース展開は8分間ほぼずっと1秒前後の差でのデッドヒートを繰り広げつつ、ワタシが辛くもヒートトップでゴール。
ただ、周回は49周ですから何度かのミスが悔やまれるところです。
1/12モディ予選2回目、マシンは更に好調の波に乗り、これまた絶好調のmatsさんとコンマ秒差の争いを演じるものの、
ワタシのミスから後退してしまいヒート2位で終了です。ワタシの周回は予選1回目に届かずでしたが、matsさんは見事
51周に載せました。さすがです。
1/12モディ予選3回目、そろそろマシンのセットを外す頃合いかと思ってましたが、想定外にマシンは更に好調となり、
matsさんとの激しいデッドヒートを今回も8分間継続でき、今度はワタシがヒートトップでゴールできました。でも、周回は
50周8分2秒と51周には届きませんでした。まあ、ベストラップが9秒2にまで向上したのでよしとするかですね。
結局、予選結果はmatsさんが9位でワタシが10位から仲良くBメインで4度のレースを演じることができました。
それにしても、クレストのナイトレースはレベルが高いです。この走りをしても12人しかいないレースで8人切りのAメイン
には掛かりもしないとは、まいりました。
1/12モディ決勝Bメイン、スタートからmatsさんのペースについて行って淡々と隙を伺う作戦で綺麗にスタートから
数周をこなし、確か2分経過時くらいでmatsさんがミスをした隙をついて前に出たので、そこからプッシュしてペースを
上げて頑張りました。途中、9秒1の自己ベストを出しつつ9秒2~3でラップペースが安定している模様です。
結局そのまま逃げ切りゴール。久々にBメインながら勝つことができました。
レースの結果もよかったのですが、今回百戦錬磨WXは正にワタシの手につく走りを披露してくれて、1/12モディの
スピードでありながら、思ったところにマシンを置くことができるフィーリングが気に入りました。
ワタシの腕の問題で、Aメインには今なお届きませんが、この走りを更に磨きをかけていきたいと思います。
尚、例のアルミリングの効果はやはりあったと思います。まずスピードですが、このレースで優勝されたコウスケくんと
ストレートスピードはほぼ同じでしたし、燃費についてもレースの予選3回と決勝通じてレース後のバッテリー残量が
12%残っており、あと6周はできる燃費が残っていたことを示しています。燃費が厳しいクレストでは特に大きな効果
といえるでしょうねえ。
もし、このアルミリングがほしい方はワタシのお友達であるmtabeさんにご相談ください。mtabeさんのブログ経由
にてFace Bookからご相談戴けます。
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