みなさんこんばんは。
このところ、暑さが初夏の様相を呈しておりますが、ここを御覧戴くみなさまは如何お過ごしでしょうか?
ワタシは全日本終了後、子供の高校野球応援対応で炎天下の下で応援をしておりますので、結構
日焼けしてしまいました。まあ、うちの子はベンチウォーマーですから試合には出ないんですけどね。
さて、今日のお題は全日本1か月ほど前から1週間前くらいまでの百戦錬磨WXの状態を記していきたいと思います。
全日本が開催された6月は6月4日のクレストナイトレース、6月12日のEPS-J @ヤタベに連続出場することで、なんとか
マシンの状態を上げていきたいと考えました。
しかしながら、クレストナイトレースでは5月のシェイクダウン時より改善して50周出せるようになったものの、燃費が悪くて
8分持たない状況となってしまいました。モーターを計測してみても、特に異常はない(とこの時は思っていた)みたいだし、
バッテリーは全日本まで新品は温存したいため、大人的解決にも至らず厳しい状況は続きます。
その状況はEPS-J @ヤタベでも継続となり、どうしてもノーマルの百戦錬磨のタイムを上回ることができませんでした。
また、燃費も相当厳しくて、全日本に向けてかなり不安が増大する状況となってしまいました。
そこで全日本1週間前となる6月18と19日に集中的にマシンをフルメンテすることとしました。
まず、燃費がおかしいモーターをチェックします。すると、驚くことにイーグル製のMD2というモーターチェッカーで
計測したところ、計測値はともかく非常に大きな振動に気が付きました。MD2はフライホイールを装着して、実際
のアンプとの組み合わせでMD2がアンプをコントロールしてモーターを回すシステムとなっており、要すれば実走
状態を再現することが可能なんですよねえ。で、この振動はモーターに負荷を与えるフライホイールの芯が出て
いないと推察して、その要因はモーターシャフト曲がりと推察しました。
そこでモーターのローターを交換したところ、振動はぴたりと収まり、ワタシの推定jは正しかった模様です。
更に、交換したローターでベストな効率点となる進角をMD2で探し出してモーターのメンテは終了です。
次にマシン、よく走っていたノーマルの百戦錬磨と百戦錬磨WXとの差をじっくり眺めて探してみました。
すると、
バッテリー固定にワタシはグラステープを使わず、Oリング留めとしているのですが、Oリング留め用に自作した
カーボンプレートが百戦錬磨ではボディブレース下に装着しているのに対して、百戦錬磨WXではボディブレース上
に配置しており、結果としてOリングの張力が百戦錬磨WXでは低くなってしまい、バッテリーがぐらぐらする状況に
陥っていた模様でした。
早速にここを修正して、バッテリー固定用カーボンプレートをボディブレース下に変更したところ、変更前は指で
バッテリーを掴んで動かすと簡単にバッテリーが動いたのに対し、変更後は指でバッテリーを掴んでも全く動く
気配がなくなり、しっかりとバッテリーが固定できている模様です。
この変更により、特にヤタベアリーナのような大型の高速コースではマシンの安定感が大きく改善して、しかも
マシンの曲がりも改善するため単純にラップタイム改善に寄与が大きいと思います。
これはOリング留めだけのお話ではなく、グラステープ留めでもしっかり留めているかどうか、とかグラステープ
の保持力が高いかどうかという点で、同じ課題を有していると思います。具体的には、最近とても高価な
HUDY製グラステープが1/12で人気ですが、やはりバッテリー保持力の高さが他社のグラステープとは大きく
異なる点がメリットとして認められて、1/12エキパの皆さんの愛用するところになったものと推察します。
因みに、上記の画像でマシン下に写っているタグはkimihiko-yano取り扱いのPRECISION RACING製ピニオン
なんですが、これがまたとっても素晴らしい逸品なんですよね。
このピニオン、まず歯の精度が素晴らしい。今はやりのAXONやカワダのスパーと組み合わせて使うと、
バックラッシがどの位置でも変わらず高精度が組みつけてすぐに確認できますし、走らせるとその噛みあい音
の静かさからもその高精度を体感することができるんですよね。そして極めつけは締め付け工具が通常の
1.5㎜ではなく、1/16インチ・レンチを使うことでよりしっかりとしたピニオン固定が可能となり、レース中に
ピニオン緩みによるリタイヤを大幅に回避することができるメリットもあるんですよね。
お値段としても697円と最近のピニオンの中では高くないレベルですし、インチ工具をお持ちであれば是非
選択肢に入れるべきアイテムかと思います。
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