みなさんこんばんは。
ここのところ、1/12ストッククラスが盛り上がっているみたいですよね。実は1/12モディのほうもじわじわと
始められる方が増えている模様ですが、レース参戦まではなかなか至らないようです。
普段の鍛錬およびお楽しみとしてのモディ、そしてレースはストックでというのもなかなかに味のある楽しみ
方ではありますから、ストックとモディがこのまま盛り上がり続けてくれることを期待しております。
さて、WX組み立てのほうですが、モロテック謹製のいわゆる”愛の取説”によればまず半完成状態のWXを分解せよ、
とありますので早速に分解してみました。板の構成として、メインシャシーにロアブレースとトップデッキにアッパーブレース
までは通常の1/12マシンと同じ構成ですが、今回のWXは更に2枚のカーボンブレースが追加されています。
一つはサイドリンク前側吊り下げのためのセンターブレース。そして、フロント周りの剛性upを果たす機能を有する、
フロントブレースが追加されました。
これらの追加されたブレースの効果もあり、シャシー剛性はノーマルの百戦錬磨からWXで大幅に向上しました。
シャシー剛性upは最近の1/12モディでは定番化しつつありますが、1/12ストックも今やモディに近いスピードと
ラップタイムを刻む高速化が進んでおりますので、やはりシャシー剛性upの恩恵は大きいものと思います。
そして改めて組み立てて、ドナーとなった百戦錬磨や変幻自在から拝借したモーターマウントやセンターショックに
ロールダンパー等を組みつけた状態が上の画像です。組み立ては非常にスムーズに進みました。やはり加工精度
が高いお陰で、各部の摺り合わせや再調整にさほど時間を掛ける必要がないからだと思います。
後ろから見た画像ですが、特徴的な項目としてはメインシャシーとロアブレースをつなぐセンターボールシート固定ねじ
2本がとても長くて、ボディブレースまで繋がっているのが判りますでしょうか?これがWXのリア回り最大の特徴かも
しれません。樹脂のセンターボールシートはアソシ流用部品ですが、ここはこれまでの百戦錬磨はじめ従来機種だと
普通に短いねじ止めにて、しっかり締めればよいのですが、緩めに固定してリア回りのサス作動をスムーズにしたい
場合に、樹脂のセンターボールシート自体が左右にずれることで高速コーナーでマシンのリアがいやいやって感じ
のヘンな挙動を示すのですが、そのヘンな挙動を抑えてくれるメリットがあるんですよねえ。
これって、高速コーナーが多いヤタベのような大き目のコースでは特に有効だと思います。
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