血清中のカルシウムのうち約40%は蛋白質(主にアルブミン)と結合しています。
そのため、血清アルブミン濃度が低い場合、イオン化カルシウム濃度が低くなくても、血清(総)カルシウム濃度は低値を示します。
逆に、血清アルブミン濃度が高い場合には、イオン化カルシウム濃度が高くなくても、血清総カルシウム濃度は高値を示します。
そこで、とくに低アルブミン血症の患者では、次のPayne の式により血清総Ca濃度の補正をおこないます。
補正Ca濃度(mg/dl)=血清Ca濃度(mg/dl)-血清アルブミン濃度(g/dl)+ 4 |
写真 首里城の入り口
病院での感染症をどう予防するか: プロジェクトの立ち上げと現場で役立つ対策 | |
西村書店 |
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2017パート2」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2016年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門5位に選ばれました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。