みなさん、こんにちは。
アーサー そして、きょう私からの最後の質問になりますが、ゴールデンウイーク明け、昨年の状況と比較すると、やはり変異種、それから若年層の感染の影響か、沖縄ならではの季節的な要素というプラスの材料というのが非常に見えにくいということがあるかと思います。
徳田 そうですね。
アーサー 非常に読みずらい状況があるかと思うんですが、今後の、感染症の状況に対して、気候要素でのプラス要素が働く見通しがあるかということですが。
徳田 いやこれ、気候の要素は厳しいですね。
去年の従来株でしたら、気候の要素があったんです。
だから5月6月は下がった。
ところが、もう変異株になると気候の要素は弱い。
気候のアドバンテージは使えない。
一方で、シンガポールでも例があったんですけど、エアコンで換気をしないと。
エアコンをつけたまま換気をしないというのが、夏の間よくあるわけですね、それはリスクですね。
それでクラスターがたくさん出てますから沖縄では。
ですから、逆に暑すぎると、今度はエアコンに依存した状況で、逆にリスクが増えるということで。
今、東京では、それほど増えてないんですね。
ちょっと横ばい状態になっている。
それは少し、気候の要素がある可能性がある、季節性より。
どんどん増えるかなというところが、緊急事態宣言の効果ももちろんあります。
あるんですけど、今横ばいになっているのは季節性要因もあると思います。
ということはどういうことかというと、また夏は増える。
7月、8月、増えると思うんです。
今5月ですね、5月6月少し、減るかもしれません、東京は。
ただ沖縄の場合は、今回のゴールデンウイークの爆発的な人の流れが、あらゆる要素を超えた。
巨大ファクターになりましたから、すべてのファクターを飲み込んだ巨大ファクターになってしまったんです。
こういうふうに言わざるを得ないですね。
ですから一国二制度を、早く導入すべきだと思いますね。
アーサー そういう意味で、きょうキーワードで出ました一国二制度、この二制度の一つの提言自体が、この沖縄の今後を非常に左右するお話になるかと思っています。
次回も、情報整理をしながら、徳田さんにもお話を頂戴できればと思っております。
徳田 お願いします。
アーサー そして最後に、リスナーのみなさんにはあらためて、この放送日が29日です。
ちょうど緊急事態宣言、発出の状況等があるかと思います。
非常に生活、お仕事の状況で苦しいところも確かにあると私も見聞きしております。
ただ、医療関係者の今の踏ん張りと、今後の夏以降、ほんとうに今後の動きを支える意味である種このタイミング、改めて、私たち一人一人の行動、そして、捉え方というのが非常に重要な部分があります。
いろいろな情報がありますけれども、以前にもお伝えしました、「ファクト」という、情報の正確性、エビデンスに基づく内容に基づいてぜひ、落ち着いた形でお考えいただき、そして行動に移していただければ幸いです。
それではアイネットラジオ、これにて失礼いたします。
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