燃えるフィジカルアセスメント

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原因不明の発熱

2015-11-20 | こんなとき総合診療科

 発熱の原因の多くは比較的簡単にわかります。


 のどが痛ければ、咽頭炎、下痢がひどければ腸炎など、熱に体の特定の部分の症状が伴っている場合は、症状がある部位が原因であることが多いのです。


 しかし、熱があるだけで、他の症状がはっきりしない、熱の原因の見当がつかないことがあります。


 現在の病院は、内科でも呼吸器内科、消化器内科など細かく専門科に分かれていますので、どの科で診てもらえばいいのか迷ってしまうことがあるかも知れません。


 ある科へ行ったら、「自分の科の守備範囲には原因は見つからない。ここの専門の病気ではない」といわれ、他の科に回され、さらにまた他の科に回されぐるぐる廻っているだけでいっこうに原因がわからないなどのこともあります。


 こんなときは総合系医師の出番です。


 発熱のさまざまな原因を効率よく区別して適切な処置をしてもらうために、総合系の医師への受診をお勧めします。


 今回は以上です、このブログでも何回も書いていることですが、本土の方は朝晩は冷え込みがありますし、北海道の方はそろそろ雪が本格的に降りそうです、そして沖縄ですが、朝晩は確かに涼しくはなっているそうですが、昼間はクーラーだそうです、11月ですよ、では次回に。



ドクター徳田安春の養生訓―元気な100歳をめざせ
徳田安春
西村書店
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