薬剤を中止した後に解熱することが薬剤熱の診断根拠です。
一般的には、薬剤中止後48~72時間以内に解熱することが薬剤熱の根拠とされています。
ただし、半減期が長い薬剤の場合には、数日後にやっと解熱する場合もあります。
筆者は、フェノバルビタール(成人で半減期約130時間)による薬剤熱で投与中止7日後にやっと解熱をみた症例を経験したことがあります。
また、もう一つ重要なこととしては、診療録に「・・・という薬剤による薬剤熱をきたした疑いあり」と記載することです。
再投与による、重篤な薬剤過敏性反応の予防は大切です。
写真 実家の屋根ととあるシーサー
鑑別診断ネモニクス | |
徳田安春 | |
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