予防接種は大切な予防医療政策の一つです。
さて、米国での小児への肺炎球菌ワクチンの導入効果を評価する研究結果が最近発表されました。
ワクチン導入前の1997年~99年、そして2000年の導入を経た2007~09年の肺炎球菌に関連する年間平均入院数を比較したところ、導入前に比べて10万人あたり55人の減少、言い換えると年間に推定16万8千人もの肺炎球菌感染症の入院が減ったことが判明しました。
特に2歳以下の小児においてその効果が最大であったという事です。
日本においてもここ数年ようやく小児への肺炎球菌ワクチンに対する公費負担が認められ、全国で当たり前のように接種することができるようになりました。
ただ、水痘、おたふくかぜ、B型肝炎など、海外では公費負担されている予防接種が、日本では自己負担となっている状況ではあります。
国民全体で予防接種の推進の気運を高めることが一層望まれます。
今回は短めでしたので、沖縄の風景でもどうぞ
晴れてますね、白砂が輝いていました、では次回に。
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