低カルシウム血症:副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、横紋筋融解症、薬剤性(ビスフォスフォネート製剤)などによっておこります。
低カルシウム血症では神経筋系の興奮性亢進がおこりますのでけいれんをきたすこともあります。
また、テタニー発作や感覚異常などをきたすこともあります。
身体所見ではChvostek徴候やTrousseau徴候などを認めます。
低ナトリウム血症:115 mEq/L以下のときに痙攣をきたしやすくなります。
ただし、急速に血清ナトリウム値が低下した場合には115以上でも起こります。
高ナトリウム血症:原因は細胞内脱水がほとんどです。
輸液で補正するときにけいれんを起こしやすくなります。
低マグネシウム血症:アルコール依存症などでおこることが多いですね。
低リン血症:低栄養の場合に起こりやすい。
Refeeding 症候群として医原性に起こることもあります。
写真 大阪のつけ麺。
NaCl過剰摂取を避けるために、すみませんがスープは少し残しました。
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