検査には検体検査と画像検査、生理検査などがあります。
検査は診断仮説に基づいて行われます。
診断仮説の確率が小さく、検査閾値(test threshold) 未満の場合、検査の適応はありません。
たとえば、溶連菌性咽頭炎の可能性が迅速抗原検査の検査閾値未満の場合、その検査の適応はありません。
一方、診断仮説の確率が大きく、治療閾値(treatment threshold) を超える場合も、検査の適応はありません。
たとえば、溶連菌性咽頭炎の可能性が治療閾値を超える場合、そのまま治療します。
まとめると、ある診断仮説の確率が検査閾値と治療閾値の間にあるときに、その検査の適応はあることになります。
写真 南城市の風景
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