日本の医療は、CTやMRIなどのハイテク機器を駆使して「形に異常が出る」病気を見つけるのが得意です。
また、血液検査などの数値データの異常を見つけるのも得意です。
先進医療を目指して努力してきた結果、これらの分野ではおそらく世界一と言っていいでしょう。
反面、異常がないのに具合が悪い場合には、行き詰まってしまうことがあります。
たとえば、うつ病や不安症などを代表とするこころの病気でも身体の症状が出ることはよくありますが、このような場合には検査しても異常は見つかりません。
こんなときは総合系の診療科を受診してみるとよいでしょう。
病気のあるなしよりも、あなたのためにどうするのが一番良いかを考えて総合的な判断をしてくれる医師に出会えると思います。
今回は以上です、しかし穏やかな秋の日が続いております、朝晩の寒暖差が激しく、体調管理にはご苦労されてはいませんか? うがいや手洗いはお忘れではないでしょうか、基本ですが本当に大事です、では次回に。
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こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ |
徳田安春 | |
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