バイタルサインのパールズ:糖尿病患者の感染症では「組織内ガス」を探せ。
糖尿病でリスクが高くなる重篤な感染症には下の表に挙げるようなものがある。
このうち、壊死性筋膜炎、気腫性腎盂腎炎、気腫性胆嚢炎などでは抗菌薬の投与のみでは救命できない場合もあり、「組織内ガス」を認めたら、外科的デブリドメントの適応について緊急で外科コンサルトを行うべきである。
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バイタルサインのパールズ:発熱患者や感染症を疑う患者では悪寒の有無とその程度を確認する。
感染症急性期ではまず、悪寒が先行し、その後体温上昇を認める。
敗血症を早期に捉えるためには、悪寒の有無を確認し、その程度について詳細な問診を取るべきである(文献1)。
患者のベッドが体の激しい震えによって「ガタガタ」揺れている場合は、悪寒戦慄を意味しており、ただちにse . . . 本文を読む
バイタルサインのパールズ:低容量性ショックvs 敗血症性ショックの鑑別診断では呼吸数に注目せよ。
ショックバイタルのうち、急性期の現場でよく遭遇する鑑別は、「低容量性ショックvs敗血症性ショック」である。
このとき頻呼吸(>20回/分)がみられたら、敗血症性ショックを考慮すべきである(下記の表を参照)。
急性熱性疾患では、脱水と発熱が共にみられることが多く、 . . . 本文を読む
バイタルサインのパールズ:大量出血・高度脱水の患者では血圧正常の場合、ティルト・テストを行う。
消化管出血、腹腔内出血、下痢、嘔吐などの患者では、出血・脱水が進行すると、低容量性ショック(血圧低下+主要臓器循環不全)をきたす恐れがある。
血圧低下が起こる前の段階(プレショック)を捉えることができれば、適切で迅速な治療判断を行うことができる。
そのためにはティ . . . 本文を読む
NPO法人「全世代」からのお知らせです
2015年10月に弁護士 堀田力氏、評論家 大宅映子氏、東大名誉教授 桐野 髙明氏、予防医学者 石川 善樹氏、IT企業社長 石濱 人樹氏、コンサルティング会社社長 高津 晶氏、名誉WHO西太平洋世界保健機構の尾身茂氏、らが代表理事となって、「若い人々が将来に希望を持てる社会」を目指すため、NPO法人「全世代(http://zensedai. . . . 本文を読む