ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

テストラン

2011年04月19日 23時40分46秒 | なべ日記(雑記)

先日の山中湖オフにてハイブリッド車に試乗する機会がありました。

両方ともホンダIMAです。
CR-Z(6MT)とフィットハイブリッド(CVT)です。
それぞれ参加の方がご好意で乗せてくれました。
画像は無しですが、ご容赦下さい。


IMA車自体は初めてではないのですが
(アコードV6・IMAとインサイトIMAは乗ったことあるのです)
CR-Zとフィットは初めて、そして公道で試乗するのも初めて(笑)

どんなものか興味津々での試乗となりました。





先ず乗ったのはCR-Z。
噂の”グリーンマシーン003”です。

基本、観光地の湖畔周回路をサクッと走っただけですが…。

先ずはパワー。
必要にして十分…という感じで、パワフル…と呼ぶには
多少難しいと思う…というのが正直なところです。
車体が思ったより重いので、自分のヴィッツほどには走りません。
スーチーが欲しいと言うユーザーが多いと言う話も納得です。
パワーウェイトレシオや各ギヤでの駆動力対重量を考えれば
妥当なところと思います。

アシストは…よく言えば自然、悪く言えば分かりにくい…です。
低速で、高いギヤで走り出そうとする時に存在を感じますが
回してしまうとほとんど存在を感じなく(というより感じにくく)なります。
パワーメーターがぐんとアシスト側に振れるので、アシストは全開なのでしょうけど
分かりにくいのは寂しく感じました。
噂どおりアシストが入るのは加速開始の僅かな時間のようです。
メインは回生なんですね。回生はすぐに入りますです。
(エネルギーの変換能率を考えれば回生ばかりになるのは当然ですが)
回生時の減速感はさほど大きくありません。
回生を強くかけずに長めに弱くかけて、アシストは短時間で…のようです。

全開でのシフトアップ時に、すぱんとクラッチをカットすると
エンジンが”ぶわーん”とオーバーシュートします。
ブリッピングでは問題無しでも、負荷かけて回してしまうと
やはり慣性を強く感じてしまいます。
今までのスポーツ車のつもりで乗ってはいかんのですね(^^;)
※後述のフィットハイブリッドで感じましたが、IMAはCVTの方が良いのかもです


車内の雰囲気はいい感じ。
視界も良いし、デザインもなかなか、走っていて良い気分です。
ドラポジも決まるし、ペダルの並びもいい感じです。

後方視界は…実走でこないに悪いとは思わなんだ(笑)
リヤウィンドーとエキストラウィンドーの境の柱が
あないに視界を効果的に遮ってくれるとは思わなんだ(^^;)



気になったのはサス。
良いか悪いか言う前に柔らかすぎです(笑)
ハンドル切るたびに大きな揺り返しがあります。
これではよっぽど真っ直ぐな道でも腫れ物に触るように転舵せねば
酔ってしまいますです(^^;)




CR-Z、結論から言ってしまえば悪くない…良いと思います。
ただし…足らない部分も確かにたくさんありますです。
悪い意味でフツー過ぎるように思えました。

パワーはともかく、足のセッティングは完全にやり直しは必須ですし、
あの異様な仕上げはかえってお客さんを混乱させると思います。
またハイブリッドも売りにするなら、もう少しはっきりとお客さんに
魅力を訴えられるような性能を持つべきと感じました。
そうでないと、せっかくの魅力的なスモールクーペの良さが
勿体無いです。

足を…減衰がしっかり出た足に換えてやること。
あとはIMAの効き方をもう一つ捻った方が良いかと思います。

そのあたりはフィット・ハイブリッドの話の後で…(^^;)





その次に乗せてもらったのがフィット・ハイブリッドです。

完成度の高いフィットにIMAを載せたフィット・ハイブリッドです。
噂どおりの自然な仕上がりでした。

CVTで統合制御され、IMA作動領域とパワーユニット回転領域を
一緒に制御できるメリットが出ているように思えました。
するすると自然に、しかもきっちりアシストがかかるので
普通に走りつつIMAの恩恵を受けられます。

CR-ZがMTゆえに旧時代的な走りと価値観に縛られるのに対して
パワーユニットとして総合的な走りを創出できるフィット・ハイブリッドは
一つ前に行っているように感じられました。

また上屋が重いせいか、それとも足がしっかりしているのか、
ハンドリングも落ち着いていて、CR-Zより好ましい感じでした。


文章が短くなってしまって申し訳ないのですが、
それほどにフィット・ハイブリッドは普通に仕上がっていました。
CR-Zで感じたデメリットは足を除けばIMAにMTを組み合わせたがゆえに
生じるものに感じます。

それゆえIMAはCVTに組み合わせるべきものに感じました。









さて…今後のIMAに期待することですが…、

ホンダIMAは…例えはヘンですが、F1のKERSと似たシステムです。
今の作動ロジックはエコ志向として当然の動作として、
付加価値としてIMAならではのものを示すのにKERS的使い方のようなものを
志向しても良いのかなと思いました。

電気ブースト…じゃないですけど、そういった使い方で
IMAにできてTHSにできないこと…を訴えていかないと。

THSがなぜIMAに勝っているかといえば、IMAにできないことを
やっているからだと私は思います。
IMAの考え方がTHSに負けているとは思いません。
ですが、IMAならではのもの…を打ち出さなくては
THSには負けてしまうでしょう。



KERSじゃないですが、例えアシスト時間が短時間になったとしても
短時間に大きなパワーを叩きつけられるようなもの…とか。
チャージとエミットの仕方をユーザーがチョイスできて、
エネルギーフローをユーザーが制御できるような仕組みを
車種によって考えても良いような気がします。

それにはより大きなモーター/ジェネレーターが要りますし
それに合わせた大きな制御系が要るはずです。

しかしながら…合理性を含めていろいろな可能性を模索するのが
技術の進むべき姿と思います。




IMA、やりようによってはとんでもない魅力的なシステムになるかも知れません。

CR-Z,フィット・ハイブリッドを同時に試すことができたからこそ
こう思えたのかも知れません。


IMAのこれからにも大いに期待したく思います(^^)







■Yellow Comet Web → http://www.sea.sannet.ne.jp/yellow_comet_ap1/

■twitter → http://twitter.com/Yasuo_Watanabe

  




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンタックスGツァイスがデジタルに着替えたら

2011年04月19日 18時59分56秒 | DMC-GF2

とりあえずどうなるか…と。
今日、天気が良かったら撮ってみようと思っていた
GF2+コンタックスGレンズですが
天気はどんよりどよどよ、雨がざんざかざかざん。

しかし…夕方の一瞬だけ強い西日が差しました。
一瞬のことだったので、家の中から見える範囲で…でしたが
早速コンタックスGレンズに出張ってもらって
撮影してみました。


CONTAX G Biogon 28/2.8



同じく…CONTAX G Planar 45/2





Sonnar90mmは日が陰ってしまったので雲の写真で
失礼いたします。

デフォルトで撮っても面白みに欠けたので
マイカラーモードを使ってます。
上がシルエットで、下がダイナミックアートです。

CONTAX G Sonnar 90/2.8





とりあえずこんな感じで(^^;)




他もいろいろ撮ってみたのですが…。

PlanarとSonnarは何だかんだ言いつつ、
実写においては十分以上にシャープです。
とりあえずはデジタルにおいてもコンタックスやツァイスの名に
恥じることは無い十分以上な写りだと思います。


BiogonはMFTにおいてはクセ玉変身です(笑)

確かにフレアが多くて像が甘めになる傾向があるのですね。
でもA4で350dpiくらいの印刷(DPEよりはるかに高精細)でも
十分以上な描写であると思います。
ピクセル等倍で見てあーでもないこーでもない言う人には
不向きかも知れません(←例えば私のような痛い人)が、
実写ベースであれば問題ないかと思います。

このレンズはフィルムの頃から周辺画像の流れが言われていたそうですが
その辺もデジタルになると顕著に出るようです。
(デジタルにあんな後玉が出っ張ったレンズは無いですしね)

対象被写体を周辺部に持ってこない…とか光線過多に気をつけるとかで
十分使えそうです。


ただ…どのレンズも最短撮影距離が今のレンズに比べて長めなので
そこだけはしんどいです(笑)



まぁ…言ってしまえばMFでのんびり撮るといっても
AFレンズでもちゃんとそういうことはできるし、
撮影チャンス…という意味ではMFTでも純正に越したことは無いですが
不便を楽しむ…という意味も含めれば、
こういう遊びもアリなのかなと思います。
ルックスが意味ありげでなんかカッコいいというのも含めて(笑)
(ビンテージものはカメラに限らず何でも意味ありげで
 カッコ良く見えますからね、実際に意味は無くても…(笑))


いずれこの遊びについても自分なりにまとめて行って、
作品含めて結論を”自分に”示せるようにしていきたいものです。






■Yellow Comet Web → http://www.sea.sannet.ne.jp/yellow_comet_ap1/

■twitter → http://twitter.com/Yasuo_Watanabe

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする