ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

マウントアダプター遊びも

2011年04月25日 22時45分34秒 | カメラ その他雑記

マウントアダプター遊びも悪くないです。





昨日写真用紙を買ってきたので、
今日はプリントしてみました。

プリンターはPX5600で、写真用紙はクリスピア。
サイズはいつものA4です。

うちではいつもテストプリントはA4で刷るようにしています。
はがきとかのサイズでは何がなにやら…。
かなり無理して、レンズは良いのを揃えているのです。
そうでもしなけりゃ勿体無いので(^^;)

また私がデジタル写真派になったのは
「家で気が済むまでプリントできるから」だったりします。
どんなに凝って撮って、必死で現像しても
プリントで意思入れできなかったら辛過ぎるので…(^^;)



考えてみたら、コンタックスレンズで撮った写真を
自宅でプリントするのは初めてでした。
何か感慨深いものがありますです。



























結果から言えば「さすがはコンタックス」でした。

周辺の画像流れやフレアっぽくて甘くなる傾向が見られたBiogonですら
まったく問題無しでした。
絞り込んでやればコンタックスの名に相応しい描写で応えてくれますです。
開放でも構図の取り方や被写体の置き方で問題なく撮れそうです。
何より…色乗りがばきっと気持ちいいです。
キモはアンダー気味でいくことでしょうか?
フィルム時代からシャドーのディテールはしっかりしていたのですが
その辺はデジタルになっても変わらなかったので良かったです。

Sonnarはまだ撮影数が少ないのではっきりとは言えませんが
開放からでもびしーっと描写が出来ているので
この後が楽しみです。

また…圧巻だったのはPlanarです。
名玉の名に相応しい描写に思えました。
ピントの合ってるところがとんでもなくシャープなのに、
ボケに移行する辺りの滑らかさなどは感涙ものです。
私のようなへたくそでも、レンズの描写力のおかげで
駄写真が作品に変わってしまうほどです。
(これはカメラ始めたころにカメラ師匠に言われたことでもあります)

Planarは撮ってて快感です。
この感覚が再び味わえた…というより、
これだけシビアにピント合わせして撮る事はG1やG2では…
レンジファインダーのカメラでは不可能なことだった訳で、
これが初めての”一眼”でのPlanar使用だった訳です。
それだけでもマウントアダプター代金分以上の価値はあったことでしょう。




アダプター遊び…。

お洒落さやクラシック趣味をお手軽に満たす意味合いでのアダプター遊びは
私は正直好きではないです。
また適当な古レンズを安く買って、それでお安い意味でお手軽に楽しむというのも
自分の趣味ではありません。

ただし…。レンジファインダー用のレンズなどはレンジファインダーの性質上、
絞り開放でシビアにピントを追い込んで撮るような使い方は極めて難しかった訳で、
そういう意味ではそういう「眠れる名玉たち」を比較的容易に
「追い込んで使う」ということができるのは有難いことであります。
(レンジでも出来るけど、よほど慣れるか、体を動かして何枚も撮らねばなりません)

またレンジファインダー用のレンズたちは
基本的に”のぞきながら撮ること”ができませんでした。
それが…電子ビューとは言え、レンズを直にのぞき込み
ボケ味やピントの山を感じながら撮れるというのは
なかなかに楽しいことに思えますです。

そういう意味では…新しい楽しみ方と言えるかも知れません。




難点を挙げるならば…
マイクロフォーサーズの場合は焦点距離が2倍換算に…
NEXなどでは1.5倍…ということで
スナップ用の広角レンズを用意することが難しいことでしょうか?

マイクロフォーサーズの場合は28mmが56mmで
広角レンズが標準レンズになってしまいます。
また…古いレンズにはあまり超広角がありません。
そしてレンジファインダー用の広角レンズは後玉が飛び出しているものが多く、
その多くがデジタルのセンサーに相性が良いとは言えないのです。
必然的に”標準レンズ相当”が増えてしまいます。

今手ごろに入手できるレンジファインダー用の超広角というと
フォクトレンダーのスーパーワイドヘリアーとかウルトラワイドヘリアーくらいで
それとて決して安い訳ではなく、マイクロフォーサーズ純正の広角に対して
対費用効果において美味しいとは言いがたいです(^^;)
(持ってるなら別ですが…)


スナップメインで考えるならばマイクロフォーサーズよりNEXの方が
まだやりやすいかも知れません。
(フルサイズのNEXが出たら問題は解決しますが…)


ただし、28mmを使えれば、標準相当であるので
被写体には自動的に寄れますです(笑)
そういう意味では写真の勉強的にはヘンに広角から入って
平たい構図の写真を作りまくるよりはいいかもしれません(笑)
(それはおれのことかー!)






アダプター遊び…。
GF2の操作性に助けられる部分が多いとは言え、
結構真剣に撮って、本当の意味で”遊べる”と分かったことは収穫です。

また先にお洒落さ先行は気に入らないと書きましたが
お洒落さは押さえて然るべきものです。
撮って楽しむだけでなく、そういう要素も楽しめればより良いと思います。
(ろくに撮りもしないカメラを提げている”だけ”ってのは逆に無粋極まりないですが)



私は古いレンズを買い足しまくってアダプター買い捲り…って事はしない予定ですが
初めて触ったミノルタの古いレンズを…もう一回触ってみたいとは思っております。
28mmと50mm、”ロッコールレンズ”というやつですね。
今のメイン機であるαのご先祖様です。

これは余裕があれば買って試してみたく思います。




皆様も…ご縁があるようならアダプター遊びを是非してみてくださいませ。
案外新しい発見とかあって楽しい…かもです(^^;)

  



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コメント
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