高齢者用の乗車パスを、当地のRというバス会社が発行している。これを「ことぶきパス」と呼んでいる。このパスの購入資格が70歳以上となっている。ただし、このパスの有効期間中に70歳になればよいので、正確には最速69.5歳から購入可能となる。
その購入金額・使用条件であるが、3か月有効=12000円、6か月有効=20000円、乗車可能範囲=R社の全路線(実質的に玉野市・岡山市・倉敷市・牛窓方面など)である。
さて損得勘定であるが、小生が岡山駅まで往復すると840円x2 = 1680円である。そこで、20000円÷1680円=約12回となり、毎月2回岡山を往復するとバランスすることになる。
拙宅から玉野市役所(ここが一番の繁華街)までは260円である。この条件について同様の試算を行うと、20000円÷(260円x2) = 約38.5回となり、月6.5回の割で外出するとバランスする勘定になる。(市内移動は、自転車で可能なので、雨天以外バスの出番はない)
ほぼ毎日スイミングクラブやスポーツジムに通う人なら十分に利用価値はありそうであるが、車を運転していた頃と異なり、最近は外出がひどく億劫になった。
大学病院や日赤病院などに年数回出かける以外には、ほとんど岡山方面に出かける機会がない。
また、当市内の移動には健康管理もあり極力徒歩・自転車などで行っており、バスは雨天の時などに時々利用する程度でしかない。こんな利用率ではこのパスのメリットはあまりなさそうな気がしている。
もう少し自分の生活態度というか、具体的には外出回数を激増するような生活態度への転換(岡山方面での楽しみを作る・・・何か名案があるだろうか?)を検討する必要がありそうだと思っている。今年の検討課題である。
(さらに願わくは、この「ことぶきパス」の料金が半減すれば、さらに利用しやすいのだとも思うのだが・・・。何とかならぬものだろうか?)
追記;
車の運転を止めて気が付いたことだが、面白いことに思ったほど不便でないのである。
生活は極めて計画的になり、不要不急の外出が激減し必要最小限度の外出だけになった。
いざとなればタクシーでどうにかなる。その出費も単価は高いが回数が少ないので絶対金額は知れたものである。
高齢者の方は、一度車の無い生活をシュミレートしてみてはいかがかと思っている。意外と車を止めることが容易であることに気が付くはずである。