12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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スペースの効用

2011年01月20日 07時28分28秒 | Weblog

英文に比べ、日本文を書くときのワープロ作業時間が何倍もかかるのは、漢字変換作業があるからだと最近気が付いた。アルファベットを使用する言語体系の人たちに比べて、我々日本人はどれだけ多くの時間を漢字変換に費やしていることだろかと唖然とする思いに駆られるのである。

 

例えば、日本語では、まず音で入力している。

1.  にほんは、うつくしいくにである。

 

そして、漢字変換を行って、次のように文章を完成している。

2.日本は、美しい国である。

 

漢字は表意文字で、英語は表音文字だと、小生は思い込んでいた。

 

 確かにアルファベット単体の段階では、音を表すだけの機能しかないのだが、単語となると表意文字になっているのではと思い始めたのである。

 

同じ意味の英語で表現すれば。

Japan is a beautiful country.

 

実は、この段階で英文にスペースがあることに気が付いた。

Japan  is   a   beautiful   country 

 

こんな風にばらばらに書いてみると、このスペースはじつに重大な機能を果たしているのである。

 

単語(Word)は明らかに表意単語(文字)になっているのである。スペースの持つ分離機能がこれをもたらしたのである。

 

上記の1.のかな文字列では、とても素早く正確に意味を読み取ることが難しい。そこで漢字に変換して読み取り易くしているのが、日常的に使用している日本語なのであろう。

読む人のために一手間も二手間もかけているのが、日本語なのである。