相田みつをさん。

きのう「ドジョウ総理」のブログで相田みつをさんのこと
を書いたら他にどんな本があるのか？とメールがきた

大きな書店に行けば手にはいると思うが仕事場の書籍棚に
あるものから



「にんげんだもの」これも昭和の時代に購入記録がある
この本から使わせてもらっているのが次のことば



いまが大事・・・ということばの左ページの仏頭にちなんで
「こんな顔で　山田寺の仏頭によせて」という文があるが

この文については記憶ちがいかもしれないが書いてみると・・
確しか昭和五十年代だったと思うが成人の日のＮＨＫの番組で
俳優の大坂志郎さんが、この文章を朗読をしたシーンを覚えて
いる、その時、相田みつをさんの詩であると紹介がありそれで
この「にんげんだもの」という本を購入したと記憶している

その文章だが、山田寺の仏頭の顔が・・・・

やらねばならぬことはただ黙ってやってゆく、という
固い意志の顔である

一番大事なものに
一番大事ないのちをかけてゆく
そういうキゼンとした顔である

・・・・・

息子よ
こんな顔で生きて欲しい
娘よ
こんな顔の若者と
めぐり逢って欲しい

・・・・・

以降、この「いまが大事」ということを若い人に伝えるため
「にんげんだもの」は大事な教科書として紹介してきた

山田寺は奈良・飛鳥の近くにあったが現在はない
そのお寺にあった仏頭は興福寺に置かれていると聞いている
もしかしたら相田さんは見たのかもしれない
あくまでも推測にすぎないことだが・・・



「生きていてよかった」

この本は、その前に発行されていた本を収録プラスしたもの



「育てたように子は育つ」

精神科医が相田みつをさんのことばを解説したもの


その他、たくさんあると思う。
文庫本も書店で見かけたことがある。

ドジョウ総理に海外からの反応！

ロサンゼルス・タイムズ紙が、野田新総理について
「謙虚さが政治家の美徳とされる日本においてさえ
人々が驚くほど謙虚」と人柄を紹介し

ニューヨーク・タイムズ紙は
「野田氏は泥の中でエサをあさる魅力的とはいえない
魚に自身をたとえた」と伝えている

「ドジョウにはドジョウの持ち味がある。金魚のまね
をしてもできない。」と、相田みつをさんの作品の中
から引用したことばで、総理としての自身の心構えを
述べたことが海外で「謙虚で飾らない人柄」と意外な
反響を呼んでいるらしい

きのうの日経夕刊に、東京の相田みつを美術館の入館
者が急増したことと作品のおさめられた「おかげさん」
が売り切れたそうだ
出版元のダイヤモンド社では５０００部の増刷をする
ことを決定したらしい



自らをドジョウにたとえ、「泥臭く、国民のために汗
をかいて働いて、政治を前進させる。ドジョウ政治を
とことんやり抜きたい」と語っている愚直さが二代続
いた思いつ的発言政治に比べれば少しは落ち着いた
政治をやってくれるのではないかと期待している

実は自分が相田みつをさんの作品から大事にしている
ことばで研修でも使っているのに



「自分が自分にならないでだれが自分になる」

これは昭和６０年代前半に購入した相田みつをさんの
「雨の日には雨の中を　風の日には風の中を」
という本の中からもらった言葉でいまでも自分に言い
聞かせて大事にしている


（昭和６２年３月購入のメモ書きがある）

ドジョウさんの話と通ずるものと野田さんの話には大変
共感を覚えた、応援したくなる！