岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

新しい農業経営の形態??

2021年06月27日 | 百姓

令和3年6月27日(晴れ)

今日は朝からお天気が良くて、今日も暑くなるかなと言う感じで怖い。

今日は朝飯前に直売所用にキャベツやブロッコリー、スナップエンドウ、ズッキーニを収穫して出荷しました。8時頃にはほぼ売り切れたみたいで田んぼの草刈りをしながら見ていると沢山の車が直売所の前には停まるんだけど野菜が無いので皆さんが買えなくて行ってしまうので、一寸、草刈りを止めて畑に行ってキャベツを収穫してきて並べてみました。此れも午後には空っぽになっていましたね。

春野菜はぼちぼち終わりなんで、当初、7月に山に行く予定だったので計画通りですね。

では、掲題ですね。当地には色んな農家さんが居ます。農機具をほとんど持たないで基本作業や作業の部分的に委託している方たちとか色んな農業形態で経営している人たちが居ます。其れは、各農家さんの事情によると思いますので仕方ないと思います。

ただ、ある人から聞いた農業経営がぶっ飛んでいて驚きました。実はT君の事なんだけど、その経営形態が凄すぎて唖然としています。経営形態は水稲(3ha?)とキューリ栽培(10アール?)の2本立てです。未だに田植えが終わっていない田んぼが2ha程あるんですけど何時田植えするんでしょうか?

自分が聞いたのは彼の経営形態なんです。先ずは水稲の栽培はしっちゃかめっちゃかで世間からは嘲笑の的ですが、経営も異端でした。先ずは春先にJAと米の出荷契約を結びます。前渡金の受領の契約もします。すると7月上旬に出荷契約の半額以内の金額が受け取れます。此の前渡金(有利子)が運営資金及び生活費になります。其れで、秋には前渡金分だけの米をJAに出荷します。残りの米は市中の資材屋に出荷します。つまり、市中の農材屋からは肥料や薬剤を購入しているんでその支払い用です。当然、利益は出ていないでしょう。昨年、JAからコンバインの中古を購入しているし、キューリの苗をJAから購入しているのでキューリの出荷はJAに出荷しているので其の売り上げはそれらの支払いに充てられます。直売所の売り上げは2000円/日位で1か月5万円程で4か月ほど何で20万円程で各種支払いが有れば利益はほとんどないと推察されます。凄い資金運用ですので、びっくりで有る意味、上手く回しているなと思いますが、自分が考えると「自転車操業じゃないのかな?」

こんな経営形態で良く生活できるものだと思いますが、親の遺産が有るのかなと聞いたら、使い切ってほぼないらしい。親の葬儀もまともに出来なくて親戚が支援して遣ったらしいので凄いですよね。

今日、田んぼに回ってみたら、田んぼにトラクターが置いてあります。深みに嵌ったのか?故障なのか?10日程放置されています。ここは1.2haの田んぼが代掻き待ちになっています。田んぼはグリーン絨毯になっていますね。もう一部の農家さんは落水して中干に入っています。此れから代掻き、田植えで間に合うのか?来週には揚水ポンプが止まるんでどうするんでしょうか?

奥地圃場に回ってみたら、T君が新しい(中古?)のトラクターで代掻きをしようとしていました。先ほどのトラクターは故障で圃場に放置してあったんですね。でも、水の関係で奥地は山水で何時でも入水できるけど、上記の圃場は揚水ポンプの水を使うから代掻きするなら上記の圃場からだと自分は思うけど、やはり、自分とは感覚が違いますね。それにしても新しいトラクターを買う余力が有ったんですね。

そして水稲苗はどうなってるんでしょうか?ここまで維持しているとは驚きなんですが伸びすぎ?蒸れなえ?もう想定を超えているので異次元の世界です。

そういう農業経営もあるんだという事が解りましたけど、これで良いのかは自分ではわかりません。凄い世界です。

明日も草刈りをノンビリやります。

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