自転車作りに燃えている! いや 燃えていた ・・ か?
歳をとり、それなりの分別が身についたのか?、 それとも 銀行の残高を冷静に眺められるようになったためか?
以前ほどには、一気に 自転車作りへと情熱を傾けなくなった気がする。
そんな現状報告と併せて、自転車への想いを書き留めます。
【 デザイン画が出来て ・・ 】
そう! 自転車に乗るのも好きですが、それ以上に 自転車を作るのが好きなのでしょう。
今回も、前回と同様に、購入したフレームから ベアリングなどの部品を全て外し、デザイン画と一緒に、行きつけの塗装屋さんへ依頼に行ったのは 2週間前。
外注した カッティングシートの切り文字(数字)が手元に届いて、それを 追加で送ったのが 一週間前の事。
きっと、今頃は 最後の仕上げに入っている事だろう。
基本の色は “ 黄色 ” (これは外せない!)、それに “ 黒 ” と “ 銀 ” の 合計 3色で、それぞれの色の切り替え部はグラデーション塗装です。
グラデーション塗装は、塗装屋さん泣かせだけど、市販の有名・高額自転車と差をつけるポイントだ。
だって、高額な自転車も殆どは シールを貼って飾ってあるだけだから ・・ ♪
さて、そろそろ フレームが完成するというのに、他の部品が決まっていない。
実は、そこに 自転車作りの 苦悩(?)が潜んでいたりするのです。
【 松坂牛並みの悩み 】
自転車作りは、松坂牛並みの悩みがつきまとうもの。
松坂牛の サーロインステーキ(肉)の値段は、良い部位だと、100 g あたり 1万円ほどになるが、自転車の場合も一緒なのです。
自転車を作る事は、貧弱なエンジン(体力)の者(私)であれば、1gでも軽く作り上げられる様に部品を検討して選別する事に繋がります。
でも、100 g 減らす為に、1万円程度の余分な費用を出すかどうか、ここに悩みが集約されるのです。
例えば、ホイールの選択をするとなれば、前後合わせて 2000 g 程度のセットだと 1 万円程度でも手に入るけど、1500 g レベルのセットを選ぶとなると 最低 6万円以上 9万円程度の出費が必要になるのです。
その上、ホイールのデザインや色は 自転車の顔の一部だから、ちょっと洒落たデザインや色が欲しい!となると、頭脳は妥協すべきと理解していても、煩悩が許さないのです。
【 プレゼントとやる気 】
子供の頃なら誰でも覚えがある筈でしょう。
親に買って欲しいモノがあって、それをオネダリ する時の交換条件を飲んだ事を。
「 じゃあ、いい子にするから、アレを買って! 」 と、
実際、ソレが手に入ったら 何もかにも悩みが解決して、きちんと勉強や宿題もできるし、行儀良く出来る! そんな気になれるから不思議です。
今も子供の時と精神状態に大きな違いはありません。
自転車を作ったら、活力がみなぎり、生活の色々な事が計画通りに進み、色々なところへ 自転車で行って、体力や健康も増して、更に人生が充実する! ・・ だろうと。
だから、無理すれば 購入できる部品をあきらめる “未練” と、自身へのプレゼントで 元気つく “ やる気 ” との バランス取りに苦悩する毎日なのです。
【 目標! 母の誕生日を目指して 】
とまあ、こんな風に悩みの毎日ですが、悩みがあるというのはある意味で幸せです。
そこには 選択をする自由があるし、何より 夢を描いたままでいられるからです。
実際に選択した結果、銀行残高が減ったのを見る時の “ 侘しさ ” よりマシかも知れません。
とは言っても、作成には目標が無ければ、情熱が間延びしてしまいます。
だから、母の誕生日 7月11日 過ぎ、つまり 今年のカレンダーで言えば、7月 13~15日を目標に作成を進めていきましょう。
そして、自転車で里帰り(輪行で・・)して、母の 墓参りをする!
さあ、やっと 悩みの日々から 脱出できそうです。