人口1億人あたりの新規感染者数【感染密度】で各国で比較すれば、感染被害の深刻さの違いが見えます。
2週連続で感染拡大の中心となっている地域は、英国及びEU各国とバルカン半島諸国からロシアにかけての国々です。スペインやフランス、オランダやベルギーなどの国々は再三報道されて注目を集めていますが、アンドラ公国やルクセンブルク、リヒテンシュタインなどの小国での感染拡大の勢いは他国以上で、一層の注視が必要になっています。
個別に見ると、イタリアとドイツは第2波の抑制に成功していましたが、先週頃から抑制が効かず、徐々に感染の勢いが増し、それらの国でも国民への行動規制を避けられない事態へと入っている程で、EU各国共に「クリスマスシーズンまでに抑制させよう」をスローガンにして、国民の不満の解消と協力を得る政策に汲々としています。
一方、6月頃に独特な感染対策の為に各国から非難・攻撃対象となったスウェーデンは、EU諸国と較べても安定した感染密度で推移していて特段に増える傾向も無く、国民一人ひとりの衛生・防疫意識に任せ、行動規制を行なわず、経済的ダメージを低く抑えつつ出ている状態は成功例の一つとも言えます。
出典 : OCHA
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