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『 “サークル練習”が教える、正しい調整とライディング 』を掲載しました

2020-10-22 19:13:26 | 基本講座・ライディング


10月11日に開催した『クリニック』の報告書として、【 サークル練習が教える、正しい調整とライディング 】を掲載しました。
   


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http://gra-npo.org/publicity/report/2020/20201011_rep.html



 
円の外側を周回走行だけの、簡単な “サークル練習”を条件を変えながら行なうだけで、ライディング姿勢の修正やフロント車高の調整、そしてオートバイ本来の特性に合わせた適切なライディングを身に付ける事が出来ます。

そんな “サークル練習” のリポートが、みなさんの安全で楽しいオートバイライフに役立つ事を願っています。


 


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【 以下、その一部を紹介します 】

ライダーがオートバイに対して行なうべき操作は一つしかありません。それは、“荷重コントロール”です。タイヤの中央部なのか、それとも右側なのか左側なのかを決め、正しい位置でブレーキやアクセルを使ってオートバイ(タイヤ)へ荷重を与える事だけです。
   
そんな“荷重コントロール”を意識して適切に行なえる様になると気付く事が二つあるでしょう。一つ目は、上体や上腕を使った無駄な操作よりも、殆ど何もしていない様に見える程にシンプルで少ない操作でオートバイは自由自在に走る事。 二つ目は、荷重が正しく与えられたタイヤの表面(トレッド面)にはそれを示す摩耗痕が残る事です。


 


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よく言われている言葉で、「上手くなりたかったら 8の字練習をしろ」 とか 「8の字を描く走行練習はライディングの基本だ」という言葉があります。が、私はそうは思いません。旋回サークルの大きさを想定せずに、走る度にまちまちな旋回半径で走るだけの練習は、“キー(音程)”を合せず意識もせずに歌を歌う練習をしているのと同じで、ただの自己満足な行為に留まっています。

オートバイの声を聞く会話を深めつつ、オートバイのライディングを上達させたいと願うならば、“キー”である一定の回転半径の円(サークル)を路面に描き、それに合わせた“サークル練習”を行ない、オートバイとライダーが一緒になって“キー”を覚える事が基本なのです。



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世界の新型コロナウイルス被害、国別・人口あたり新規感染者数【感染密度】一覧 #COVID_19(10月21日現在)

2020-10-22 18:18:03 | COVID-19 世界状況

人口1億人あたりの新規感染者数【感染密度】で各国で比較すれば、感染被害の深刻さの違いが見えます。
   
英国及びEU各国と東欧、そしてバルカン半島諸国からロシアにかけての地域が感染中心となり、感染拡大が始まってから3週間が経過して、その勢いは衰えを知らず伸び続けています。メディアが伝えている通り、フランスやイタリア、イギリスなどの諸国は3~4月の第一波を遥かに超える感染密度を記録し続けている事が一目瞭然です。そして、感染中心は第一波の際と同様にベルギーやオランダ、ルクセンブルク、チェコなどの地域ですが、今回の第二波ではウクライナやジョージア、モンテネグロなどのバルカン半島諸国とロシアでの感染拡大が更に顕著に表れています。
    
更に注目すべきは、スイスとスウェーデンです。それぞれに独自の防疫・感染対策を採っている国ですが、今回の第二波への対応が注目されます。特にスイスでは第一波当時の5倍を超える感染密度を記録しており、同国の今後の対応が心配されます。
また、独自の防疫・感染対策で注目され続けたスウェーデンは、隣国のフィンランドとノルウェーが感染密度を長期間低く抑えている事と比較され続け、今後の感染次第で政策に変更があるのか注目もされます。
   
3~4月の第一波当時、諸国はロックダウンという強制措置を採り、2~3ヶ月かけて抑制に成功しましたが、同時に経済損失と文化停滞、国民生活の窮状や政治不信を招いてしまいました。そんな体験を活かして、第一波当時の10倍を超える感染密度を記録している現在、各国共に全面的なロックダウンを避ける政策に四苦八苦していますが、その感染抑止の効果が表れて安定する時期が来春になったとしても不思議ではありません。
また、ワクチン接種の普及が始まるのは来春以降が確実と見られる中、世界各国の政府だけでなく、不満を溜め続けている各国の国民のデモ頻発などの動きにも注目する必要があります。
   
世界は既に、経済や文化だけでなく、政治面でも2019年当時と同じには戻れない現象を数多く見せています。

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出典 : OCHA
#COVID19


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世界の新型コロナウイルス感染、国別・日別 新規感染者数一覧 #COVID-19(10月21日現在)

2020-10-22 17:24:54 | COVID-19 世界状況

世界全体で新規感染者数が増加を始めて2週間余り、その勢いは抑えられず拡大を続けています。その感染拡大の中心地域は、先週に報告と同じく、西欧からロシアまでの広い地域と南のバルカン半島諸国に至る広い地域です。
ただし、国により情報発信に偏りがあり、メディアはフランスやイタリアなどに注目していますが、第一波の時と同じく、実際の感染中心地はベルギーからルクセンブルク、チェコなどの地域だと理解すべきでしょう。
    
その地域から西欧と東欧、バルカン半島諸国へと広がり、特に注目すべきはロシア国内での感染者数の伸びです。同国はワクチンの承認を急ぎ、感染者数発表も安定を装い、国民の不安の増大と政府批判を抑えてきましたが、その感染者数が伸びているというサインは他国と同じに扱ってはいけないからです。
    
今回の欧州全般での感染拡大の原因は、3~4月の抑圧的なロックダウンで負った経済損失と政情不安を解消する為、バカンスシーズンに合わせて行動規制を大幅に解除した事にあると言って間違いは無いでしょう。そして、3~4月当時を大幅に超える感染規模に至ってしまった今、各国共に限定的な行動制限に留める政策を推し進めて、以前の様なロックダウンは避ける方針を貫いています。
経済と政治、国民生活の安定を考えれば当然の事ですが、3~4月当時のロックダウンで収束には 3ヶ月近くかかり、今もなお、治療薬はおろかワクチンさえ無い状況では、今回の第2波が収束する時期は来春になる可能性が大だと言えます。
    
世界は経済や文化の停滞を抑える為、今後共にそれらの活動の促進は続ける事は間違いないでしょう。しかし、そんな時期に世界中の人を招いてオリンピックを開催する事のリスクを負う事に大きな意義があるとは思えません。それは、開催国が負うリスクの大きさ以外、オリンピックを通じて世界中にウイルス拡散をしてしまう危険性を負うリスクの方が大きいのです。
今回、フランスなどの感染拡大だけが注目されていますが、実際にはベルギーやルクセンブルクなどを中心に拡散している現象を見るにつけ、尚更リスクの大きさを考えざるを得ません。

 

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出典 : OCHA
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