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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (6月11日現在)

2021-06-12 21:08:10 | COVID-19 国内状況

新型コロナウイルスによって受ける影響は、都道府県によって人口や感染密度が異なる為、単純に感染した人の人数を比較してみても実感とは異なります。そこで、都道府県別に、新型コロナウイルス禍に 新たに感染した人の人数 と 前週と比較した増加率、そして 都道府県の人口あたりの増加した感染者数割合などを一覧表にまとめています。特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しています。
都道府県別の感染被害を人口対比や週間対比で示した一覧表を見れば、色分けした欄で見れば明らかですが、政府が進めている 関東圏とか、関西圏など大型都市圏に特化した対応では、メディアも注目されない都道府県などで数多くの被害者が生まれ続ける危険性が見えるでしょう。
 

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『 感染密度 』

【 感染密度 】とは、人口あたりの新規感染者数を示しています。各都道府県によって人口は大きく異なりますので、単に新規感染者だけを比較して被害レベルとしてメディアが扱う事は誤解を与えます。人口あたりの新規感染者数を較べる事で、ようやく、その地で住む人々の危険レベルが比較できる上に、それに対応した対策を施す事が可能になります。
ただ、本来ならば、住民一人当たりの医療レベルは都道府県を問わず一定に保たれるべきですが、残念ながら、都道府県によって大きく異なります。その為、【 感染密度 】とその地域の医療状況を併せて検討する事が必須です。
沖縄県は先週に引き続いて高い【 感染密度 】を示し、多くの方が新たに感染している事を示していますが、先週まで高い値を示していた 北海道や大阪府は確実に減少して抑制されています。 一方で、山梨県では新たな感染の高まりを見せており、注意が必要になっています。

 


出典 : 厚生労働省
#COVID19


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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (6月11日現在)

2021-06-12 20:37:50 | COVID-19 国内状況

       
メディアが一番に報道する「新規感染者数」やそのグラフだけを見れば、一見、“第4波” のピークは過ぎた様に考える人は少なくないでしょう。しかし、感染症で最も重視すべき事、人々の生命を守る事を軽視した見方です。


『 重症者数の影で 』

重症者として闘病されている人の人数は、前週の 1157名から 890名へと 167名少なくなっていて、それだけを見れば多くの人は回復して、やがて退院していく様に思われるかも知れませんが、実際は異なります。
この一週間で亡くなった人は 527名です。その多くの方は、重症となって闘病され、残念ながら亡くなっている人も多くいらっしゃると考えると、新規感染者の人数のピークが過ぎたとしても、重症者数の半数以上に相当する人が一週間に亡くなり続け、今が最多の重症者数になっている事を知れば、これから数週間が “祈り” の期間だとわかるでしょう。


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『 グラフだけを見れば 』

グラフだけを見れば、青色線が示す「新規感染者数の増減数」は前週の最悪値から少し減少して、赤色線が示す「治療者数の増減数」は 減少域に入り続けて、このグラフからはピークを超えている状態だと言えます。
しかし、新たな “ 変異株 ” の確認が報告されている現在、ワクチン接種率が充分に高くなっていない事を考え併せると、1月のピークが収まった時と同様に、次の “ 第五波 ” がやってくる事も容易に想定できるので、注意が必要です。


『 介護施設での命を守る為に 』

高齢者の福祉政策は国家行政の大切な大きな柱です。 その柱となっている介護施設の多くでクラスターが発生して、医療機関への入院が断られる中、数多くの方々が亡くなっている事は国の責任と言えます。
国は、全国各地で、一定の統一した集計システムで、インド型やベトナム型と呼ばれる、更に感染力が高いと言われる “変異株” の検査体制を整えるべきです、更に、被害を未然に探知する為に、介護施設を含む地域全体での下水PCR検査などの 検査を行ない、感染の始まりを可能な限り早期に検知する対策を行なうべきでしょう。
そして、沖縄など、感染爆発が確認された地域へ積極的に医療スタッフの派遣や資材の提供を行ない、医療体制の不足や不備などを補い、国民の命を守るべきです。



出典 : 厚生労働省

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手紙「 永い間、お世話になりました 」

2021-06-12 16:05:12 | イベント活動・報告

   
GRAが、永い間、お世話になり続けた方からお手紙を頂戴しました。

その方は、1991年の発足の時以来、イベント開催会場を次々と紹介して下さり、更には、大人数でのイベント開催には欠かせない「ゼッケン」(ビブ)を数多く提供して下さったり、ライディング技術指導役を担当して下さり、イベント保険への加入手配をして下さるなど、GRAの活動には欠かせない大切な役割を担って下さった方です。
  

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その後、活動形態の変化なども影響して、直接にお世話になる事は少なくなっていましたが、提供して戴いたゼッケンの使用や紹介を受けた会場の利用など、その支援を活用して活動を続けていました。

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しかし、GRAの活動がWebサイトを通じての情報発信や啓発活動に重点を移した活動へと変化して、今年の GRA総会にて、使わなくなった器材の廃棄処理の決定に至ったので、お世話になった方へ、長年に亘り使用し続けていた「ゼッケン」の廃棄を許可して戴きたくて手紙をお届けしていました。

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同封しておいた返信用ハガキに書かれた言葉は、この 30年間の様々な想い出と共に、深く胸に刻みつけられた言葉になりました。
この GRAの活動はこれからも続けていきますが、この様な方の支援のお蔭で現在に至っている事を広く知って欲しくて、返信用ハガキに書かれたその言葉を紹介します。

 

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ありがとうございました。 どうぞ、これからもお見守りください。

 


                                                                          NPO法人 GRA 代表 小林 裕之
        

 


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