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COVID-19 国別・日別 新規感染者数 推移表 (4月27日現在)

2020-04-28 13:19:05 | COVID-19 世界状況

 注目すべき国々の 毎日の新規感染者数を表にしています。
日々の新規感染者数を見るだけで、収束に向かっているのか、或いはパニックに陥っている可能性があるのかを推測できます。

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例えば、中国では公式に収束に向かっている事を証明していますが、ロシアは徐々に増えている事が確認できます。また、南米・エクアドルは一気に増えた後に報告が入っていませんので検査体制自体でさえ状態が危惧されます。

また、この表の数字だけを見れば、米国の一日の新規感染者数の数は、日本の累計感染者数を遥かに超える超えており、深刻な状況は判ります。
しかし、正しくは人口を考慮しなければ、世界の国ごとの感染被害の深刻さや国民の窮状は判断できませんので、単位人口あたりの比較表を確認する事が大切です。例えば、米国とスペインを比較すれば、感染者の人数は間違いなく米国の方が多いのですが、スペインの人口は米国の 1/7 程度ですから深刻度や窮状を比較するには 7倍する必要があるのです。
   
特に小国の場合、新規感染者の数字だけを見ていたは窮状を見過ごす事になり、例えば シンガポールやクウェート、カタールなどは 単位人口あたり比較表の確認で困難な状況にある事が充分に予測できます。

この表とは別に 『単位人口あたり、日別・国別 新規感染者 推移表』を 定期的に掲載しておりますので、ぜひ、参考にしてください。

#COVID-19


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【 単位人口あたり 新規感染者数  国別・日別 比較表 】

メディア報道の様に感染者の人数の大きさだけを見て、異なる国どうしで数字をそのまま比較して被害の大小を言う事に意味はありません。
単位人口あたりの 新規感染者の数を比較しなければ医療現場の状況は見えてきませんし、国民が受けている感染への恐怖の程度も較べられないので、比較用の表を作成しました。

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この表から多くの事が推測できます。まず EU諸国ですが、ドイツやフランスは収束へ向かいつつある事が推測できますが、スペインやアイルランドは変わらず危険な状況が続き、一時は危険な状況が続いたベルギーが若干収束の兆しが見える気配がします。
    
ロシアとトルコは危険水域に浸りつつあり予断を許さない状況で、米国は特に NY市の状況が悪くて LA市は悪い状態から回復しつつあるのが推測できます。ただ 経済の中心地 NY市の封鎖は大きなロスを生む為に大統領は苦しい所ですが、全米の状況も含めて良い方向へ向かっているとは言えないでしょう。
米国の隣国・カナダは米国と較べると被害は少ないのですが、日本と比較すると遥かに悪い状況の中で一進一退して封鎖などでは有効な解決策になっていないと推測できます。
   
南米諸国は、医療水準そのものが北米とは低いと推測できますので、その状況が数字以上に懸念されます。その筆頭に立つのが エクアドルで、4月25日の報告でスペインや米国でも記録していない程に深刻な数字を出した後、感染者数の報告が出ていないので、検査だけでなく医療現場そのものが一層心配でたまりません。その隣国の ペルーは 以前から危惧されていた国で感染拡大が一気に起こった後は一定期間後に改めて拡大期を迎えますが、今の中間期に対処不足だと更に大きな波が来る事が推測されます。
更に隣国の チリ では、エクアドルで一気の拡大が発生する前夜の雰囲気を漂わせている数字が続いていて、これらの国々は ブラジルやアルゼンチン以上に 正しい対処が必要で、不足した際には 南米各国へと波及する可能性も少なくないでしょう。
    
そして、それらの国々以上に心配な地域が中東です。元々 イランで一気に広がった感染ですが、イランは公式には収束傾向を示しているものの、カタールとUAE は 感染の一気拡大が表れていますが アルジャジーラを始めとするメディアは積極的に報道さえしておらず、国際的に救援の声が挙げられていないとすれば 地域の大国・イランの影響が大きくあるのではと推測され、各国国民の窮状が更に心配されます。
一方、別宗派の大国・サウジアラビアも 公式発表では一気拡大手前の喰い止めの危険状況ですが、原油価格低迷が当分続く予想の中、国民や外国人労働者の待遇悪化が更に懸念されます。
   
アジアでは シンガポールが過酷な状況です。政府の公式発表では外国人労働者宿泊施設でのクラスター発生との報道が前面に出ていますが、この数値は それ以上に深刻な状況が強く懸念されるものです。
そして、東欧の小国である ベラルーシは ロシア以上に深刻な状況が続いており、医療水準等を含めて考慮すれば スペインや米国以上に過酷な医療現場になっていると確信されます。
他には、トルコとイランと国境を接する 小国 アルメニアは、この表には掲載していませんが、古くから 人種問題で隣国と紛争を続けてきた国で、人口あたりの感染者数は 日本の 10倍、2,000を超える数字を連日続けており、引き続き注視が必要な国の一つです。


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【 考察 】

世界では多くの人々がインターネットを気軽に利用している現代、20世紀初頭のパンデミック・スペイン風邪当時とは異なり、耳を澄ませば世界中から多くの人々の声が届き、その声に励ましの声だけでも届けられる時代です。
各国の 有力メディア機関が国家経済の危機の中、それぞれの国家行政機関の指示に従わざるを得ない状況の今だからこそ、それらの大手報道とは別に 世界中の小さな声を聴く事も現代の私達の責務だと思われます。





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