真実を知りたい-NO2                  林 俊嶺

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疑問だらけ、「ブチャの虐殺」ロシア軍犯行説

2023年03月27日 | 国際・政治

 ウクライナ戦争に対する世界の認識を決定づけたいわゆる「ブチャの虐殺」について投げかけられている疑問をまとめておきたいと思います。
 アメリカの影響下にある西側諸国の「ブチャの虐殺」の報道の多くは、プーチン大統領を悪魔のような独裁者に仕立て上げるために利用され、ロシアを野蛮な侵略国とする認識を世界中に広めることにつながったと思います。そしてそれは、ウクライナ戦争の動向に大きな影響を与えることになったと思います。だから、私は、見逃すことができないのです。


                        ブチャの虐殺の疑問

 ふり返れば、ロシア軍がキエフ(キーウ)から撤退したのは、3月30日でした。そして、翌日3月31日に、ブチャの市長が解放を報告しましたが、その際、なぜかブチャの虐殺については何も語りませんでした。
 その後、ウクライナ国防省も、イルピンやブチャなどを含むキエフ(キーウ)周辺の全域を奪還したと発表しました。
 そして、4月2日に、ウクライナ国家警察がブチャに入り、その際の動画を公開しました。その映像には、破壊された様子は記録されていましたが、なぜか、死体は見えなかったのです。死体が道路上に散乱している映像は、その後、ブチャに入った西側諸国のメディアが撮影したものでした。

 「ブチャの虐殺」については、4月3日に、ドミトロ・クレバ外相イリーナ・ウェネディクトワ検事総長セルゲイ・ニキフォロフ大統領報道官などが、ロシアの「戦争犯罪」を糾弾するかたちで、発表したのです。世界中に衝撃がはしりました。

 その後、4月4日 ニューヨークタイムズは ブチャの街中に遺体が転がっていることを示す衛星画像を公開しました。ロシア軍の犯行を裏づける証拠として、決定的な意味を持つものでした。この映像は、キエフ(キーウ)周辺が解放される前の、3月19日と21日のものであるということでした。

 疑問の一つ目は、ブチャの市長が解放を報告したとき、戦争犯罪や虐殺には一言も触れなかったのはなぜか、ということです。
 
 疑問の二つ目は、ウクライナ国家警察が公開した、ブチャに入った際の動画に 死体が見えなかったのはなぜかということです。

 疑問の三つ目は、米紙ニューヨーク・タイムズが公開したブチャの街中に遺体が転がっているというアメリカの宇宙企業マクサー社の衛星画像が、なぜ、撮影された後、すぐ公表されなかったのか、ということです。

 疑問の四つ目は、ブチャが、人っ子一人いない街になっていたのではないのに、なぜ、3月19日以降2週間以上も、虐殺の事実が明らかにされず、死体が放置されたままになっていたのかということです。ロシア軍が撤退した後もなお、死体がそのまま放置されていたのは、なぜか、ということも疑問です。

 疑問の五つ目は、画像の中の死者の多くが白い腕章をつけていたことです。ドイツのノンフィクション作家トーマス・クレバー氏は、この腕章はロシア兵を識別するためのものであり、ブチャの市民がロシアに連帯して白い手製の腕章をつけたと思われると指摘しているのです。真相はどうなのかということです。

 疑問の六つ目は、ロシア軍が、虐殺した死体を路上に放置して撤退すれば、世界中から非難の声があがり、戦争犯罪として追及されることはわかりきっているのに、なぜそんなことをしたのか、ということです。

 だから、ブチャの虐殺に疑問を抱く人たちは、ブチャの虐殺で誰が利益を得たのかというこを考えるべきではないか、といいます。私も、そう思います。

 疑問の七つ目は、独立した調査がされないうちにウクライナ支援が呼びかけられ、武器供与の取り組みが進んだのは、なぜかということです。ブチャの虐殺報道の前には、ロシアとウクライナの話し合いで、合意の可能性があったといわれています。ブチャの虐殺で決裂することになったというのです。

 だから、ウクライナ戦争でロシアもヨーロッパ諸国も疲弊し、ほくそ笑むのはアメリカではないかということが、問題になるのです。
 もちろん、ロシアが、ロシア軍による「ブチャの虐殺」を認めてはいないことも、わすれてはならないと思います。

 情報源は主に https://www.kla.tv/22232 です。
 また、「ブチャの虐殺 それは偽旗作戦ではなかったか︖ (Massacre in Bucha. Was it a False Flag?)」https://www.globalresearch.ca/massacre-bucha/5776423 や、sputnik日本(https://sputniknews.jp/)、https://english.pravda.ru/、さらに、ロシア語、ウクライナ語を解する日本人のツイートも参考にしています。

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