会場はウナギの寝床のように細長く、
舞台に対して直角に2列なかんじ。
グランドピアノの音は美しく響くけど、
歌声はちょっとエコーがかかったような
すっきりしない音になる。
信夫さんがどうこうではなく、
会場備え付け?のピアノの音が強いので
(大きいではなく、強い、ね)
最初の数曲はピアノのメロディーに歌が流され
歌詞が体に入りにくかった。
フールのあたりで、小山さんが一語一語、
はっきり、強く歌うようになり、
だんだんピアノと歌が拮抗、から、
歌主体になっていった。
バトル、とは違うけど、
バランスの取り合いが手探り、というのかな?
本番にならなきゃわからないこともあるだろうし
演奏者は冷や汗かもしれないけれど、
聞く分には、これはこれで面白い。
小山さんは歌が途切れる瞬間があった。
傷天の歌詞飛ばしは、
演奏者も客も苦笑いでスルー。
フールのピアノを聞いて、
ああ、やっぱりいつもと違うなあ、と。
ほんの少数しかわからない例で恐縮だけど
20年ぐらいずっと麻路さんの「風になりたい」を聞いてきて
あるとき北翔さんで聞いて、
「これが正しい音程だったのか!」と衝撃を受けた時に似ている。
正確さと本人の表現力は別とも言えるか。
「美しい沈黙」は、信夫さんのピアノが入ったことで
より美しいラブソングになった。
信夫さんの髪は立っていて、
天神くんと並ぶとかぶるんじゃないか、
いやでも今の小山さんの髪もボリュームがあるから
マーシーの髪を爆発系にして揃えるべきは、
などと、くだらないことを終演後に話し合いました。
246沿いのお店だったけど
「HEAT OF THE NIGHT」はやらなかった。
駄洒落はダメか。