きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「帝一の國」

2017年05月25日 | 映画
原作未読だけど、評判がいいので行ってきました。
とても面白かった!

吉田さんや山路さんといった大人が
振り切った芝居を真摯にしているので
少年マンガのノリでも話が緩むことなく
最後までテンポが良かった。

菅田くんをはじめ若手も繊細に役を作り込んでいる。
表層的な漫画的表現の再現ではなく
ちゃんと深く役柄を作り込んでいるので
ハイテンションに見える行動も
なぜそれに至ったかがよくわかる。
とある子が挫折して、その後のショットでは
少し違った風貌で出てくるんだけど
なぜそうなったのか、説明が無くても
容易に想像できた。

高校生を演じるには、
みなさん少々年齢がアレかもしれないけれど
芝居が噛み合っているため
なかなかに爽やかな青春映画に仕上がっていた。

帝一が自分の国を作る!
その理由も泣けたなぁ。

戦いと挫折の話で、
ある意味、男子高校生の王道の話。
バランスも良かったな。


それにしても、
フィリップ、アラタ、ヒロム、八雲、進ノ介、ライト、
みんな立派になって!
特にフィリップ!!
いい役者になったなあ。


まとぶんも綺麗だったよ。


ヒロインは「俺物語!!」の子ね。
美人ではないけど可愛いんだなあ。
キックが素晴らしかったよ。


あの「踊り」が民衆な心を一つにするのはよくわかるわ。
後天的とはいえ、もうDNAに刻み込まれているレベルだよね。
マンガでも面白いんだろうけど、実写は圧巻だったわ。

1800円は高いかもしれないけど、
1200円ぐらいなら見て損は無し。
コメント
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