きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)/VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)」

2024年01月07日 | 宝塚(星組)




1月6日15時半公演と、1月7日15時半公演を観劇しました。
1月6日 15時半回

星組RRR、よくまとめているけど、大絶賛というほどではない。
映画を見てると、もうちょい熱さがあってもいい気もするかな。
インド的エンタメ部分を取り払ってシンプルになった主筋を
宝塚らしくアレンジしたかんじかなあ。

映画の音楽はわりと使われているし
最後は駆け足であるものの
ラーマの幼少期もしっかりあり、
映画のエピソードはかなり入っていると思います。
アクションのためのアクションが短めなかんじ。

ジェイクはジェニーの婚約者に格上げ。
ナートゥの脱落では終わらず、
その後に、ビームを助けるジェニーを手伝ったりなど。
そうかあ、とも思うし、
伯父が殺されても笑顔のジェニーはどうなんか、という部分に
公正なジェニーに、力による支配を全肯定しない英国人もいたかもで
ジェイクはそういう部分もあったんじゃないかな、と妄想できた。
そう、植民地と宗主国の関係はほぼなしで
総督側がわりと悪人なので、
ジェイクとジェニーはたんにビーム達を公正に扱っただけ
みたいに私は思えて、
折り合いをつけてくれてありがとう、とも思いました。

ナートゥは大迫力。
客席も、来たぞ来たぞの空気感。大盛り上がり。
オレキザキ総督にうひひ。
ほのかちゃんは悪女ではなく、支配階級の女性。
さりおの実務者振りがとても自然でよろしい。

ぴーすけのペッダイヤは映画では「(未婚の)叔父」らしいんですが、
宝塚版ではやっぱりビームの仲間で、
かのんちゃんとつんつんでサンコイチでした。
ま、そうなるよね。

芝居冒頭で虎から降りるところ、
下手側の顔の輪郭後ろぐらいに梯子が付いているようで、
ロミジュリのバルコニーみたいなかんじの降り方でした。


指田ショー。

ベースはオギーの中でもロマンチカやソロモンの系統。
冒頭やサーカスの場面は妖しく美しいんだけど、
中詰あたりはいまどきの若い子が好きそうなガチャガチャした音楽で、
年寄りの頭には残らない。
衣装とかの美術センスは好きなんだけどな。
音楽の構成がな。
主題歌が弱い。

サーカスの導入部が平沢さんの曲なのかな。
妖しい雰囲気がぴったりでした。
トップが大々的に、こ・れ・が!平沢曲!と歌うのではなく
歌ウマのほのかちゃんが美しく歌います。

客席降りで、ぴーすけとほのかちゃんが近くまで来たよ。
ひゃーん!
ぴーすけは、ソロをもらっというより、
場面をもらったレベル。
せり上がりもあったよね。
ほのかちゃんはタキちゃん系の管理職ルートに入ったのかなあ。
ヒロイン系でいて欲しいような、
活躍して欲しいような。


こっちゃんは実にパワフルでした。
芝居も歌声も。
休養だったの?
インドの山奥で修行をしてきたとしか思えないのですが。
公演のない時は死ね死ね団と戦っていますか?


1月7日 15時半回
昨日よりやや後ろでセンターだったので作品に入りやすかった。
団体戦はいいなあ。
水と火の踊りも良かった。

ビーム髭無し、ラーマの髭も少しだけど、
髭文化の人には映画版の彼らも
こういうかんじのキラキラを感じているのだろうな。

台詞だけだとジェイクが中途半端なかんじだけど、
芝居込みだと、きっとジェイクとジェニーは
総督達と違う価値観を得たのだろうな、と推測できました。
思い込みだろうけど。

2番手としてはまだありちゃんが薄いかな。
ムラが終わる頃には仕上がるかな。


ショーは、なんとなく筋は読めて、概ね好みなんだけど、
中詰の音楽が私はダメで、スーッと現実に戻されちゃう。
若い出演者には合ってると思うけど。

今日の客席降りでは極美さんと天飛さんが近くまで来たよ。
極美さんの生の歌声を聞いちゃった!


インドの創造神は星組を見に来るのかしら。
指揮をするLove一郎先生のお背中も見ていただけるかしら。
考えるだけで胸熱。


110周年。


110周年仕様チケット。


ぴーすけ!


オケ編成。


ホワイエのお花。


公演デザート。
ボヌールの「チャイスクリーム」
2回公演のシナモン版


劇場ロビーの「 R(アール)グレイクラフティ」(たぶんフルールも同じ)
コメント
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