きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「コンクリート・ユートピア」

2024年01月19日 | 映画


災害で地盤が崩れ、
偶然倒壊しなかったアパートの住人たちは、
余所者たちの侵入を防ごうとする。
中心となる男は、実は、、、


精神をゴリゴリ削るエグさたっぷりで、
辛くてしんどいんだけど、
韓国映画はこうじゃないとな!

寒い地域なので住居がなければ凍死する。
アパート(日本だと団地みたいなかんじ)側も
自給ができるわけではなく
周囲に略奪に行く。
生きたいと願いと、エゴが絡み合う。

中盤、女児を庇う男性を
性犯罪者と疑って申し訳なかった。

役のバランスのためかもしれないけれど、
アパート側の管理は女性が大活躍。
日本映画だとこの役は無いよね。


犬は無事ではない、と思います(T_T)
でも、わかる。
まだ「人間」を食べるところまでは到達してない。
(あのままだといずれ到達するのでは)

夫の行動は利己だけではなく、
死を間近に見てしまったからなのだろうな。
自分と妻がいつそちらになるかの恐怖。
これがあるから話も深くなる。

あと、兵役経験がね。
そうかあ。

生きるためには仕方がない?
自分ならどうする?
考えながら見ていたラストは
救いなのか、風刺なのか。
少し外まで出れば助けあう世界が存在する。

「日本語がわかる人は?」って聞く場面があったね。
あのお婆さんは・・・

奥さんは旦那さんを「オッパ」って呼んでた。
字幕だと名前。
この辺を上手く字幕にするのは難しいか。


イ・ビョンホンは端正な原田泰造から
整った遠藤憲一になってた。


これだけしんどい映画なのに、
一気に最後まで見せる
エンターテイメントになってるのが
やっぱりすごいなあ。
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「ゴールデンカムイ」(1回目)

2024年01月19日 | 映画








すごく良かったよ!
制作はキングダムのメンバーなんだよね。
「役者にコスプレ」ではなく、
物語をちゃんと作っていた。

原作者が太鼓判を押したとおり、
かなり原作寄りです。

尺で予想はつくでしょうが、
ほんのさわりで終了です。
見終わって個人的な予想は、
のっぺらぼうが撃たれるまでは作りたいのでは?
なんとなく。
エンディング近くにあれだけのキャラを出したんだから
あと2作ぐらいは作ってくれるよね?


映画の冒頭は二百三高地で、
ここまでがっつり戦争場面が入るとは思わなかった。
山﨑くんの杉元の不死身ぶりも、
ここが原点になる人たちがたくさんいるのも納得できる。

予告の山田さんは棒読み気味で心配だったけど、
映画の中で見ると、
この台詞まわしは女性を感じさせないので、
アシリパさんぽかったよ!
変顔も似てた!
アシリパさんを子役にしなかったのは
続編を作るうちに育っちゃうからじゃ?
大人なら5年ぐらいは体型はともかく背丈は変わらないよね。
あと極寒地ロケだからもあるんじゃないかな。
未成年があの気候で何日もロケって、
やっちゃいけないと思うよ。
その辺を踏まえても子役に、と言う人は、
女児に下ネタ言葉を言わせたい欲の人なんだろうな。

チタタプが、慣れてるアシリパさんと
初めての杉元ではリズムが違うのが映画ならではだね。

他のキャストも合ってたよ!
アクションがバッチリ決まる土方さん!
イケボでカリスマ性がある鶴見中尉!
歯のカタカタがそのままだ!
白石の潜入の気持ち悪さも!
白いモフモフもいた!
リアルだった!

最初の囚人勢揃いには
房太郎っぽいシルエットもあったような。
そこまで作ってくれるかな。
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