きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「帰ってきたドラゴン」

2024年08月10日 | 映画

畳み掛けるような、喧嘩をしているような広東語の掛け合いが懐かしい。
義賊+カンフー。

倉田さんは悪側。
キレキレなアクション!

同時上映「夢物語・奪還」は、
さらわれた孫を助けるために祖父が、という、夢オチ?
いまなお現役アクションスターな倉田さんを堪能。

この回は舞台挨拶付き。
「夢物語・奪還」のヒロインは
倉田さんの空手道場の生徒さん。


5年前に会ったジャッキーの話なども。

現在、世界最高齢のアクションスター。
素敵。

そして、サイン会も開催。

サインする腕の動きすら美しい。
指も長い。
生身の倉田さんをこんな間近で拝見できるとは。
握手もキュッと力強くて、
微笑んでくださって、
昇天。
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第17回 〈世界バレエフェスティバル〉Bプログラム

2024年08月09日 | バレエ・ダンス


― 第1部 ―
「ライモンダ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
マリーヤ・アレクサンドロワ(ボリショイ・バレエ)
ヴラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ)

さすが!の一言。
お家芸をきっちり決める。
通常なら第4部でカテコ2回のこれを
最初にとは、なんたる贅沢。
これぞバレフェス。


「アミ」
振付:マルセロ・ゴメス
音楽:フレデリック・ショパン
マルセロ・ゴメス(ドレスデン・バレエ)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)

バレフェスならではのコンビだけど、
振付自体はなんというか、
ゴメスの得意な動きを組み合わせなだけなような。


「ア・ダイアローグ」
振付:ロマン・ノヴィツキー
音楽:ニーナ・シモン
マッケンジー・ブラウン(シュツットガルト・バレエ団)
ガブリエル・フィゲレド(シュツットガルト・バレエ団)

シナーマンの曲だ!
轟さんの歌声が脳裏に!
動きも面白かった。


「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
永久メイ(マリインスキー・バレエ)
キム・キミン(マリインスキー・バレエ)

これには若いんじゃ、という思い込みを
払拭する永久さんの風格。
素晴らしい。
キムのサポートも優雅。
ダイヤモンドの煌めきペアでした。


「バクチⅢ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:インドの伝統音楽
大橋真理(モーリス・ベジャール・バレエ団)
アレッサンドロ・カヴァッロ(モーリス・ベジャール・バレエ団)
東京バレエ団

寺院のレリーフから抜け出てきたよう。
東バも含め神々しかった。


「海賊」
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ
マリアネラ・ヌニュス(英国ロイヤル・バレエ団)
ワディム・ムンタギロフ(英国ロイヤル・バレエ団)

ドンキより動きが良く息も合っている。
ヌニェスのヴァリはあんまり聞かない曲。


― 第2部 ―
「ソナチネ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:モーリス・ラヴェル
オニール八菜(パリ・オペラ座バレエ団)
ジェルマン・ルーヴェ(パリ・オペラ座バレエ団)

音に合わせて踊る、のではなく、
音そのものを視覚化するような踊り。
これぞバランシン。
眠くならないのはピアニストの演奏が良いから?


「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
サラ・ラム(英国ロイヤル・バレエ団)
ウィリアム・ブレイスウェル(英国ロイヤル・バレエ団)

英国ロイヤル組のマクミラン。
拝む。
恋に落ちたばかりの初々しさ。
簡易なバルコニーは上手側。
そうでなくては。


「マーラー交響曲第3番」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:グスタフ・マーラー
菅井円加(ハンブルク・バレエ団)
アサクサンドル・トルーシュ(ハンブルク・バレエ団)

菅井さん、Aプロとほぼ同じ衣装。
Aプロより短いけど、
もっと違うテイストの方が。


「マノン」より第1幕の寝室のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
ヤスミン・ナグディ(英国ロイヤル・バレエ団)
リース・クラーク(英国ロイヤル・バレエ団)

ナグディがコケティッシュ。
ふたりともほどほど官能的で良い。


「ニーベルングの指環」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:リヒャルト・ワーグナー
ディアナ・ヴィシニョーワ(マリインスキー・バレエ)
ジル・ロマン

まさかまた見られるとは。
神話だ。


― 第3部 ―
「ル・パルク」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
アレッサンドラ・フェリ
ロベルト・ボッレ

本人達はそういう意図ではないかもだけど、
還暦越えの女性が肉欲に忠実になってもいいし、
若くない男性が彼女を求めても良い。
正統ではないが不正解ではない。
納得。

フェリの表現力は衰えず。
リフトも綺麗に反っている。


「うたかたの恋」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:フランツ・リスト
編曲:ジョン・ランチベリー
エリサ・バデネス(シュツットガルト・バレエ団)
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)

ルドルフの部屋を訪ねるマリー。
狂騒的な2人に宿る死の影。
フォーゲルくん、髭が似合う。


「欲望」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:アレクサンドル・スクリャービン
シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルク・バレエ団)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)

アッツォーニもかなり衣装被りだし
演目も被り気味。
悪くはないけど、
Aプロとは違うテイストが見たかったな。


「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ団)
ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ団)

実にドラマティック。
全幕のラストに入り込む。
クランコの物語を踊りに落とし込む上手さも改めて感服。
ドロテが素晴らしい。
マルシャンはあまり髭が似合わない。


「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
菅井円加(ハンブルク・バレエ団)
ダニール・シムキン

ケレン味たっぷり!
バレフェスのドンキはこれですよ。
たくさん回ってもピタッと正面で止まるシムキン凄い。
菅井さんダブル連発。

カテコは女性ダンサー名字のアルファベット逆順。
リアブコとラントラートフが並ぶのは仕方がない状況。

Bプロの方が好みだった。
見入った分、体力大消耗。

KOSEの美容液試供品は遅めに入ると貰えないみたい。


指揮: ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ: 滝澤志野(「アミ」、「ソナチネ」、「ル・パルク」、「欲望」)


◆上演時間◆
第1部 14:00~15:20
休憩     20分
第2部 15:40~16:40
休憩     20分
第3部 17:00~17:55
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「芥見下々『呪術廻戦』展」

2024年08月09日 | 漫画・小説・雑誌








今回は原作作画についてが焦点。
アシスタントさんにふりわけ統合のやり方とか、
ネームは勢いでとりあえず作り編集さんと調整とか、
すごく面白かった。

場面についての作者解説も物語作りも盛り込まれてた。
私の体力では2時間が限度。
情報量多すぎき。

新しい設定が把握できないので
完結してからゆっくり読もうと思っている私ですが
なんとなく今の流れは知っています。
でも、作者コメントで野薔薇ちゃんが「途中退場」と
はっきり書かれていて、少しショックでした。

五条先生の器に、、、までは無かったです。

会場内のフォトスポットはアシスタントさんの背景画。



それぞれのアシスタントさんについても
先生のコメントがありました。
(コメントは撮影不可)

7階にもフォトスポットあり。






ヒカリエ各階にもあるみたい?
会期終了前に行ってみるかな。

ランダム商品も少し買いました。






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「流麻溝十五号」

2024年08月08日 | 映画


最近は蒋介石の見直しが流行りなのかな。
近年に見たホラー系でもあったような。

反共政権が共産主義者を捕縛し、
思想転換のため離島に送る。
彼らの運命は、本島で裕福に暮らしている
蒋介石の一言で決まる。

予備知識無しで見たけど、
普通の字幕が中国語で、
< >とじ字幕は台湾語なのかな。
日本語会話はリアルの会話か、なにかの象徴的なものか。
そのあたりの意図は読めなかったけど、
創作とはいえ実話がベースで、
いまのイメージの台湾ってつい最近できたんだよなあ、を再確認。
もうちょいこの辺を勉強しないとな。

あんなに眠かったのに睡魔は全く来なかった。

「台湾に戻ったら」的な会話があり、
台北がある島は本島で、
国土は私の認識以上なんだな、も。

エンディングに鬼滅の煉獄さんの名前があったんだけど。
クラファン的ななにかのPNとか?

パリ五輪でも「青天白日満地紅旗」よりも
国旗としては緑の台湾旗を、という話を聞いたけど
こういうことか、と思い当たる。
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「レビュー 夏のおどり」@新橋演舞場

2024年08月08日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


諸事情がありまして、本日はマチソワです。
昼公演は3階席。

入場して、まずはフォトスポットへ。


場内のポスターで記念撮影。

舞美さん・・・

前半は和物ショー。
ゴリゴリの白塗りではなく、アップテンポの曲も。
客席降りもたくさん。
コミカルな芝居仕立ての場面で
翼さんがたくさん走っていたみたい。
3階席からでは確認できず。
楊さんはカッコいい殺陣の場面で
黒→白の着物が素敵過ぎ。

舞美さんも可愛らしい歌声たっぷり。

途中の民謡ぽい場面、
みなさん重心が低いだけでなく、
袖が綺麗。
誰1人ひじが見えない。

幕間。
楊さん&舞美さんの好物が入った特製弁当。



どれも美味しく、
中でもとんかつソースが感動もの。
ソースライスで完食。

後半の洋物ショーはオギー演出。
それが目当てという人もいるんだろうけど「ブギウギ」のコーナーが長い。
番組に入りきらなかった部分が見れたのはいいけど、
昭和初期設定のテンポだから緩いんだよね。
いまのOSKはシャープでスピーディーが売りだと思うので、
個人的にはコレジャナイ感が。

ラストの楊さんが羽無しなのは本人の希望なのか
オギーの趣味か。
(オギーの退団公演の実績から、つい考えちゃう)

終演後のトークショー、ゲストは横山智佐さん。
コラボの思い出話など。
♪ 帝国歌劇団〜 
を生で聞いちゃったよ!


夜(夕方)公演はeプラス貸切。




和物ショーは、男役はほぼ洋物化粧、娘役は和テイストなかんじ?
さきほどは3階、いまは2階。
やはり少しでも花道が見えるといいな。
中腰のまま高速移動はからくり人形みたい。

ラストの楊さん、春日野よっちゃんみたいな衣装で
桜の精みたいだった。


洋物ショーは桐生さんもご出演。
神々しい。
腹巻きに下駄の寅さんなのに、
いちいちイケメン。

終演後は団員のトークショー有り。
写真撮影、SNS等アップ可。

楽しかった。


カレーを購入。


今回のカードはこちら。
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8/4めも

2024年08月04日 | 小山卓治


今日のメインイベントは年に1度の入間アミーゴ生声ライブ。
生声ライブ自体は他の会場でもあるけど、
アミーゴの響きはとても美しく、
小山さんの歌声が艶っぽく、楽器の音がふくよか。
小山さんの身体の中の音が聞こえるよう。

「家族」はピアノ演奏で。
「冒険がはじまる」や「ダリア」など、
いま現在幸せな家族の歌が最近多くなっても、
「家族」は過去の歌でも忘れられるのでもなく、現役。

「光のオルガン」はイギリスで見た田園風景が蘇る。

珍しいアレンジはなんだっけか。
「Hot Butter」はコーラス指導付き。
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第17回 〈世界バレエフェスティバル〉Aプログラム

2024年08月03日 | バレエ・ダンス




― 第1部 ―
「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
マッケンジー・ブラウン(シュツットガルト・バレエ団)
ガブリエル・フィゲレド(シュツットガルト・バレエ団)

男性ヴァリはチャイパド、女性ヴァリはチャイパドじゃない方の王子ヴァリ。
ソロで揺らぐ時が少しあったけど端正な古典で溜息。
32回転にトリプル?


「クオリア」
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:スキャナー
ヤスミン・ナグディ(英国ロイヤル・バレエ団)
リース・クラーク(英国ロイヤル・バレエ団)

2024年でもインザミドル系か。
亜流版の中でもかなり本家に近い。
2人の身体能力は見事なんだけど。


「アウル・フォールズ」
振付:セバスチャン・クロボーグ
音楽:アンナ・メレディス
マリア・コチェトコワ
ダニール・シムキン

古典動きベースのコンテ。
縞々衣装を含めセンスが良いな、という印象。
高い技術がさりげない。
遠目だと学生コンビの体型。


「くるみ割り人形」
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
オリガ・スミルノワ(オランダ国立バレエ)
ヴィクター・カイシェタ(オランダ国立バレエ)

くるみ前半の音楽のみを使った踊り。
長めのデュエダンってかんじ。
これだけの出番は勿体無いし、
この踊りなら羽山先生に、、、


「アン・ソル」
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:モーリス・ラヴェル
ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ団)
ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ団)

あー、いかにもロビンズ。
悪くはないが、良さもかんじられない。
ドロテの体力に合わせたのかなあ。
もっとパリオペらしいのが見たかった。

下の階の咳の音が響きまくり。
数名のうち繰り返しのおじさんっぽい咳に少しイライラ。


― 第2部 ―
「ハロー」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:ジョルジュ・クルポス
菅井円加(ハンブルク・バレエ団)
アレクサンドル・トルーシュ(ハンブルク・バレエ団)

男女の痴話喧嘩的で物語が見えるようで、
菅井さんの身体能力も堪能できるけど、長い。


「マノン」より第1幕の出会いのパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
サラ・ラム(英国ロイヤル・バレエ団)
ウィリアム・ブレイスウェル(英国ロイヤル・バレエ団)

知っている世界に帰ってきた安心感が会場に漂う。
まだ清純なマノン。
マクミランらしい2人の動き。


「ル・パルク」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
オニール八菜(パリ・オペラ座バレエ団)
ジェルマン・ルーヴェ(パリ・オペラ座バレエ団)

静謐で官能的。
全幕の一部のような、完璧な世界。
虚飾を削ぎ落とした2人だった。
と思いつつ、
キスしながらグルグルは頑張れ!の気持ちが。


「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
永久メイ(マリインスキー・バレエ)
キム・キミン(マリインスキー・バレエ)

キムの超絶技巧で、やっとバレフェスらしくなる。
永久さんは可愛くて腕が長いけど、
キムと並ぶとスター性が薄い印象。
2人ともバランシンさはなく普通に古典で、
キムは捩じ伏せて自分のものにして、
永久さんはワガノワらしさのまま、みたいな印象。

ハローなど楽器が少ない演目は咳が目立つ。
マスクしてる?
かなり下の階だと思うけどマスク有りでこんなに響く?

5分巻きぐらいで進行。


― 第3部 ―
「3つのグノシエンヌ」
振付:ハンス・ファン・マーネン
音楽:エリック・サティ
オリガ・スミルノワ(オランダ国立バレエ)
ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ団)

作品自体はロビンズ系で目新しさはあまりないけど
2人の吸引力が強くて目が離せない。


「スペードの女王」
振付:ローラン・プティ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
マリーヤ・アレクサンドロワ(ボリショイ・バレエ)
ヴラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ)

物語の一部を見ているよう。
スケールの大きい踊りはさすがボリショイ。
久々に生のボリショイを見られて嬉しいような、
モスクワ組と思うと複雑なような。


「マーキュリアル・マヌーヴァーズ」
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルク・バレエ団)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)

なんだろう、クランコ的なかんじ?
古典っぽいパドドゥウなので満足感はあるけど、
この2人ならノイマイヤー作品を見たいような。


「空に浮かぶクジラの影」
振付:ヨースト・フルーエンレイツ
音楽:レナード・コーエン、ルー・リード、アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ
ジル・ロマン
小林十市(モーリス・ベジャール・バレエ団)

いかにもジルの感性だなあ、という印象。
空に漂う雲を見ているような。
雲の中に鯨を見る。

10分の休憩ではトイレは無理。
開演前に餅を食べて正解。
タイムスケジュールは予定通りに戻りました。


― 第4部 ―
「アフター・ザ・レイン」
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:アルヴォ・ペルト
アレッサンドラ・フェリ
ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ団)

変わらぬ肉体美のボッレに対しフェリの体型は崩れている。
というか緩んでいる。
この体型で舞台に立つか、
いや立つ意義はあるにしても、それをバレフェスで?
と思いつつも、
やはり表現力や存在感は抜群だし
曲のテンポが緩やかなのでムーブメントは美しい。
ポアント無し。

フェリを見るのはこれで最後かなあ、と思って何年経ったのだろうか。
ちなみに引退公演は2007年。
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/0c24ff06c7b50049c0eee5c1bd41d3b2


「シナトラ組曲」
振付:トワイラ・サープ
音楽:フランク・シナトラ
ディアナ・ヴィシニョーワ(マリインスキー・バレエ)
マルセロ・ゴメス(ドレスデン・バレエ)

フェリが出た瞬間の体型ショックより踊りが良かったので
余計にヴィシの身体が固くなったと感じた。
DVDのエレイン・クドウ比で身体が動いていない。
元々が技術系ダンサーなのでヒシヒシと。
年齢を考えれば当然だけど、やっぱりショック。
ゴメスはタキシードが似合うからOK。
ファニーガラを期待しているよ。


「椿姫」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
エリサ・バデネス(シュツットガルト・バレエ団)
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)

やっと!
現役のカンパニー看板スターが来た!
輝きが段違い。
バデネスの踊りがきめ細かい。
フォーゲル君はそつないけど無味無臭な子だったのに
恋に浮かれて可愛いアルマンだった。
ズサーっから、よくぞここまで。
来日公演は彼にするか。


「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
マリアネラ・ヌニェス(英国ロイヤル・バレエ団)
ワディム・ムンタギロフ(英国ロイヤル・バレエ団)

期待していたんだけど、リフト無し。
出だしの、こういうイベントだと片手リフト2回になるところも
フィッシュダイブの前も。
コーダもムンタギロフが回り終わったら
ヌニェスが袖から走り込んで決めポーズで終了。
回らない。
省エネでした。
まあ、無理せず。

ヌニェスのヴァリは扇子あり。
32回転は少し足りなかった。
ダブルあり。

プロだから踊れているけど、
先ほどのシュツットガルトペアのような
息が合っているというほどでもない印象。

カテコは女性ダンサー名字アルファベット正順。
公演終了のアナウンスは18時25分ぐらい。

体力は、大消耗は感じられず。
平均年齢が高いし、バリバリでバチバチの古典対決でもないし。
古典演目で技術系ダンサーはキムぐらいか。
まあ、面子とプログラム的にはこんなものか、ってかんじかな。
安い席で正解だね。


指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:菊池洋子(「アン・ソル」、「ハロー」、「ル・パルク」、「3つのグノシエンヌ」、「マーキュリアル・マヌーヴァーズ」、「椿姫」)
チェロ:長明康郎(「ハロー」)


◆上演時間◆
第1部 14:00~15:00
休憩     20分
第2部 15:20~16:15
休憩     15分
第3部 16:30~17:20
休憩     15分
第4部 17:35~18:30
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「マッドマックス」(午前十時の映画祭14)

2024年08月03日 | 映画


なんとなく粗筋は知っているけど見るのは初めて。
普通のアメリカの街のできごとだった。
緑がたくさん!
カーチェイス、なんて生やさしいものではない
ド迫力の追いかけっこが常軌を逸しているなど
デスロードの原型が随所にあり、なるほど、と。
ここからアチラ方面へはどうやって展開したのか。
2を見ればわかるの?
メル・ギブソンが若い!

暴走族はいま見ると、若くない男がいきがってと思うけど、
当時は悪と恐怖の軍団だったんだろうな。
間近にいたら怖い。
ちょい前の作品だから現代物でも容赦ない暴力と死。

犬、、、
彼氏、尻から、、、
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