【街かどのパフォーマンス】高崎明・著(太郎次郎社)
障害=欠陥。障害があるより、ないほうがいい。
こうした視点を転換することは、なかなか難しいと思う。
いろいろなことを言ってみても、「綺麗ごと」になってしまう気もする。
しかし、「街かどのパフォーマンス」を書いた高崎明さんは、障害がある人の存在をとても魅力的な存在としてとらえている。「綺麗ごと」ではなく、心の底から、「彼らと一緒に生きていきたい。そうしたほうが楽しい」と感じている。
「あとがき」によると、高崎さんは、大学卒業後、会社員になった。
しかし、山が好きで、マッキンリーに登るため会社を辞めた。
その後、富士山を登山中の事故で、大怪我をしてしまう。やがて、養護学校の先生になり、それまで出会ったことのなかった障害児たちと向き合うことになった。とてもユニークな経歴の持ち主だ。
まっすぐに教育の現場に入らなかったからこそ、高崎さんは、とても新鮮な気持ちで障害児たちと触れ合うことができたのかもしれない。
高崎さんは、障害児たちと街の中でお芝居をしたり、月1回開催される地域の市場で「うどん屋」を開いたり、学校を飛び出して、さまざまな活動に取り組んだ。
そうした活動の中で起こった出来事や、そこに参加した人たちからの感想などが、この本にまとめられている。
高崎さんの言葉を読むと、障害のある人と向き合うことは、障害のない人が自分自身の「生」と向き合うことなのかもしれないと思う。
高崎さんたちの活動に参加したら、自分も、これまで忘れていたり、気がつかなかったことを発見できるのかもしれない。生きる意味をあらためて問い直すことにつながりそうだ。
障害=欠陥。障害があるより、ないほうがいい。
こうした視点を転換することは、なかなか難しいと思う。
いろいろなことを言ってみても、「綺麗ごと」になってしまう気もする。
しかし、「街かどのパフォーマンス」を書いた高崎明さんは、障害がある人の存在をとても魅力的な存在としてとらえている。「綺麗ごと」ではなく、心の底から、「彼らと一緒に生きていきたい。そうしたほうが楽しい」と感じている。
「あとがき」によると、高崎さんは、大学卒業後、会社員になった。
しかし、山が好きで、マッキンリーに登るため会社を辞めた。
その後、富士山を登山中の事故で、大怪我をしてしまう。やがて、養護学校の先生になり、それまで出会ったことのなかった障害児たちと向き合うことになった。とてもユニークな経歴の持ち主だ。
まっすぐに教育の現場に入らなかったからこそ、高崎さんは、とても新鮮な気持ちで障害児たちと触れ合うことができたのかもしれない。
高崎さんは、障害児たちと街の中でお芝居をしたり、月1回開催される地域の市場で「うどん屋」を開いたり、学校を飛び出して、さまざまな活動に取り組んだ。
そうした活動の中で起こった出来事や、そこに参加した人たちからの感想などが、この本にまとめられている。
高崎さんの言葉を読むと、障害のある人と向き合うことは、障害のない人が自分自身の「生」と向き合うことなのかもしれないと思う。
高崎さんたちの活動に参加したら、自分も、これまで忘れていたり、気がつかなかったことを発見できるのかもしれない。生きる意味をあらためて問い直すことにつながりそうだ。