ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【社員がみんなやさしくなった】ヒューマンスキルを磨くこと

2011-01-29 23:52:31 | Weblog
社員みんながやさしくなった
渡邉幸義
かんき出版



最近、気になっていたのが「ヒューマンスキル」という言葉。

仕事だけでなく、友人との関係でも、「どういう人間か?」ということは常に問われるものだし、「人間力」、「人間性」、「人徳」とか、そういう感じかなぁ…と、いろいろ想像していました。

でも、正直にいうと、なんとなくもやっとしている印象もあって、つかみかねています。

アイエスエフネットグループ代表の著書「社員がみんなやさしくなった 障がい者が入社してくれて変わったこと」のなかにも、「ヒューマンスキル」に関する記載がありました。

「どんなビジネスであれ、最終的には人と人とのやりとりになります。そのときいちばんものを言うのは、どれだけ相手の気持ちになれるかです。お客様の気持ちになれるか。目の前のお年寄りの気持ちになれるか。『利他の心』だと私は社員たちに言っていますが、それを支えるのはヒューマンスキルなのです」

おそらく、ヒューマンスキルが備わっている人は、相手の気持ちを想像できる人。
相手の気持ちに寄り添って行動をとれる人、ということになるのでしょう。

口先でどんなに素晴らしいことを言っていても、本当に、他人の気持ちを推し量ることができる人かどうかってことは、自分が考えている以上に、相手や周りの人に伝わってしまうものだと思います。

他人が他人である限り、100%理解しあうことはできないけれど、互いに相手を思いやる心やその姿勢があるかどうかで、その関係を維持できるかどうかが決まってくるとも思います。

ヒューマンスキルって、たぶん、本質なんですよね。

それを磨くことって?

とりあえず、老若男女問わず、「素敵だな」と思う人のお話に、よく耳を傾けて、吸収することから始めてみようかな。

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【自分の感受性くらい】新年にガツンと一発、自分に喝を!

2011-01-03 19:38:37 | Weblog
永遠の詩 (全8巻)2 茨木のり子
茨木 のり子
小学館



茨木のり子の詩「自分の感受性くらい」は、おそらく作者が自分自身に向けて投げかけた詩でしょう。

しかし、この詩を読んで、自分の甘えに気がついたり、背筋が伸びた人は少なくないと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この後半には、ガツンと喝を入れられます。

新しい年は、この詩で、「よし、やるぞ!」と気合いを入れて、スタートしようと思います。
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