![]() | 社員みんながやさしくなった |
渡邉幸義 | |
かんき出版 |
最近、気になっていたのが「ヒューマンスキル」という言葉。
仕事だけでなく、友人との関係でも、「どういう人間か?」ということは常に問われるものだし、「人間力」、「人間性」、「人徳」とか、そういう感じかなぁ…と、いろいろ想像していました。
でも、正直にいうと、なんとなくもやっとしている印象もあって、つかみかねています。
アイエスエフネットグループ代表の著書「社員がみんなやさしくなった 障がい者が入社してくれて変わったこと」のなかにも、「ヒューマンスキル」に関する記載がありました。
「どんなビジネスであれ、最終的には人と人とのやりとりになります。そのときいちばんものを言うのは、どれだけ相手の気持ちになれるかです。お客様の気持ちになれるか。目の前のお年寄りの気持ちになれるか。『利他の心』だと私は社員たちに言っていますが、それを支えるのはヒューマンスキルなのです」
おそらく、ヒューマンスキルが備わっている人は、相手の気持ちを想像できる人。
相手の気持ちに寄り添って行動をとれる人、ということになるのでしょう。
口先でどんなに素晴らしいことを言っていても、本当に、他人の気持ちを推し量ることができる人かどうかってことは、自分が考えている以上に、相手や周りの人に伝わってしまうものだと思います。
他人が他人である限り、100%理解しあうことはできないけれど、互いに相手を思いやる心やその姿勢があるかどうかで、その関係を維持できるかどうかが決まってくるとも思います。
ヒューマンスキルって、たぶん、本質なんですよね。
それを磨くことって?
とりあえず、老若男女問わず、「素敵だな」と思う人のお話に、よく耳を傾けて、吸収することから始めてみようかな。