ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【激しく倒れよ】栄光のあと

2014-05-29 07:59:34 | Weblog



栄光を手にすることは難しい。

しかし、失った栄光を忘れ去ることはもっと難しいものなのだ。

そして、さらにいえば

失った栄光をふたたび手にすることの難しさは、それらの比ではない。

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沢木耕太郎さんのノンフィクション「儀式」の中に、
上記の一節が書かれています。

24歳でこの一節を書いた沢木さん、すごいなって思いました。

一つの夢を追いかけて、
その夢が消えたとき、

ふたたび、熱い気持ちで、
別の夢を追い求めることができるでしょうか。

切り替えとか、転身とか、
言葉ではいえるけれど
簡単ではない気がします。

時間が解決するのか、
周囲の環境に癒されるのか、
それとも、
まったく違う価値観で、新しい夢を持つのか。

結局、どう生きるのか。
それを試されるのかもしれません。
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【最低で最高の本屋】成長のために必要なもの

2014-05-27 07:59:46 | Weblog




強くなる方法、
それは、
自分の弱さを知ること。

最近、私自身が、気がついたことの一つです。

大人になると、ある程度、
自分のことを分かっているつもりになります。

でも、自分のことって、案外、見えていない。

何か大きな出来事やきっかけがあり、
壁にぶつかった時、
どうしてだろう?と原因を考えることになり、
それが、自分自身について考えることにつながるのだと思います。

私って、弱いんだな。
私自身、最近、気が付きました。

壁にぶつかるということは、
自分自身が成長できるチャンス。
そんなふうに捉えられる気がします。

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辛いことやアクシデントが起きたときに
もし僕が逃げてしまっていたら、
それを越えるまで同じような試練を投げ続けてくる。

自分がちゃんと向き合って、
乗り越えないことには
同じような問題が起きる。

それをどうにか頑張って乗り越えたら、
神様はひとつくらい小さなご褒美をくれる。

絶対に越えられない壁はない。

越えられるから新しい事件が起きる。

それが一生続く。

ただ自然に成長することってないんだと思います。

気を抜いていると
忘れた頃に課題はやってくる。

でも、不幸の手紙のようにやってくるわけじゃなくて、
原因は全部自分がつくっているのです。

誰のせいにもできない、
やっぱり自分のせいなのです。

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「最低で最高の本屋」(松浦弥太郎・著)の一節です。


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【常識にとらわれない100の講義】自分に穴を開ける

2014-05-12 07:40:58 | Weblog



「穴をあける」ことによって
初めて「つなぎとめる」ことができる。

面白い。と感じました。
人間関係の解説です。

著者は、工学博士なので
このような例えになったのかもしれません。

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しっかりした関係を結ぶというのは、2種類ある。
一つは、お互いの接している部分が溶け合っている状態だ。

これは金属を溶接するのに似ている。
言葉を変えると「癒着(ゆちゃく)」。

非常に強固な関係を結ぶことができるのだが、
欠点は、簡単に切り離せないということ、
片方が倒れると共倒れになる。

もう一つの関係は、
お互いが自分に穴を開けて
そこにボルトを通して構造的に結びつくというものである。

穴を開けるというのは、
自分の一部を損傷し、
つまり妥協をして、
相手のために切り捨てるということだ。

友達でも、恋人でも、関係を結ぶときには、
なにかしらの犠牲を伴う。

ようするに、関係を結び、構造的な一体性を得るためには、
それぞれがある程度の犠牲を強いられるという認識があればよい。

それが大人というものである。

無理に関係を結ぶ必要はない。
自分にあく穴の大きさを考え、
価値がある関係かどうか吟味した方がよい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
森博嗣さんのエッセイ
「常識にとらわれない100の講義」にあった言葉です。

自分に「穴をあける」って、勇気が要りますね。

でも、「穴」をあけたことによって、
違う角度から物事が見えたり、
自分の幅が広がったりして、
強くなれることがある気もします。


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好奇心と比例する

2014-05-08 07:35:55 | Weblog




人間の心の豊かさは、
どれだけ好奇心を持っているかに
正比例するのではないかと思います。

好奇心は自分の知らないことを察知させ、
それを知るための道筋を照らし、
それを知るための原動力になります。

知らないことに触れたときの喜び、
それが内面の豊かさを増していくのです。

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ライター・小松成美さんの言葉です。

人は、人によって成長する。

その通りだと、思うことがよくあります。

自分と違う、他人と出会うことで、
自分が成長できるのだと思います。

自分自身に向き合うことも大事ですが、
他人に向き合うことで、
自分が見えてくる気がします。
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